●見よ!これが「福島牛」感動の現場後代検定結果!

下記は、画質を落とすのが残念なほど、美しく完成された「福島牛」の写真です。
左のカタの切断面からは、脂肪交雑が肌理細かく小ザシで筋繊維が細いことが一目で解かります。 筋繊維が細いということは、柔らかい肉質であることの証です。
また、脂肪の色と艶から融点が低くとろけるような肉質であると想像がつきます。

特執すべきは右写真のモモの切断面でしょう。通常、上半身より下半身はサシの入りが悪くなるのですが、 「福島牛」の場合、腿抜けがよく上ロースも下ロースも同じサシの入りです。枝肉の買い付けをおこなう場合、 カタの切断面は目視できますが、モモの切断面は目視できませんので、薄暗い冷蔵庫の中で懐中電灯で カイノミやホホヅキ部分を照らして確認しますが、実際のところ良くは解からないものです。
しかし、これなら産地と出荷者の確認だけで安心して仕入れをすることができますね。

仕入れのロスが無くなれば安価での販売も可能になります。より良い品質の肉をお買い得価格でご提供。 今晩あたり「福島牛」の美味しいお肉料理はいかがでしょうか?


カタの切断面

モモの切断面

●夢を繋いだ!希望の星「東平茂 号(あずまひらしげ) 」

福島県は肉用牛の生産頭数は全国でもトップクラスなのに質では低レベルでした。
それと言うのも福島県はもともとは馬産地。(現在でも会津の馬肉は有名ですが・・・、)使役する馬は農家においても重宝です。 それは牛も同様で、農耕優先の畜産事情は大柄で早熟、 増体性がよい鳥取系の黒毛和種牛を志向する傾向にありました。
この鳥取系の黒毛和種はどちらかというと赤味が強い肉質。脂肪交雑になりやすいのは小柄な但馬系黒毛和種。 因みに「松坂牛」は後者の但馬系黒毛和種です。

しかし転機が訪れます。他県より購入した鳥取系黒毛和種種雄牛の凍結精子を基礎メス牛に指定交配して生まれた 「東平茂 号」が、発育性、増体性、脂肪交雑性の高い県産の種雄牛となりました。この「東平茂 号」の精子を使用して 質の高い繁殖雌牛群を整備し、その繁殖雌牛に但馬系黒毛和種の有名種雄牛の凍結精子で人工授精を行えば 質の高い「銘柄 福島牛」が生産可能になります。ここに至るまでの話で数十年の時間がかかっています。 関係者の努力には脱帽ですね。
今後は、系統化された種雄牛の確立と肥育技術の向上があれば、「松坂牛」を超える日も近いでしょうね。

●伝統を引き継ぎ 新しい物語のはじまり!

【鳥取系 黒毛和種】
「景東 号(かげあずま) 」は、名牛「東平茂 号」の後継牛。通常の枝肉重量より2割強ほど大型、 増体率も全国平均より一割強高く早生種。ロース芯が大きく、バラは赤味が強く肉厚で外脂肪が薄いのが特徴。 脂肪交雑は腿抜けよいが、やや大サシの傾向あり。歩留まりよくロスが少ないため、精肉段階では安価での販売も可能となる。
【但馬系 黒毛和種】
「照隼福 号(てるはやふく) 」は、待望の但馬系種雄牛。名牛「東平茂 号」の繁殖雌牛群に交配した場合、 脂肪交雑基準値を大幅に上回る肉質、上物の出現率は8割弱と抜群の相性。但馬系黒毛和種の最大の特徴である 肌理細く甘みが強い肉質と融点の低い滑らかな脂肪が特徴。