高齢化の進展にともなう寝たきり等の入院患者数の増加とともに褥瘡発生の危険の高い患者は増加している。褥瘡
 の発生 予防、発 症後早期からの適切な処置を含めた対策については、従来当然実施されるべきものと考えられて
 いるところでは あるが、今後ますま す重要と考えられる。
 褥瘡に関する診療計画については従来、療養病棟等、一部の病棟における老人の入院診療計画書の中に具体的に位
 置づ けられて いたが、本来褥瘡の発生頻度の高い寝たきり等の入院患者は全病棟に存在することから、全入院患
 者を対象に、 褥瘡に関する評価 を行い、必要な対策を実施する体制を整備することが必要である。
■褥瘡対策未実施減算の新設 ■点減算/日
1) 対象      全入院患者
2) 要件      以下の要件の全てを満たしていない場合、減算とする。
a. 当該保険医療機関において、褥瘡対策に専任の医師、看護婦からなる対策チーム(以下、対策チーム)が設置されていること。
b. 当該医療機関における全入院患者について、入院時、および必要に応じて、日常生活の自立度を判定した上、褥瘡の発生の危険を有する状態にある入院患者について、褥瘡対策に関する診療計画を作成し実施すること。
c. 対策チームは各病棟における褥瘡対策の実施状況を把握し、適切な対策が実施されるよう指導を行うこと。また、「褥瘡対策の状況に関するレポート」を定期的に作成し、院長または診療所長に報告する体制がとられていること。
d. 患者の状態に応じて、褥瘡対策に必要な体圧分散式マットレス等を適切を選択し、使用する体制が整えられていること。

医療安全管理体制の整備や褥瘡対策が行われていない場合に、入院基本料から減算する仕組みを導入。
(平成14年10月施行)
医療安全管理体制未整備減算 (新設) △10点/日
褥瘡対策未実施減算 (新設) △  5点/日

中央社会保険医療協議会  総会
議題:平成14年度診療報酬改訂等について
  より