#21 恋する魔法 “The Force” (99/09/17放送)
真夜中の2時、フェリシティが眠っていると、ミーガンの なにやら怪しげな呪文が聞こえてくる。 「闇の夜を支配するサタンよ・・・月の欠ける闇夜にその光を静めたまえ・・・炎よ燃えろ!」 その声と鐘の音で目が覚めたフェリシティは「静かにして」と言うのだが、ミーガンはお構いなし。フェリシティに歩み寄り髪の毛をひっこ抜くと、それをろうそくの炎で燃やしだした。 あきれたフェリシティはトイレに行こうとベッドを出る。ミーガンは「気をつけることね!あんたがドジ踏むように魔法をかけたから!」と忠告するがフェリシティは全然本気にしない・・・しかしその直後、フェリシティは本に蹴つまづき転んでしまった。。。 ■ 旅(VOYAGE)・・・タロットカード THE WORLD 「親愛なるサリー、私は昔から数学と化学が得意だったでしょう?それってきっと私が・・・合理的だってことよね?当然・・・魔法なんて信じたことなかった・・・でも ここ2,3日おかしなことばかり起きるの。ことの始まりはベン・・・彼はついに勇気を出してお母さんに学費を援助してくれるよう頼んだんですって・・・」 ディーン&デルーカでのバイト中、ベンはフェリシティに学費の借金が心配なくなったと報告した。しかし、バリーへの借金はギャンブルでできたもの・・・さすがに母親には言えずに、夏にパロ・アルトへ帰るために送ってもらった飛行機のチケットを売ってカタをつけたという。 そこに、新副店長のダニーがやってきて、フェリシティとベンに頼みごとがあると切り出した。快く「なんでもやる」と答えた二人だが、その用件は金曜の夜に二人で店の棚卸しをすること・・ベンは不満顔だがしぶしぶ引き受けることに。そして、フェリシティは持っていたトレーを落としてしまい、カップを割るというドジをしてしまう。 「とにかく、私は魔法なんか信じない!信じるとすれば それは・・・運命。人生にはめぐりあわせがあるわ・・・偶然『サンフランシスコまでの運転者求む』、っていう広告を掲示板で見た時、その運命のいたずらは始まったの・・・」 パロ・アルトへ帰るための飛行機のチケットを借金の返済にあててしまったベンは、フェリシティが掲示板で見つけたアルバイトに早速申し込みの電話をかけた。サンフランシスコまで、依頼人の車で引越しの家具を運ぶうえに500ドルの報酬が貰えると知り、上機嫌のベン。電話を切ると、リンの彼女であるニコルが話しかけてきた。ニコルは「最近別の男に興味がある」と意味深に話し、ベンに「私のことが好き?」とせまってきた。「君のことは勿論好きだけど、リンは親友だし、自分にもジュリーがいる」と話をそらそうとするベンだが、ニコルは「だから好都合なの」とお構いなしでベンにキスをするのだった。 「・・・というわけで、ベンは車で家に帰ることになったんだけど、まだこの時は、その先何が起こるかわからなかった・・・その後ベンはジュリーを誘ったものだから、彼女は大喜び!そしたら、ジュリーが私にも声をかけてくれたの。邪魔したくないし、最初は断ったんだけど、3人一緒ならもっと楽しいからって・・・それで行くことにしちゃった!で、私も無理は承知でノエルを誘ってみたの・・・・」 ノエルの返事は予想に反して「行くよ!」。ベルリンでのインターシップまで2週間あるため、その前に一緒に旅行を楽しもうというのだ。喜んだフェリシティがノエルにキスをしていると、レイが部屋に入ってきた。ノエルとは課題のデザインを共同で作っているのだが、レイは今から48時間、スターウォーズのファンクラブと一緒に「エピソード1」を見るため 今後の作業を映画館の前でしたいというのだ。しぶしぶOKするノエルに「かえって楽しそう!」というフェリシティだが、またもベッドに座ろうとして床にひっくり返るドジを踏んでしまう・・・。 ■ 実行(ACTION)・・・タロットカード STRENGTH ミーガンは今度はタロットで魔法の勉強をしている。「魔法なんてやめて」とフェリシティは頼むのだが、「あんたの爪をちょうだい」と全然やめる気はない様子。 「今思えば、ミーガンの言ったことをもっと、本気で受けとめるべきだったかも。エレナを旅行に誘ったら、彼女は病院でバイトするから行けないって・・・」 マグラス教授のセミナーに参加したフェリシティとエレナだが、エレナは授業の後にマグラス教授に話しかける。一緒に食事をする日取りを決めていなかったため、二人は木曜日の夜8時にトライデッカ・ホテルのバーで会うことを約束する。 フェリシティ・ノエル・ベン・ジュリーはこの夏のドライブ旅行についてあれこれと計画を立てていた。皆が皆、ここに行きたい、あそこに行きたいと盛りあがり、フェリシティも「アメリカ横断は夢だったの!」と4人で乾杯する。 「こうして、4人のアメリカ横断旅行が決まったの・・・この後どうなるかも知らず、皆すっかり興奮していた・・・」 フェリシティは乾杯した直後に、またも自分のコップをテーブルから落として割ってしまうというドジを踏むのだが、同じ側に座っていたベンがコップの欠片を拾ってくれた・・・しかし、ベンがふと顔をあげると、こちらを見つめるニコルがいた・・・。 ■ 災難(ADVERSITY)・・・タロットカード THE TOWER フェリシティが寮の部屋に帰ると、ミーガンがフェリシティのベッドで枕を探っていた。 今度は「フェリシティがド忘れする魔法」をかけたというミーガンはフェリシティの髪の毛を集めていたのだ。まるで信じていないフリをして「結果が楽しみ」と挑戦的な態度をとるフェリシティだったが、ミーガンはやはり自信満々。 「関係があるとは思わないけど、ミーガンが新しい魔法をかけてから、私のド忘れ病が始まったの・・・」 マグラス教授の質問に自信ありげに手を挙げたフェリシティだが、答えようとするとド忘れが始まって詰まってしまう・・・エレナが助け舟を出そうとするのだが、マグラス教授は「いつも君が答えている」と他の生徒に答えさせた。その冷たい態度が引っかかるエレナ・・・。 一方、図書室で勉強をしていたベンとリンは、女の子の話で盛りあがっていた。「ニコルが好きなんだろう?」と聞くベンに「もちろん誰よりも彼女を愛してる」と返すリンだが、そこに当のニコルがやって来る。リンがアメを買って来ると席をはずすと、ニコルは「あなたに会うたびにキスをしたくなる」と挑発的な顔をしてベンを困らせる。 カリフォルニアに行くための車を受け取りに行ったベン、フェリシティ、ジュリー。「くれぐれもぶっ飛ばして傷なんかつけないように」と鍵を渡すオーナーだが、3人はその車が大きな新車である事にすっかり興奮してしまう。オーナーに「違反を起こしたけど泣いたらパスだった」と口をすべらしてしまったジュリーは、ベンの機嫌を損ねてしまい二人の中は少し険悪に。フェリシティは気を使って「こんな車なら楽しみ!」と話題をふるのだが、オーナーに免許証の控えを求められると、免許証を忘れてきてしまったことに気付き、その上、ソラで暗じているはずの番号をド忘れしてしまう・・・。 映画館前で盛りあがるスターウォーズファンの中からレイを見つけ出したノエルは、ベルリンのインターシップの期間が早まったことを相談する。旅行に行くならインターシップに出られない・・・フェリシティとの関係を固めるチャンスである旅行をとるか、CGIデザイナーになるための大きな第一歩であるインターシップに出るか・・・悩むノエルだが、レイは「答えは決まってる!絶対インターシップだ」とノエルを後押しする。 ■ 誘惑(TEMPTED)・・・タロットカード THE EMPRESS ベンがアパートでテスト勉強をしているとニコルが訪ねて来た。話があるというニコルに渋々ドアを開けるベンだが、彼女は案の定、差し入れに便乗して誘惑を始めた。「自分の彼に持って行け」と差し入れのココアを返そうとするベンだが、ニコルは「最近リンとはうまくいってない」とせまって来る。しかし、ニコルが服を脱ぎ捨ててベンに近づいた途端、ショーンが帰宅。気まずい沈黙の後、ショーンは部屋を出ていってしまった。 ■ 危険(DANGER)・・・タロットカード THE MOON ミーガンはまたも新しい方法で魔法を試している。写真を取りだし破っているのを見たフェリシティは、それが自分のものであることに気付く。ノエル、ベン、ジュリー、エレナと5人で撮った唯一の写真を一人ずつに破かれたフェリシティは激怒するのだが、ミーガンは「死んだわけじゃなし、また撮ればいいじゃない。今度の魔法は特に強力よ!」と自信満々。 「すぐに結果は出る」と破られた5人の写真をビーカーに入れてかきませるミーガン。 ディーン&デルーカではニコルがやってくるのを見つけてベンが厨房に逃げ込んでしまった。怪訝に思ったフェリシティが問い詰めると、ニコルがキスをしてきたり、家に押しかけて服を脱いだりすることに困っているとベンは説明した。ジュリーには何も言ってないというベンに、フェリシティは「あなた、ジュリーに対する気持ちがぐらついてない?」と質問すると、ベンはお互いの存在が重たく感じる事があると告白。フェリシティは旅行に向けて気を取り直して欲しいというのだが、ベンはOKしつつも、溜め息をつく。 映画館前で並んでいるレイにパソコンの調子について話しかけるノエルだが、レイの返事は「君はベルリンにいくべきだ」との答え。「今のおまえの状況はルーク・スカイウォーカーががオルデラン星に行くかどうか迷っていたのと同じだ」と言われたノエルは、スターウォーズのオビ・ワンに扮した男性にまで「自分が正しいと思ったことをしろ」と助言され再度考え込む。 ■ 秘密(SECRETS)・・・タロットカード THE HIGH PRIESTESS ベンがアパートで考え込んでいると、リンが心配そうに話しかけた。順調だと答えるベンに、リンは「ニコルのせいで勉強が手につかない」とぐちる。ベンは二人がダメになったのではと心配するが、夏期休暇に2週間バハマに2人で行くとの答え・・・喜ぶリンに複雑な気分のベン。 そして、ベンはカフェテリアでニコルを見つけて呼び出した。「リンは俺の親友だから裏切る真似はできない。だからもう俺に付きまとわないでくれ」と忠告する。 図書室でジュリーと過ごしていたベンだが、考え込んでばかりでジュリーが旅行の話で盛り上げようとしても乗ってこない。そしてベンはとうとう、二人の関係に疲れてしまったと切り出した。つきあって間もないのに熟練の夫婦のような関係になってしまっていることに不満を感じるベンだが、ジュリーは彼の本心を察してしまう。 「結論はもうちゃんと出してるのに言葉を濁さないで。いろんな事があったけど乗り越えてきたのよ。旅行に来て欲しくないんでしょう・・・冷却期間を置いた方が良さそう」と席を立つ。 ジュリーは今度の旅行の為に買ったガイドブックを「もういらないからあげる」と押し付けてその場を去り、ベンは溜め息をついた・・・。 ■ 喪失(LOSS)・・・タロットカード QUEEN de SWORDS ジュリーは泣きながらフェリシティの部屋を訪れ、ベンとのことを報告した。必死で「きっとうまくいく」と励ますフェリシティだが、ジュリーは自信が持てない。「私達ふたりとも・・・彼に降りまわされちゃったわね」とつぶやくジュリー。 エレナはマグラス教授の教授室に赴き、「個人的な付き合いはやはりやめよう」と切り出す。しかし、マグラス教授が授業でエレナにキツくあたってしまうのは、エレナへの気持ちを周りに悟られたくなかったからだという弁解を聞き、エレナは笑顔になる。不器用なマグラス教授にますます好感を持ったエレナ、二人はどちらからともなくキスをした。 ■ 恋(LOVE)・・・タロットカード THE LOVERS ノエルの部屋に呼び出されたフェリシティは、ノエルがインターシップのせいで旅行に行くのをやめたことを知る。「私のことなら大丈夫」と安心させるフェリシティだが、ノエルは「友達でいるのはむしろ辛い」と本音をもらす。 当分会えないから思い切りキスしておこうというノエルの提案にフェリシティも賛成。キスを始めた二人だが、どこかしっくりこないことにお互いが気付いてしまった・・・。 部屋に戻ったフェリシティは、ミーガンに写真を返される。破いてしまった写真をセロテープで貼りなおして謝るミーガンは「恋の魔法をかけたんだけど失敗。肝心のグローブを入れ忘れたの」と溜め息をつく。フェリシティは「それ、自分にかけたの?」と質問するが、ミーガンは他の人だと言い張り、諦めたように「あんたの言った通り魔法なんてインチキよ。バカだったわ」と続けた。フェリシティは「魔法も捨てたものじゃないと思い始めてたの。呪文を唱えるだけで人を幸せに出来たらすごいじゃない」と励まし、二人の間は少し歩み寄ったかに見えたのだが、フェリシティが笑顔でミーガンのベッドに座っていると「あっち行ってよ」と言われてしまった。 その夜、フェリシティとベンはディーン&デルーカで棚卸しをしていた。ジュリーとの話を聞いて口数が少なくなっていたフェリシティだが、ベンに「怒ってるの?」と聞かれ正直な気持ちを話す。ニコルを引き合いに出して攻めるフェリシティだが、ベンはニコルは関係ないが自分の気持ちはうまく説明できないと答えた。 ノエルとのこともあって旅行には自分も行かないと決心したフェリシティだが、ベンは一緒に行こうと説得をする。そして、フェリシティが棚の上から古い箱を見つけ出すのだが、それはミーガンが魔法をかけるのに入れ忘れたというグローブ・・・。脚立から落っこちてしまったフェリシティはベンと一緒にグローブの粉をかぶってしまい、「一緒に行った方がいい?」と聞くフェリシティは、真剣に見つめるベンに思わずOKしてしまう。お互いを見つめる二人の間には、今までの友達以上の感情が生まれているようだった・・・これはミーガンの“恋の魔法”のせい?。 「寮への帰り道、私の頭はベンと二人っきりの横断旅行で一杯。少なくとも2週間は彼と顔をつき合わせる事になるんだもの。でも、ノエルとジュリーが知ったら一体どう思われるかしら? ・・・部屋に帰ったら、ミーガンが返してくれた写真が目に入ったの・・・ほら、彼女が恋の魔法に使った・・・。それを見直してびっくり、彼女ったらくっつけたのはいいけど順番間違ってるじゃない!もとの写真では私とノエルが並んでいたのに、今では・・・私とベン。 ・・・サリーは・・・魔法を信じる?」 |
| [ 出演 ] フェリシティ ベン ジュリー ノエル エレナ ミーガン ショーン リーン マグラス教授 ダニー |