#4   突然のキス   “Boggled”  (99/04/30放送)

「親愛なるサリー、私いったいどうしたらいいのか、もうパニック!

自分でも信じられない事が起こったの!どう話したらいいかもわからないくらい!
あの日私達はゲームをしていた・・・知ってるでしょ?ノエルの優しさがこれまで私をどんなに勇気付けてくれたか・・・何かあればいつでも私は彼のところに相談に行けた・・・最高の友達って信じてたから!」

フェリシティの部屋でゲームをしていたノエルとフェリシティだが、ノエルが突然彼女にキスをする。

「待って・・・順序だてて話さなきゃね・・・つまり・・・ベンと私の距離はその後かなり縮まったの・・・もちろん、だからってどうってことないんだけど。」

フェリシティは大学でベンに出会って、カフェテリアでの夕食に誘うが、ベンは金曜日の陸上の選考会に備えて練習をすると言う。高校時代、地区大会で優勝したベンをフェリシティもずっと見守っていたため、彼を応援する。

「あの夜以来、ジュリーとはなんとなくギクシャクしたままだったけど、仲直りはできると思ってた・・・ただ・・・きっかけさえつかめればって。」
寮のコインランドリーでジュリーに出会ったフェリシティは、自分から話しかけ、パーティで非難してしまった事を誤った。ジュリーもフェリシティに謝るのだが、ベンと付き合うかどうかはゆっくり考えると正直に話す。
そこに初めて会う寮生が入ってきて、叫び声をあげた。
洗濯物の中に赤いセーターが混ざっていたため、すべての洗濯物に色が移ってピンク色になってしまったのだ。「全部ピンクだ・・・」と呆然とする彼。

フェリシティは化学の授業で実験をすることになり、エレナとパートナーになる。優等生のエレナはいきなり成績が良いかどうかを質問し、フェリシティは気分を害するが、「私率直なの。聞きたいことがあれば単刀直入に聞いちゃう・・・あなたあのアドバイザーと寝てるの?」と追い討ちをかける。エレナは寮のくじ引きの時にノエル惹かれた様子で、フェリシティは複雑・・・。

「話があちこち飛んで悪いけど、これ説明させて。私のいる寮には冷蔵庫プログラムっていうくじ引きがあって、申し込みをした希望者の一部に冷蔵庫が当たるの。その責任者がノエルってわけ・・・だけど、あの申し込みの日、彼そんなにかわいかったかなぁ・・・エレナは私と彼の関係を疑ってるけど、神に誓って彼とはプラトニック・・・どうしてかっていえば、私達は知り合って間もないけど、最高に気の合う友達同志だからよ。
・・・ここで、あの日の話に戻るわね。私達は床の上に座り込んでゲームをしてたの・・・。」

ゲームの途中突然ノエルからキスされ床に倒れこんだ二人だったが、そこに突然ミーガンが戻ってきた。あわてて部屋を出るノエルだったが、ミーガンもフェリシティに「あんたなかなかやるじゃん!禁じられた相手(アドバイザーは同フロアの寮生に手を出してはいけない規則がある)と寝ちゃうなんて!あんたのこと見なおしたわ!」と言い捨てて去っていく。

「サリー、私って何が起きてもけっこう落ちついてるでしょ?・・・そうでもないか・・・。でもこんなひどいパニックって初めて!気が動転しちゃって何がなんだかまるでわからない・・・もう最悪!」
落ちつかないフェリシティは部屋の模様替えをしていたのだが、そこに冷蔵庫が届いた。くじに当選したことを知って喜んでいると、そこにエレナが通りかかり、自分は当たらなかったとこぼす。フェリシティはさっそく冷蔵庫の電源を入れ、そばにあったリンゴを入れた。

「とにかく、ノエルとの出来事をもう一度じっくり考えて見た結果、ひとまず今は出来る限り彼を避ける事に決めたの。だって、それが大人として一番いい対処の仕方じゃない?・・・でも、なんだかとっても寂しい気分・・・誰よりも大切な友達を避けなきゃいけないなんて」

カフェテリアでジュリーは先日洗濯室であった男の子ザックに会う。ザックは、漂白を2回もしたが色はとれず、今ではすべての洋服がピンクのため「ピンクちゃん」と呼ばれていると溜め息をつく。二人は一緒にランチをとり、ザックはジュリーに映画制作をしていることを熱っぽく話しはじめ、今度自分の映画を見せると約束した。

フェリシティは大学の帰り道、寄り道を。
「帰る途中、ちょっと競技場に行ってみた・・・もしかしたらベンが走ってるかもしれないと思って・・・。高校時代もよくこうして彼を見てたっけ・・・それにしてもあんな風に走れるなんてスゴイ!!」

フェリシティを訪ねてエレナが部屋にやってきたが、彼女は不在でミーガンが寝ていた。フェリシティの居場所を尋ねるエレナに、ミーガンは「ノエルの部屋じゃないの?あの男と寝てるのよ」と答えた。
科学の実験でフェリシティに会ったエレナは、当選した冷蔵庫は不正で手に入れたものだと責め、ノエルとの関係を知っていると冷たく言い放つ。フェリシティは激しく動揺し、実験器具を取り落としてしまった。
寮に帰ったフェリシティはそのことをノエルに詰問した。自分達が本当はどんな関係なのかはっきりさせたいというフェリシティに、ノエルは翌日にディナーを予約したのでその時に、と答え、フェリシティは困惑しつつも悪い気はせずOKする。

一方ジュリーは、映写室でザックの映画を見るのだが、ザックに意見を求められ、盲点をつくキビシイ意見を次々に指摘してしまう。最後に「でも良かったわ」と慰めるジュリーだが、ザックは落ちこんで冷たい態度になってしまった。

フェリシティが部屋の冷蔵庫を開けると、なかには牛柄のスケスケTバックが入っていた。朝、冷たい下着をはくのが好きだというミーガンのもので、おまけにフェリシティのリンゴも食べてしまったという。イライラが募っていたフェリシティは逆上して怒りだし、ついにはエレナにノエルとのことを話してしまった事も責める。

ジュリーが寮のロビーでギターの練習をしているところにフェリシティが通りかかった。ジュリーはベンとは付き合っていないからと安心させ、ザックと会った事、映画の批評が厳しくなって怒らせてしまったことを心配する。
フェリシティはノエルとキスしたことをジュリーに告白するが、ジュリーは既にミーガンから聞いた後・・・。夜のデートでは彼と友達でいようと告げるつもりだと話すが、ジュリーから「私ならとりあえず付き合ってみる」と聞いて悩む。

大学でベンに会ったジュリーは、ベンに何故自分を避けるのかを聞かれるが、「あなたは私にとって特別な人だから、いずれ別れることになって気まずくなるくらいなら他の人にフラレた方がいい」と言う。

ディナーを一緒にするフェリシティとノエルだが、フェリシティは落ちつかず、中座してジュリーに電話する。ノエルの事がカッコよく見えてきたと興奮して話すフェリシティにジュリーは「自分の心に正直に」とアドバイス。
テーブルについたフェリシティは、肝心な二人の関係についての話し合いをはじめようと切り出したのだが、先に放し始めたノエルからは信じられない言葉が。
「僕には彼女がいるんだ。今は彼女はシカゴにいる・・・名前はハンナ」
それを聞いたフェリシティは逆上して大声で「最低!!あなたクズよ!」と叫び、早口でノエルの悪口をまくしたてた。しかも、ノエルが裏で手を回したおかげでフェリシティに冷蔵庫が当たったことまで知って、フェリシティは怒りでその場を去ってしまった。

次の日、フェリシティは冷蔵庫をエレナに譲り、ベンの陸上選考会の応援に行く。
「高校時代もこうして・・・陸上部の実力テストを見ていたことがあった。2位までに入ればベンは陸上チームに入れる・・・あの日私は運動場の隅に立って彼を見ていた・・・心の中でひたすら“ベン、がんばれ”って応援しながら・・・もちろんあの日の彼は1着!それから時がたち場所が変わってもやっぱり・・・私はあの日と同じことをしている・・・」

ノエルはフェリシティの部屋を訪ねるが、部屋にいたのはミーガンだけ。ミーガンにフェリシティの居場所を聞いて競技場に行ったノエルだが、フェリシティが何も受け入れない様子でベンだけを見ている姿を見てその場を立ち去る。

「ベンがあんなに早く軽やかに走れるのは・・・多分走ることが大好きだから・・・自分の好きなことが得意なんて、どんなに素晴らしい気分なんだろう!」

黙ってベンの選考会を見守っていたフェリシティだが、終盤、トップを走っていたベンは3人に抜かれてしまい、選考会からはずれてしまう。フェリシティは複雑な思いで、フィールドで頭を抱えるベンを遠くから見守る。

ピンクちゃんことザックがジュリーの部屋を訪れて、前回自分が機嫌を悪くしたことを謝る。もう一度チャンスをあげるジュリー。

授業の休み時間、ノエルは教室で落ちこむフェリシティを見つけ話しかける。彼は自分の気持ちを正直に語りはじめた・・・ハンナのことを愛している、フェリシティにキスをしたのはハンナが恋しかったせいもある・・・。選考会に落ちたベンを想っていたフェリシティは反論する気にもならず、ノエルの手を優しく握った。
そしてフェリシティは歩いて寮まで帰っている途中で、ベンが階段に座り込んでいるのを見つけた。陸上の選考会は受けなかったと嘘をつくベンにフェリシティは黙ってうなずく。

「親愛なるフェリシティ・・・あなたのテープを聴いて私もジョンとの出会いを思い出したわ。場所は車の修理工場・・・私は愛車の点検を・・・ジョンはバイクを直してた。それで友達になった・・・数ヶ月後レストランで食事をしていたら、彼がテーブル越しに突然私にキスしたの・・・驚いたわ。
ねぇ、フェリシティ、はじめて出会った時点で、その人が将来自分にとってどんな存在になるか私達にはわからないのよ。ずっと憧れてた人が大親友になることもあれば、偶然知り合ったバイク野郎が最愛の存在になることだってある・・・。だからこそ、新しい人とはいつも真っ白な心で出会いたいなって・・・ジョンがいなくなってから よくそう思うの・・・。」

  [ 出演 ]
  フェリシティ ベン ジュリー ノエル エレナ ザック(デボン・ガマーソール 檜山修之) ミーガン 
  冷蔵庫の配達人(ジョン・ビリンスキー 石波義人) 化学の教師(中博史)