あたしは基本的に自分で使う目的でMFを作成してます。ある時、あたしがプレイングしてるPCにファミリア(アニマルコンパニオン)が来ました。黒猫さん。で、某作業でエポパテ盛るついでにちょこちょこっと練ってみたのがこれです。ちなみにまだ最初のパテ盛り段階です。


あたしのPC、<あーしぁちゃんシューティングモード!>と並べると大きさ(小ささ?)が分かると思います。アーシァでベース底から帽子のてっぺんまでの全高35mm。<謎猫>は全高12mm。もちろんベース込みですので、<謎猫>本体は1cmありません。余程小さなディスプレイで見ていない限り、この写真はいつもながら「拡大写真」です。

で、今野君にいつもながらばたばたで複製してもらい(すまん)、出来たのがコレ。
しっぽがきゃわいいっしょ? 猫ファンの「がらもん」にインターネットで捜してもらった写真の中で、ちょこんと座ってる子猫が気に入ったので、それを基にしてみました。
光っていて分かりづらいと思うのですが、一応目立つ毛並みも刻印してあります。黒猫予定なので、少しは凹凸がないとさみしいかなぁ、と思いまして。塗ったら黒一色じゃ、ねぇ・・
さて、ここまで来れば後は塗るだけ。そう思ったときにふと思い出したのがゲーム仲間のジェレ(仮名w)。彼は以前のOff会であたしからリーパー社のファミリアセットを購入しています。「もったいないですが、切った貼ったでTressymをこさえる予定です」だそうで。
(注:トレシムってのは有翼猫です。エターナルチャンピオンシリーズのホイスーズみたいな幻想生物ね)
で、それがどうなったかなぁ、と。んでメールで聞いてみました。
ジェレ「さてさてうちの翼猫君ですが、あてにしていたPsudeDragonの翼が大きすぎることが判明。ショックを受けているところです。
自作するほどの腕はなし、かといって同じパックに入っている鷹(?)や蝙蝠の羽をもらってしまうのも惨い話しだし・・というところで悩んでいます」
そんじゃ一回あたしのアトリエに来ますか? と誘って、「猫&猫大会」開催決定、ぱちぱちぱち。
エポパテの改造は本当に基礎工作だけですので、簡単にできるんです。で、ジェレ君に直接説明しようというのが主旨ですね。
猫&猫大会
っつーことで連休の5月4日。あたしんちにジェレが来ました。まずあたしが簡単に羽根の作り方を説明し、それを彼が真似してみるという形です。で、あたしの方は<謎猫>を塗ると。んで、名付けて「猫&猫大会」。
まず羽根は簡単な展開図を書いてから、プラ板で芯を作ります。で、それをMFに固定してから、パテで包む様に盛りつけ。羽根の付け根もパテでそれっぽくモールドして強化します。
で、ジェレが挑戦している間に塗れたのがこの子。なんか黒一色ですがね、写真だと。
プライマーを薄く手塗り、スーパーサフェーサー&ベースホワイトをスプレー。そんでモールドが埋まらないようにとMr.カラー62番をうす〜くうす〜く、エアブラシ。次いで下地色の紫。昔、作例を作った某MS用の暗い紫があったのでそれをエアブラシしました。
基本塗装はタミヤエナメルのXF-1をハンブロールのシンナーで溶き、四回に分けてウォッシングしました。その後で手製のフラットクリアーをまたかる〜くエアブラシし、細かい部分をシタデルカラーで塗り分けてあります。
こっちはあーしぁちゃんとのTwo Shoot。ブーツくらいのたっぱしかないですな。
ベースを寄せると窪みが合うので、左の様に置けます。こんな風にうちのMFのベースの隣にちょこん、とね。大抵のでふぉるめたる系、MH系に合います。
あたしがこの子を塗っている間、一方のジェレ。最初のチャレンジは失敗。でもその教訓を生かし、二回目は「かわいい」と嬉しそう。刻々と出来てゆくトレシムの羽根を見ながら、ふとあたしの机に目を移しますと・・・。そこにはあたしが最初に作り方を説明した時に、適当に切ったプラ板が。羽根の芯になる部分ですね。で、ふと、それをうちの<謎猫>にあててみたら・・・。
ぐゎるま:「見てみて、なんかぴったし!」
ジェレ:「あ、いいですね。それでトレシム作ったらどうですか?」
ぐ:「え〜、この子は<謎猫>だよ。トレシムにするには前足の上に筋肉盛らないと。羽根くっつけてるだけならともかく」
って話の結果、なぜか「トレシムのコスプレ」に。
ジ:「おもいっきりわざとらしい羽根、どうですか?」
ぐ:「黒猫なのに鷲の羽根みたいに茶のグラデとか? いっそのこと天使みたいに白いのとか。んで紐でゆわいてあるの」
ジ:「ベルトで止めてるんでしょう」
ぐ:「バッサバッサと口で言いながら走る。すると背中で羽根がグラグラ揺れてんの」
なんてわやわや言いながら、あたしは今野君が予備に量産しておいてくれた<謎猫>に羽根を付けてみました(今野君多謝)。
ぐ:「なんかさぁ、ゴーグル欲しいなぁ」
ジ:「あ、昔のパイロットみたいな帽子、どうですか?」
ぐ:「飛行帽? かわいいかも。耳がちょこんと出てるの」
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で、出来たのがこの子。右はノーマルとのTwoShootです。お遊びなので、塗装は適当です(すまん、猫。インパクト重視だと思ってちょうだい)絹のマフラーして飛行帽にゴーグル。そんで真っ白な羽根をベルトでとめてます(爆)。
いやぁ、単なるお遊びだったんですけどね、一番盛り上がってましたね。
ぐ:「命名。<にせシム>、あるいは<えせシム>。でも、これでゲームに出しても小さいから気が付かないんじゃ、コスプレって」
ジ:「そこがいいんです」
ぐ:「コスプレエルフに対抗してコスプレ猫。なんか意味分からん!」
で、<謎猫>フィギュア、ここでお終いではありません。もう一種、いるんですね、隠し球扱いのが。
それがこれ。
ちょっと見、分からないかもしれませんが、この子、透明です。ただ黒猫っぽくちょっとだけクリアー色を付けてます。
レジンキャスト系には透明の素材があるんですね。ただ、高いのと不良品が発生しやすいのと、硬化にやったら時間がかかるのと・・・。とにかく透明になる以外ほぼ全部マイナスな素材。生産工程が面倒なのと時間がかかるのでまず生産品には使用できません。
でも、自分用のお遊びフィギュアならそれでもOK。
今回使用したのはAFVファンならご存じでしょう、某有名店員、5嶋氏(仮名)のお薦め品。以前使ってた透明キャストETが絶版になっちゃったので、何かいいのない、と聞いていたら数ヶ月して、「これがいいよ」との事。
IMC(イメージ・モデリング・クリーチャー)社の「スーパースケスケ」。ここのは妙な商品名のモノばっかりなんですが、AFVファンにはこれまた有名で、鋭い批評でも有名なクリッパーモデルのM氏が愛用しているなど、物によっては評判のよいものも。ただ、あたしが使った事があるのはハズレが多かったんで・・・
ぐゎるま:「IMCか。どうかなぁ、アタリハズレでかいからなぁ、あそこのは」
5嶋:「絶対コレだって。いいから使ってみてよ」
ってことで。レジでお金払って、さて、帰ろうとしたら、
5:「あ、出来たら結果教えてね」
ぐ:「? 結果? おい、5っちゃん、ひょっとして、使ったことないの、コレ?」
5:「うん」(あっさり)
ぐ:「ちょっと待てぃ、それを勧めるか、普通!」
しかし5嶋氏、慌てず騒がず。
5:「だって透明キャストって今、それしかないよ。それ勧めるしかないでしょ?」
ぐ:「・・・」
5:「でもどんな感じか分からないから、ET使ってたぐゎるまさんが使ってみて代用になるんだったらさ、他のお客さんにも安心して勧められるから。やっぱり勧められないでしょ、試してないのは」
相変わらず、正直なのかいいかげんなのか分からん奴だなぁ、5っちゃん・・・。
結果。
硬化時間は表記以上に温度差が出ます。4月のちょっと肌寒い日にやったら、型から出せるまでで48時間。触れるようになるまでに1週間かかってます。一方、暖かかった5月5日にやったら、同じ硬化剤の配合比で12時間で型から出せました。
んで、気になる気泡の方は、ゆっくり固まるせいか、すっごく少ないです。流す時に注意しておけば、ほぼ表面には残りません。上に抜けるので湯口の調整だけでとっても綺麗な透明複製品ができます。もうびっくりって程。<謎猫>の毛筋一本まで分かります。硬いのでその後の保管が大事なのは同じですが。
5っちゃん、ひさびさにアタリだったよ、これ。ま、ちょっと慣れがいるけどね。ただね、ポリパテの臭いに弱いあたしには、この臭いがつらすぎ・・・。それさえなきゃ最高だったのに・・・・。ま、ポリパテに慣れている人には支障無いだろうけど。
さてさて、そんなこんなで<謎猫>嬢s、大集合の図。

2002年11月3日。AMC2002会場にて。
ほんの数日前に、あたしから急遽売り子にご指名されたジェレマイア(PCネームね)、通称じぇれじぇれと二人で会場のブースに座ってました。 イベントはコンベンションなのでゲーム中はやることnothing状態。で、いろいろ話しているときに、新作のかえるさんMFが話題に。会場で暇なので原型造ることになっていたのですが、忙しかったので原画も描いていない状態でした。というわけでどんなのにするのかはその場次第。
前回ファミリアとして造った猫が、結構リアルタイプだったんですが、これが塗りにくい塗りにくい。特に目。猫ですからすっごく小さい上に、やっぱり猫目に塗りたいでしょ? 仔猫なので頭部をデフォルメしてかな〜り大きめにしていたはずなんですが、実際に塗ったら大変でした。というわけで今回はでふぉるめたる風に行くことにしました。で、出来たのがこの子。

あーしぁちゃんとのツーショット。かえるでかいなぁ。あーしぁ自体小柄だから余計目立つんですけど、やっぱりでかいですねぇ。でもそのおかげで塗りやすくって楽しいです。
元々かえるさんを造る事になったのはジェレマイアのお茶目が原因。9月、10月と二回続けてセッション中にポリモーフ・かえるさん、をあーしぁがくらったので、「ピンクのけろっぴ」とかいう謎のNPC(?)をジェレが勝手に設定、「あれは一体誰なんだろう」とか白々しいことをのたまりおってからに・・・。
で、ネタを振られた以上、対応せにゃならないのが企画屋のサガ。しかも「人を呪わば穴二つ」って事でジェレも巻き添えにしてやろうと。かえるさんの基本を量産し、それにベレー帽被っているあーしぁ蛙、弓持ってるじぇれ蛙を造ることになりました。さらにさらに。丁度次回から復帰するというクレイド、息抜きに久しぶりにやってくるオルドーという面々の歓迎も込め、「無事かえる」ということで、パーティのみんなをかえるさんで表現しようという話になりました。大阪に行くクレイドがたこ焼き丼をちゃんと食べてきたら、という条件付きでしたが(どうやらすごく妙なアジだったそうです)。
さて、それでは原画から。クレイドが蛙になったらどうなるんだろう。彼は戦士ですが、攻撃タイプではなく、盾タイプ。がっちゃがっちゃ鎧鳴らして走り、「みんな、待ってくださいよぉ」って重装甲の戦士です。最初は小さな盾を構えたかえるを落書きしたのですが、いっそのこと背中に背負うというか、通常サイズの盾につぶされてるみたいのが面白いんじゃないかとジェレ。描いてみたらなんかヤドカリみたい。
「いや、その方がいいですよ、あいつは堅いから」by ジェレ
その言葉をそっくりメールでクレイドに伝えると、こういう返事。
「流石ジェレ、よくわかってる(笑 」by クレイド
ということでやどかり作戦になりました。
「カエルの色はクレイドのイメージカラーの「黒」でお願いします。(何故か黒と心に決めております(笑
盾の方ですが守護神エクセリオンのシンボルが盾で、教徒の間で流行っているのが(w、紫地に銀の縁取りですのでそんな風にお願いします。紋章は特にないです」by
クレイド
これで決まりですな。
さて、こうなるとみんなの蛙版をいろいろ考えるじぇれとあたし。パーティのメンバー全員カエルにしちゃおうってわけ。
AMC会場で参加者が喜々として20面体を振るのを後目に、蛙さんの絵を描き続けます。
ぐ「バラードどうしようか。バードねぇ・・・。楽器持ってたら簡単なんだけど、彼、声楽でしょ」
じ「歌ってればいいんじゃないですか? あ、背中に音符書きましょう」
ぐ「げらげらげら・・・おたまじゃくしってか!?」
バラード蛙はコレで決まり。色は丁度ミスリルで何か鎧を造ろうとしているというのでミスリルシルバーに。
ぐ「じゃ、白はプリーストのカイだな・・・。他に何かなかったかなぁ、カイらしいのって」
じ「背中に赤十字付けましょう」
ぐ「・・・。それってどっちかっていうとヒーラーのエレーヌの方じゃ・・・」
じ「グリューナはどうします? やっぱり熊?」
ぐ「う〜ん、グリューナと言えば、変身:熊・・・。ん〜、でもさぁ、グリューナは元々ドルイドだから、蛙になっても群に混ざってたら絶対見つけられないくらい自然に溶け込んでるんじゃ。単純に緑に塗って雨蛙にしよう、トノサマガエルかな?」
じ「なるほど」
ぐ「でも、胸にツキノワが付いてるの。お里がしれるって奴。オルドーは牙生やしておけばいいよね、バーバリアンっぽくさ。んで目つき悪いの」
等々、バカ話しで盛り上がりながら原型用のパテを練りはじめるあたし。
で、翌日。クレイドからメールで提案。オルドー蛙について。
「オル丼ガエルは牛蛙以上の大きさでしょう(size的にはtinyぐらい
他のカエルをボリボリと食べるぐらいの勢いがありそうです(爆 」by クレイド
さすがにその大きさ違いでは並んだときにバランスが狂うので、少し太らせるだけにしました。牙が生えていて、色はオルドー本人の希望でクリムゾンに決定。
じぇれ蛙は本人いろいろ悩んでいましたが、やはり弓矢を持たせるとか。
「矢鴨はイヤですよ!」とか先手を打たれましたが。
とりあえずジェレは自分で作成できるので複製品が出来てから渡してお任せです。で、11日に複製品が上がってきたので翌日早速手渡しました。
MFの話しときたら出てこないわけには行かない人がもう一人。そう、何を隠そうFM企画の最初の「お客様」、ガルゴ@S野氏。
彼も塗れるので宅急便で発送。一番小さい段ボールに入れたのですが、99%梱包剤! 大山鳴動して蛙一匹って荷物になっちゃいました。
バラードもグリューナも自分で塗れるのですが、最初に来た蛙さんはこの五匹。追加が来る予定が金曜夜なので日曜のセッションには宅急便でも間に合いません。そこであたしが造ることにしました。ついでにNPC二人の分も。DMからさりげに「エレーヌのMF造ってくれるとうれしいなぁ」とかいうのがメールの末尾に付いていたので、似た格好の尼僧のMFを改造してたため、同じ色が使えるのでついでに。
しかもグリューナからNPCの弟君の分は白にしてくれという依頼が舞い込み、大慌て。カイとぶつかっちゃうからです。で、結局弟、ミューゼル君はアルビノっぽく白にし、カイは守護神、ウェラ・ゼウリースの「炎の縁取りが付いた白のローブ。ティルファニアを示す青とのトリコロール」という神様設定に従ってそれっぽくしました。
ってことで蛙さん大集合。手前のが通常のMF(塗ってない奴)です。


一番大変だったのはクレイド。盾の大きさがうまくいかず、三回作り直しました。大きすぎると潰れているみたいで、小さいとフルプレート状態に見えなかったからです。クレイドは三白眼にしたので、オルドーは左右で目の開き方が違うっぽくしたかったのですが、眉毛描いたら変! 眉毛はやめて、やぶにらみ風にしました。一番簡単だったのは・・・、やっぱりアーシァですね。ベレー帽は造り慣れてますので。
ちなみにFM企画のがらもんが作成中のを見てたのですが、一番受けたのがバラード。「なんか楽しそう!」と好評を博してました。よかったねバラード、客の受けはいいみたいだよ(爆)

えー、これがシナリオ当日のマーチングオーダー表(ウソ)。いやぁ、こんなシナリオやってみたいなぁ。あ、もちろんDMとしてであってPCとしてじゃないですけど。
さて今回の蛙さんフィギュア。これからは「だめだめモード突入」という時に使ってください。やる気なしマーカーですね。ま、本当に蛙になった時に使ってもいいんですが(爆)