#23   二人との再会   “Sophomoric”  (00/07/07放送)

「大学一年の最後の日、私はタクシーの中にいた・・・あの時真実がわかったんです」
N.Yでの1年間を終えての夏休みを目の前にして、フェリシティはノエルからはベルリン旅行、ベンからは故郷パロ・アルトまでのアメリカ横断旅行に誘われて迷っていた。考えた末に結論を出し、荷造りを終えてケルヴィン寮を出たフェリシティはタクシーの運転手に行き先を告げる・・・
その成り行きを、ビザをとって正式にアメリカに戻り元通りディーン&デルーカの店長に復帰したハヴィエさんに話すフェリシティ。しかし、ケルヴィン寮でかつてノエルも務めたレジデント・アドバイザーをすることになったフェリシティは、ミーティングがあるからと言って肝心の「決断」の報告を後回しにしてディーン&デルーカを去ってしまう。


「親愛なるサリー・・・ここは新しい部屋よ。これは新しいベッドの音・・・また戻ってきたんだわ。でもなんか変な感じなの、特に新しいルームメイトがね(笑)。・・・・戻ってきた時私は・・・ベンとノエルのことで頭が一杯。二人との再会はどんなだろう・・・私はどう振舞えばいいんだろう?そんなことばっかり考えてたの。・・・今人間関係はぐちゃぐちゃ・・・だからアドバイザーになる今年は一人部屋をもらえることだけが救いだった・・・」

しかし、フェリシティが第1回目のアドバイザーミーティングに遅刻して駆けつけると既に終了したところだった・・・残っていた寮生にその内容を聞くのだが、他の寮に問題が出来たためにそこの寮生も受け入れることになり一人部屋が2人、二人部屋のはずが3人になってしまったという。今年こそ一人部屋と思っていたフェリシティはがっかりして自分の部屋へと向かうが、ドアを開けるとそこにはミーガンが!
ミーガン「しょっぱなからパスとはいい度胸ね!」
フェリシティ「・・・またあなたと!?」
ミーガン「私もあんたと同じリアクションした。ただ最後に一言“ふざけんな!!”ってくっつけたけど」
「でも・・・ミーガンと住んで一緒にアドバイザーをやるのもそう悪くないかも・・・担当の寮生は46人!一人で面倒見るのも楽じゃないでしょう?ちょっと不安なの・・・」

その後、フェリシティとミーガンは初めてのフロアミーティングで新入生に寮の決まりを説明するのだが、フェリシティが必死で説明してもミーガンがチャチャを入れて笑われてしまう。寮生の一人がピルの処方について質問するのだが、ミーガンは「フェリシティに質問しても無駄よ!たった一度しか経験ないんだから!しかも相手はよく知りもしない男!」と口をはさむ。フェリシティはミーティングの後「人のセックス歴を公表するなんて最低!」とミーガンを責めるのだが、ミーガンは相変わらず「たった一回で歴史?!」と真面目にとりあわない。怒ったフェリシティはとうとう事務局へ行って部屋を変えてもらうよう頼むことにする。

一方、大荷物を抱えてN.Yへ戻ってきたジュリーはちょうど寮の前で自作の新入生用セットを売っていたショーンに会う。再会を喜んだ後、ショーンはジュリーにベンとは会ったかと尋ねるが、ジュリーは5月に別れて以来一度も話をしていないと答える。ジュリーは「去年最悪だったぶんを今年は取り戻すの。一人部屋にもなるしね」と気持ちを切り替えるのだが・・・実際に自分に割り当てられた部屋へ行くと事情が変わってお喋りな双子のチアリーダーと三人部屋になっていたのだった・・・

フェリシティは大学の事務局へ行き、部屋を変えて欲しいと頼むのだが事務員からは「アドバイザーだから申請だけはできるけど、まず無理だろうね」と言われてしまう。それでも申請書を受け取るフェリシティだが、ふと振り返ると同じ用件でジュリーが入り口に立っていた。フェリシティと目を合わせたものの何も言わずに帰っていくジュリー・・・

フェリシティはそのまま廊下の椅子で申請の書類に書き込みを始めるのだが、顔をあげると左側からはベン、そして右側からはノエルが歩いてくるところだった・・・。先にフェリシティと目が合ったベンがノエルと遠くから顔を見合わせ、ノエルもフェリシティに気づくのだが・・・ノエルはフェリシティのことを無視して目の前を通り過ぎてしまい、少し申し訳なさそうな表情のベンはフェリシティに近寄り笑いかける。そして久しぶりにN.Y.で再会したフェリシティとベンはキスをするのだった・・・
                 
 
場所は変わって、改めてディーン&デルーカでハヴィエさんに夏休みの顛末を話すフェリシティ。
寮を出てタクシーに乗り込んだフェリシティは、行き先を尋ねられ「ケネディ空港の国際線ターミナルまで」と答えたのだったが・・・
ハヴィエさん「え?だって・・・ベンと旅行に行ったんじゃないの?」
フェリシティ「ええ。でもとっさに口に出たのは空港だったんです!そう答えながら私は・・・やっぱりこれが正解なんだって思ったの・・・だってノエルと一緒にベルリンに行ったら絶対楽しいに決まってるもの!!でもそれって結局は・・・安心でしょ?でも・・・突然気になりだしちゃったんです。もしベンと旅行したらどうなるかしら?って・・・」
ハヴィエさん「で、ノエルをフッたわけ?!あんなにかわいい・・・ピンキーリングちゃんを?最高の笑顔してるわよ、彼って!」
フェリシティ「それはよくわかってますけど・・・」
ハヴィエさん「それで選んだのがベンだもんね・・・まったくイイ男ばっかり独り占めじゃないの!!」
フェリシティ「ベンって人をもっと深く知るいいチャンスだと思ったんです・・・例えば・・・」
ハヴィエさん「セックス?」
フェリシティ「いいえ!」
ハヴィエさん「ふぅ〜、ホッとしたわ。・・・それでノエルとジュリーは?カンカンになったでしょ?」
フェリシティ「休みの間電話したんだけどつながらなくて・・・。一度ベルリンに電話してみたら誰か・・・女性が出たし・・・」
ハヴィエさん「あら、良かったじゃないの。きっと自分を苦しめたひどい女のことは忘れて彼も次の恋を見つけたのよ」
フェリシティ「・・・昨日ノエルと偶然会ったけど・・・見事に無視されちゃった。でも当然ですよね・・・」
ハヴィエさん「とにかく一度ゆっくり彼と話し合ってみたらどう?きっとわかってくれるわよ」

翌日、大学でショーンに会ったジュリーは同室のチアリーダーが部屋で練習しているからうるさいとこぼす。ショーンは「そんなに寮がいやならうちのアパートに来ればいい」と言うが、ベンとのことをふっきれていないジュリーはもう少し頑張ってみると答える。
その頃、寮でフェリシティがサリー宛てのヴォイステープを吹き込んでいるとベンが訪ねて来た。ベンは今のフェリシティの状況を心配し「俺と行ったことを後悔してる?」と聞くが、フェリシティは「これほど複雑じゃなかったら・・・」と顔を曇らせる。

アパートに帰ったベンはショーンから、またジュリーも一緒に暮らしてもいいかと尋ねられる。
ベン「ジュリーがまたここへ?・・・俺はいいけど・・・彼女がいやがるんじゃないかな?ほら・・・今の状況を考えると・・・」
ショーン「え?今の状況って?」
ベン「多分・・・これから先、俺はフェリシティとつきあうことになるから」
ショーン「・・・」
ベン「なんか言いたそうな顔だな」
ショーン「ああ!彼女は君が付き合うような子じゃない・・・ありゃ結婚向きだ!信じろ、俺は君より8つも上だ!君が生まれた時俺はリトルリーグにいたんだからな。なぁベン、俺だってフェリシティは好きだが・・・君には合わない!彼女は考え深くて複雑な・・・真面目人間だ!見るもの全てを分析したがる。ところが君は・・・そのまんま、考え無しだ!・・・まぁ、それはいい。まだ若いんだし・・・だが例によってその・・・軽い気持ちで付き合ったら彼女を苦しめることになる。後味の悪い結果になるぞ?」
ベン「・・・こうしないか?ジュリーのことはそっちにまかせるから・・・フェリシティのことは放っておいてくれ。俺はバカだけど彼女のことが好きなんだ・・・いいだろ?」

フェリシティ「昔はベンとすれ違うだけでラッキーだと思っていたのに・・・今はこうしてキスしてる・・・なんかウソみたい!・・・」
「・・・エレナはこうなると思ってたって!それはそうと・・・ノエルはベルリンから戻ってエクスタイン・バーの上にあるアパートを借りたの。その後エレナは彼がルームメイトを捜してるって聞いてすぐ手を挙げたんですって!彼女ったら気をつかって私にいいかどうか聞いてきたのよ。だからこう言ったわ・・・“アパートに住むなんて羨ましい”って・・・」

フェリシティはエレナが買ったテーブルを一緒にアパートまで運ぶ手伝いをする。遠慮してすぐに帰ろうとするフェリシティだったが、エレナは「ゆっくりしていって」と止め、ジュースで乾杯をする。事情を知っているエレナは、ノエルがフェリシティのことについて一言も触れないと心配するのだが、そこにノエルが帰ってきた。エレナは気を利かせて部屋を出て行ってしまいフェリシティとノエルは気まずいながらも二人きりになってしまう。フェリシティと顔を合わさないように背を向けるノエルだが、フェリシティは思い切って話しかける。
フェリシティ「ここ・・・とってもいいアパートね」
ノエル「そうかな」
フェリシティ「・・・アドバイザーって・・・思ったよりずっと大変だわ。私ろくなアドバイスできなくて自己嫌悪よ、もう」
ノエル「そのうちなんとかなるさ。僕ができたんだから」
フェリシティ「・・・あなたはいいアドバイザーだったわ・・・」
ノエル「ありがと」
フェリシティ「電話したのよ・・・ベルリンに。・・・女性が出たわ」
ノエル「本当?・・・ああ、べスだろう」
フェリシティ「その人もあなたと同じインターン?」
ノエル「いや」
フェリシティ「そう・・・」
ノエル「ベルリンは最高だったよ、実に楽しい3ヶ月だった。そりゃ、しばらく君とベンのことが気になったけどね・・・どこに泊まってるんだろう、モーテルか、キャンプか、ベンとセックスする時はどうだろうとか・・・」
フェリシティ「ノエル・・・」
ノエル「僕は本音を言ってるだけだ。君だってベスのことで同じ想像しただろう?
フェリシティ「そんな言い方やめて。なんだか感じ悪いわ」
ノエル「そうかな?物事を正直に言う方がすっきりするって思うけど?だから言う、僕はベルリンにいる時べスと寝た。最高だったよ。別に・・・君に復讐しようと思って寝たわけじゃない。でも結果的に楽になった・・・君たちとイーブンにできたからな」
フェリシティ「・・・まるで競争ね」
ノエル「なんであろうともう・・・終わりだ。もう一つ正直に言う。もしできることなら君とはもう・・・二度と会いたくない。同じ大学に通ってる以上それは無理だけど」
ノエルはそう言って自分の部屋に行ってしまい、フェリシティは黙ったまま目を伏せる・・・

フェリシティが寮に戻るとミーガンが大きな音でロックを流しながら留守番電話のメッセージを吹き込んでいた。ノエルとのやりとりでショックを受けていたフェリシティは文句も言わずベッドに座って黙り込むのだが、柄にもなくミーガンは心配そうな顔をする。
ミーガン「どうしたのよ?いいから言ってみて!ねぇ、あんたの乏しいセックス歴を披露したのをまだ怒ってるなら・・・」
フェリシティ「放っておいて!!私今あなたのイヤミに立ち向かえる気分じゃないの!!」
ミーガン「・・・わかった。考えたんだけど・・・あれは悪かったわ。“悪事は3倍になって返ってくる”って魔女のキャンプで習ったし・・・私今後はいいルームメイトになる!ウフッ」
フェリシティ「・・・なんか・・・気持ちワル・・・」
ミーガン「でしょうね・・・。でも・・・そういうことだから・・・何があったか言って?」
フェリシティ「・・・私ベンを選んだの・・・ところが・・・そのせいで何もかもがめちゃめちゃになっちゃった・・・。もちろん頭の中ではノエルとジュリーを傷つけるってわかってたつもりだけど・・・いざ二人と会ったら・・・」
ミーガン「・・・ごめん!!あーーー!!やっぱ無理だわ!あんたの愚痴聞いてるとついイチャモンつけたくなっちゃうんだもん。だからもう・・・やめよ!」
フェリシティ「・・・いいわ・・・」

一方、キャピキャピしたチアリーダーの双子に耐えられなくなったジュリーはやはりショーンのアパートに引っ越すことに。そしてフェリシティがベンを訪ねてアパートへ行った時ちょうどジュリーに出くわしてしまった。「ベンならいないわよ」と冷たくあしらわれたフェリシティはそのままバイト中のベンに会いにディーン&デルーカへ行くのだが、ベンもジュリーの引越しのことはまだ聞いていなかったため驚いてしまう。話を聞いたベンはフェリシティに何かを言おうとするのだが、ハヴィエさんに仕事中は私語を慎めと注意されてしまい「君に言っておきたいことがあるんだ。今夜出かけよう」と仕事に戻ってしまう。

フェリシティ「話したいことって何かしら?ひょっとしたら別れ話かも・・・ううん、まさか!考えすぎよ。私達はデートして楽しく過ごすだけ・・・。でも一週間でもうクッタクタだわ・・・」

大学近くの馴染みのバーで映画に行こうと相談しあっていたエレナとノエルとジュリー。ノエルが中座している間にエレナはジュリーに「ベンと一緒に暮らすべきじゃない。彼とフェリシティはこれからなんだから」と忠告するが、ジュリーは「どうせあの二人がうまくいくはずないわよ」と返す。ノエルが戻り和気あいあいと話をしていた3人だったのだが・・・そこにフェリシティとベンがやって来た。
遠慮する二人にノエルは「一緒に映画に行かないか?それとも愛の勝負に負けた奴は勝者を誘っちゃいけないかい?」とつっかかり瞬時に5人は険悪な雰囲気になってしまう。「謝れば気が済むの?」と返すフェリシティにジュリーまで「それより別の大学に転校してくれたらありがたいわ!」と参戦し5人それぞれが言い合いに。フェリシティに帰ろうと促すベンだったが、フェリシティは意地を張って「私は帰らない!」とテーブルについてしまい、ベンは「もううんざりだ!」と帰ってしまう。ジュリーはそれ見たことかと「あっけなく帰っちゃったわね」とイヤミを言ってノエルと帰ってしまった・・・そして残されたエレナはフェリシティに「・・・この先ずっとこれが続くの?」とうんざりした顔をする。

寮に戻ったフェリシティがベッドに寝転がって考え込んでいると、ベンが訪ねて来た。フェリシティは「話したいことって・・・別れ話なら単刀直入に言ってね」と切り出すが、ベンは笑って「例えジュリーが同居することになっても気にすることはない。俺は君とこうなって幸せだって思ってる」と答え、二人はキスをするのだった。

翌日アパートで、エレナはノエルにフェリシティのことは抜きにしてお互い信頼しあおうと話す。ノエルは「君たちは親友だから難しいな」と答えるが、エレナは「あなたが黙ってて欲しいことは私は言わないから」と自分の秘密を話す。エレナは夏休み前にマグラス教授と関係を持って以来、頼まないのにレポートにいい点をつけてくれるようになったが自分も断らなかった・・・しかし夏休みが終わる前にマグラス教授に「もう終わりにしよう」と一方的に言われてしまったのだ。「秘密を話したんだからあなたもこれから正直になってね」と言われノエルにも笑顔が戻る。

ショーンのアパートではやはりジュリーとベンが険悪な雰囲気に。ベンは自分が悪いんだからフェリシティを責めるなと言うが、ジュリーは「悪いのは私。去年は友達も恋人も選択を間違えただけ。あなたたちに怒りは感じるけどもう振り回されたりしないわ」と言って部屋を出て行ってしまった。
ショーン「なぁ、フェリシティとは切れたのか?」
ベン「もう放っておいてくれないか!部屋代はちゃんと払ってるだろう?」
ショーン「彼女は君を追ってニューヨークに来たんだろう?それどういうことかわかるか?彼女は君を愛してるんだ!」
ベン「愛してる?だったら何なんだ?」
ショーン「つまり!彼女の真剣な思いをぶつけられてそれを受け止められるのか?それでもまだ付き合いたいって言えるか?」
ベン「ああ!俺も好きだ」
ショーン「ベン!君はわかってない。これは彼女の問題なんだぞ。愛されてるってわかっても逃げないって言ってみろよ」
ベン「やだよ、そんなの・・・」
ショーン「それならやめろ!」
ベン「・・・愛されてると知っても俺は逃げない」
ショーン「もう一度」
ベン「愛されてると知っても・・・お、俺は・・・逃げないよ・・・」
ショーン「ははーん!無理すんな!いいか、別れろ!!先延ばしにしてると今に取り返しがつかなくなるぞ」

ベンがケルヴィン寮を訪ねると、フェリシティは寮生にペットを飼ってもいいと許可してしまったミーガンと口論中だった。ベンを部屋に残し問題の寮生のところへと行ってしまったフェリシティとミーガンだが、ベンはフェリシティのベッドに置いてあったサリー宛てのカセットテープレコーダーを目にして手にとってしまう・・・そしてつい巻き戻してフェリシティの本音を聴いてしまい複雑な表情に・・・

フェリシティ「・・・ベンとすれ違うだけでラッキーと思っていたのに今はこうしてキスしてる・・・なんかウソみたい!この気持ちがこれから先も一生続けばいいのに・・・ねぇ、サリー・・・よくわかんないけど・・・私・・・ひょっとして彼を愛してるのかも・・・」

 

  [ 出演 ]
  フェリシティ ベン ジュリー ノエル エレナ ミーガン ショーン ハヴィエさん ブライアン・バーキー(新入生) タクシー運転手

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