| ラーイ・カート・カーンの絹織物 (タイ・ナーン県) タイ北部・ナーン地方の 織物の模様は 大きく 三タイプに区分されます。 綴織技法のラーイ・ルアン、縦(タテ)浮織技法のラーイ・ケップ・ムック、絣技法のラーイ・カート・カーン です。 英訳でtapestry weavingと紹介されることもあって 緯糸を織り幅一杯に通すキット技法を =綴(つづれ)織りと しばしば 誤訳・混同されますが、ルアン(コーとも称する)技法は、緯糸は部分的に織り込まれる 本来の意味の綴織りです。この地方の模様は 蟹・花・ナイフ・ロケット等がありますが 水が流れる模様のラーイ・ナム・ラーイが独特です。 この頁の織物は、ナーンで手に入れた ラーイ・カート・カーンの織物です。キット技法=緯(ヨコ)浮織の合い間に 絣模様が 織り込まれています。キットと絣が交互に織り込まれいる織物は、ラオスにも「シンミー」がありますが 絣部分は綿糸であり、この織物の特徴は 絣部分も絹糸・シルクを使用していることです。 地理的な位置もあって キットのラオスと マットミーのタイ東北地方の織文化が 交錯した織物とも 感じています。 この地の縦(タテ)浮織・ムック技法は 間違いなくラオス伝播であろうし、ナム・ラーイ模様も ラオス・ウドムサイ、ミャンマー・マンダレーで 織り風景を見たことがある。 カート・カーンとは この地 ナーン特有の呼称で 「かすり」を意味します。 |
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| 緯100cm 縦 194cm 緑色を軸にする金糸使用緯浮き織(キット)の合い間に 59列の絣模様 | |
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