#6 すれ違う想い “Cheating” (99/05/14放送)
「親愛なるサリー、これって最高!もう何にも言う事無し!」 フェリシティはベンのアパートで宿題をしていたのだが、突然ベンの顔が近づいてきて・・・けれど、フェリシティの開いた口元から、歯についていたゴミを払っただけだった。 二人してそれぞれのレポートを書き上げたが、ベンも今度は少し自信がある様子。けれど、ベンのパソコンの調子が悪くスペルチェックができないという。フェリシティは、スペルチェックなら自分のパソコンでやっておくと申し出、ベンのレポートのフロッピーを預かる。二人は和やかでかなり良い雰囲気。 「ね、最高でしょ・・・少なくともここまでは・・・」 寮に戻ったフェリシティはベンのレポートのスペルチェックを始めた。パソコンがチェックをしている間にベンのレポートを読んでいたフェリシティは、ふと思いついて一部分を削除し、より良い表現に書き直してしまう。そして、そのレポートをプリントアウトし、ベンに見せずに提出してしまった。 次の日、カフェテリアでは、ジュリーが、ベンがフェリシティの歯を触ったことに特別のニュアンスがあるのでは?といい、フェリシティもまんざらでもない。 通りかかったザックはジュリーに次のデートの確認を。2人はロシア映画の『惑星ソラリス』を見る予定なのだが、ザックが去った後、フェリシティは「すごく長い映画で私は途中で眠っちゃった」と言ってしまう。ジュリーは難解そうなその映画に自分が眠ってしまわないか不安に思う。 寮ではエレナがノエルに抗議を。寮生すべてがエレナとブレアの噂をしていると思いこんだエレナは、ノエルがハロウィーンパーティで二人がベッドインしたことを誰かに告げ口したのだと思いこんだのだ。そこに通りかかったブレアはエレナをディナーに誘うのだが、エレナの返事はOKながらもぶっきらぼう。二人は何故エレナの機嫌が悪いのかわからずに彼女が去っていくのを見送った。 詩の授業では、ロゴルスキー教授が難解な質問をするのだが、手を挙げていないのにもかかわらずベンを指名する。質問に答えられないベンは戸惑うが、明らかに試すような口ぶりの教授にフェリシティとジュリーも不審に思う。 授業の終わりには先日提出したレポートが返却されていた。フェリシティの評価は当然Aなのだが、ベンのレポートは返却所には見当たらない。そこに、教授がベンのレポートを持って、教授室に来るようにと告げた。レポートが今までのベンのレポートの作風や実力と違いすぎる事で、盗作ではないかと疑われてしまったのだ。 「私は彼の力になりたかっただけ・・・本当にそれだけだったの!」 心配そうにベンを待つフェリシティとジュリーに、教授室から出てきたベンは「あのレポートは本当に俺が書いたものかどうか調べるため、返してもらえなかった」という。前のレポートと違いすぎるという理由で疑われて怒るベン。ベンはレポートに目を通したフェリシティに「あのレポート、何かのコピーに見える部分があったかい?」と聞くのだが、フェリシティは答えられない。 しかし、カウンセラーに相談に行くというベンを追いかけ、フェリシティはとうとう自分が彼のレポートを手直しした事を告白する。手を入れれば教授好みの文章になると、良かれと思ってした行為だったのだが、ベンは猛然と怒り出し、「二度と俺に近づかないでくれ!」と言い捨てて去っていった。 エレナはブレアと学校で会ったのだが、自分が前日の約束をすっぽかしたためそっけない態度をとる。つれない態度のエレナに、ブレアは再度翌日の8時の夕食い誘い、「君が来なかったら二度と付きまとわない」と言い去っていく。 フェリシティはさっそくノエルに自分がしでかしてしまったことを相談する。ノエルは「アドバイザーハンドブック」なるものを取り出し、不正行為について調べる。盗作が発覚すれば、記録に残り、二人とも停学処分もありえるということを知って改めてフェリシティはコトの重大さを知る。 その夜、フェリシティの部屋にベンが訪ねて来た。自分で問題を解決するために、フェリシティが手直ししたレポートのフロッピーを取りに来たのだ。自分が書いたものだと主張して乗り切ろうと決めたベンは、「責任は私にあるわ」というフェリシティに、「いや、責任は俺にある。君を信じた俺が悪かった」と冷たく言った。 そして、家に帰ったベンは改ざんされた自分のレポートを読むのだが、途方に暮れ頭をかかえる。 次の日、大学の学生部長に盗作行為について相談に行くノエル。友人の話だと言って質問していたノエルだが、その学生の名前を明かさなかったため、怪しまれてしまう。 相談を終えたノエルは、その処罰が思ったよりずっと深刻であることをフェリシティに告げる。ベンがもし、あのレポートを自分で書いたと主張しても、厳しい質問攻めで実力を試され必ずボロが出るというのだ。そして盗作が判明したら停学などの厳しい処罰がくだり、記録が残って後々に差し障りが出る・・・。 なんとかして、ベンが自分で書いたとウソの主張をする事だけはやめさせなければと話し合うフェリシティとノエルだが、フェリシティは絶交宣言をされていて話しかけられない・・・結局ノエルが説得に向かう事に。 一方、ジュリーはレンタルビデオショップに行って、翌日見に行く予定の『惑星ソラリス』を捜していた。そのショップの店員PJは、題名を聞くや否や、ズバリ映画科の彼氏に誘われたのだろうと推測し、ジュリーを感心させる。内心不安なジュリーの気持ちまでもズバリ言い当てたPJは「この映画を見せて君にいい所を見せようとしてるだけなんだから感心してやればいいのさ」とアドバイス。 そして寮に帰ったジュリーは早速自分の部屋で『惑星ソラリス』を予習しはじめた。 寮に帰ったフェリシティは、エレナにエレベーターに連れこまれ、停止ボタンを押され監禁される。エレナは相談があると、自分の複雑な心境を語る。ブレアと寝たら、彼が恋人きどりであること、そして自分がそれを追い払いきれない事を話すのだが、フェリシティは「あなたどこかで彼に惹かれてるんじゃないの?」と指摘した。 ベンがアパートで必死に勉強をしていると、ノエルが訪ねて来た。ベンに「危ない真似はやめた方が」と忠告するノエルだが、まるで聞き入れようとしない。少なくとも1年の停学であると説得を続けるが、ベンは頑として受け入れず、審査のための勉強をすると部屋を出ていってしまった。 「結局明日の朝9時、ベンはロゴルスキー教授に呼ばれて、英文学科の3教授を相手に、あのレポートについて審査を受けることになったの・・・」 審査室の前でベンを待ち伏せたフェリシティは、最後にもう一度、思いとどまって欲しいと説得するのだが、ベンは断った。 気になって仕方の無いフェリシティは、英文学科のコーエン教授に厳しい質問を受けるベンをドアの外で見守っていたのだが、そこに深刻な顔をしたノエルがやって来た。前日、ノエルが学生部長に質問をしたせいで自分が疑われてしまった事、懲戒委員会にかけられたら過去の記録を全て調べられてしまう事を告げる。ベンは入学エッセイで、いもしない兄について書き、ウソをついている。それがバレたら停学どころではなく退学だというのだ。 必死で教授の質問に答え続けるベンだったが、一番最後の質問でとうとう詰まってしまう・・そして、答えられなかった彼ははとうとう「あのレポートは名も知らない人物から買ったもので自分が書いたものではない」と言う。ドアの外で聞いていてたまらなくなったフェリシティはとうとう審査室に乗り込み、自分が書きなおした事を告白。ベンに頼まれもしないのに書きなおした事、それをベンに言わずに提出したことを話し、教授に「なぜそんな事をしたんだ?」と質問されるのだが、ベンは「僕がバカだからだ!」と言い捨てて審査室を出ていってしまった。 ベンのアパートで彼が帰るのを待ち伏せていたフェリシティは、ベンに「俺のレポートはそんなにひどかったのか?」と聞かれる。フェリシティは、自分の唯一の取り柄であるテストと論文の書き方でベンに何かしたかったのだと正直に告げ、泣きながら「あなたのことバカだと思ったことは一度も無い」と訴える。しかし、ベンは何も言わずにアパートに入って行った・・・。 結局再度ブレアとの夕食の約束をすっぽかしてしまったエレナだが、寮に戻るとブレアが待ち伏せていた。言い訳をするエレナに、ブレアは自分がエレナを本気で好きだったこと、けれどもう付きまとうつもりはないことを言って去っていった。 『惑星ソラリス』を見に行ったジュリーとザックだが、ジュリーは本番では眠ってしまった。自分がビデオを借りて見てしまったことを告白したジュリーはザックに許してもらい、お互い笑顔になる。 審査の結果を教室で待つフェリシティとベン。入ってきたロゴルスキー教授は、「これは不正行為というより幼稚な判断ミスだ」といい、処罰を見送った。しかし、提出されたベンのレポートは落第。今後取り戻すにはかなり勉強をしなくてはならない。教授は続けた・・・「ベン、君のもとのレポート読んだよ・・・あれならBだった」。 最悪の結果を免れひと安心したフェリシティだが、ベンの怒りは解けない。フェリシティが再度謝っても、投げやりに「もういいよ」と言って去っていく彼をフェリシティは呆然と見送った・・・。 「親愛なるフェリシティ、この3日間、砂漠へ行って一人でキャンプをしてきたわ。このところエメットと近くなりすぎていたから・・・少し頭を冷やそうと思ったの。今回あなたがベンの為にしたことは、実は彼にこうあってほしいと願うあなた自身の期待からでたものじゃないかしら。私もエメットに期待してた・・・でもそれってフェアじゃない。彼は完璧ではないし、ジョンでもないんだもの。 テープを聞いているうちにある詩を思い出したの。その詩は私達にこう問いかけてる・・・‘誰かに期待するのと、誰かに期待されるのではどっちが辛いだろう’って。その一節にこうあるの・・・‘同等の愛というものがないのなら、私がより愛する者になりたい’って・・・。読んだことある?私が大好きな詩よ・・・」 |
| [ 出演 ] フェリシティ ベン ジュリー ノエル エレナ ザック ショーン ブレア ロゴルスキー教授(石波義人) アリソン(ロン・カナダ 宝亀克寿) リンダ・コーエン教授(ローナ・レーバー 定岡小百合) PJ(エディー・エイ・トーマス 遊佐浩二) |