-バイクのお話-

 

・・・はじめに・・・

「あまりにも楽しそうなので、乗ってみたくなった」

 夫がバイクの免許を取ったのは2004年の夏。 夫は50ccバイクで若い頃から乗り回していたのですが、ステップアップのために中型免許を取得しました。

 よく晴れた休みの日になると、私が朝寝坊している間に(笑)こそこそっと出てって、走りに行っていたのです。目が覚めて、夫がいない。バイクがない!「あ〜、走りに行ったなあ・・・」う〜ん、置いてけぼり・・・。ぽつーんと待っていると、帰ってきた夫は満面の笑み。「いやあ、今日の宮が瀬は気持ちよかったよ〜」とか、 地図を見せながら話をしてくれたのです。

 その姿はあまりにも嬉しそうで、楽しそうなのです。「楽しそうだなあ・・・。でもバイクなんて乗ったことないし・・・」

 ギア付きバイクはおろか、原付にすら乗ったことがなかったのです。でも、楽しそう・・・。一緒に連れて行ってもらおうにも、免許取って1年経たないと夫はタンデムができません。 1年待つか、自分も免許を取るか。

 答えは後者でした。どうせバイク乗るなら自分で走りたい。バイクで一緒にツーリング行ったら楽しいだろうなあ・・・。

 「だったら、私も免許取っちゃえばいいんだ!一緒に走ろう!」

 これが、私がバイクの世界に飛び込むきっかけでした。 まずは夫に前を走ってもらいながら、原付でしばらく練習をしました。 数ヶ月後に小型限定の免許を取り、翌々年の2006年に限定解除をし、中型免許を取りました。 

 全くの未経験で、30歳過ぎてからのチャレンジ。それなりに勇気もいりました。でも、思い切って飛び込んでよかったと思います。きっと、「やっぱり無理」と決めてかかっていたら、こんなに楽しい経験は出来なかったかも知れません。

 わずかな勇気でも新しい世界へ行ける。それを、バイクが教えてくれたのです。

 

・・・私の愛車たち・・・

GS125E -Suzuki 年式不明-

「私に「出来た!」を教えてくれた、ベストオブバイク」

 小型限定を取った時に買ったバイクです。真っ赤なカラーリングに、ビキニカウル。出会って十 数分後には購入を決めてました。はい、一目惚れです。Suzukiならではの星形のスポークが大のお気に入りです。

 購入時は免許がまだなかったのですが、免許を取ったら即、乗り始めました。

 大の苦手だった坂道発進、カーブでのコーナリング、取り回し・・・。言葉で説明されても、やはり実践しないと上手く乗れるようにはなりません。「言われて出来るようになったら苦労しないっちゅーの!」自分で体感して、「バイクに乗る・乗りこなす」ということを体で覚えていく。免許を取ってから毎週末よく夫と走りに行きました。

 一見、バイクは走っている姿を見るとみんな「ちゃんと乗れている」ように見えますが、「上手く乗る」ということはこつこつと地道に自分のテクニックを磨いていくこと。 経験を積んでいくこと。一気に駆け上がることはできないのです。

 基本的なバイクの操作は、みんなこのGS125Eが教えてくれました。 バイクに乗る自信がつく、無理なく、自分の歩幅にあったペースで。自分の技能にあったレベルで。できなかったことができるようになる。きっと、始めから無理して400ccとか乗ってたら、怖さが先立ってここまで「楽しい!」とは思えなかったかも知れません。

 今さらながら考えると、125ccってものすごく中途半端な排気量です。中型免許で乗れるバイクとはスピードも、パワーもぐっと少ないのです。軽いからこそ、パワーが少ないからこそ、初心者向けなのではないのでしょうか。でも、ちゃんとバイクとしての性能は持ってる。乗りこなす楽しさも持ってる。

 一見遠回りでも、バイクライフを小型から始めて正解だったなあと思います。

 へたっぴな私の操作でもよく走ってくれました。そういえば、初めてのパンクを経験したのもいい思い出だなあ・・・。残念ながら、私自身が中型免許にステップアップしたのを期に2007年2月25日にお別れしました。

 私にとってのファーストバイク。そして、この先何台乗り継いでも、ずっとずっと私が走り始めた原点として、GS125Eは、私にとってはベストオブバイクなのです。

 

 

バリオスU -Kawasaki 2004年モデル-

キャンディーサンダーブルー

「次へステップアップ もっと遠くに行けるんだ」

 もとは夫のバイクでして、限定解除後に夫から譲り受けました。 (ちなみに現在夫は大型免許取得に向けて、カワサキのZRX400に乗っています。)250ccのバイクです。

 夫が乗っていた頃に、風よけのためビキニカウルをつけました。一般道を走る分にはあまり気にならないのですが、高速運転するとこれがあるのとないのじゃ大違い。それ以外はまるごとノーマルで乗っています。

 GS125の頃はほとんどメンテナンスはバイク屋さんにまるごとお任せだったのですが、自分で乗るバイクはやっぱり自分でメンテしたい!ということで、ちょこちょこと 勉強し始め、チェーンのメンテナンスとかバルブ交換にチャレンジしました。

 もっと遠くまで、という願いを込めて、初めての高速道路で 一緒にツインリンクもてぎまで走りました!いやあ・・・、遠かった・・・。首都高とかすっっごく怖かったのですよ〜〜〜。無事たどり着けた時は「自分でもここまで来れるんだ」本当に嬉しかったのです。

 6速で80〜90km/h出すと回転数は約9000rpm。高回転エンジンを積んでいるバリオスは「キ〜ン」というかっこいい音がします。なんか、ちと自分がレーサーになった気分・・・。欠点は、早朝バイクを出すときにエンジン音が結構うるさいのです。ご近所さん、ごめんなさい。

 GS125では体験できなかったスピードで走ることが出来ますが、「上手くなる」とは速く走れることではなく、「安全に無理のないスピードで走る」ということ。

 こつこつ地道に、やっていこうね。

 

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