#15 愛と結婚 “Love And Marriage” (99/07/23放送)
ある日、フェリシティはディーン&デルーカで店長のハヴィエに呼び出される。用件は2つ。一つはバイト代の昇給、そして、もう一つは…「私と結婚してくれない?」。なんとフェリシティはゲイであるハヴィエさんにプロポーズされたのだ。 「親愛なるサリー、私の結婚式のイメージはこうよ。夕日がまぶしいビーチで、私は純白のドレスを身にまとい、家族や友人に囲まれてる・・・平凡だけど幸せそうでしょ?どう考えてもこの私が髪の毛の薄いスペイン人と手を取り合って婚姻届を出すなんて想像できない!」 ノエルはグラフィック科の展示会にデザインを出品する準備で大忙し。ノエルは今日グラフィックデザイナーである兄と1年ぶりに会う約束もしていた。 フェリシティはノエルにハヴィエさんからプロポーズされたことを告げる。ハヴィエのビザがあと10日で切れてしまうのだが、グリーンカードを取得し永住権を得るためにはアメリカ市民と結婚するしかなく、ゲイであるハヴィエが考えた末の偽装結婚だったのだ。フェリシティは人助けができるなら、と迷うのだが、ノエルの反対で断ることにする。 そこにノエルの兄ライアンが訪ねて来た。フェリシティはノエルから紹介を受け、ライアンに次の日の夕食を皆で、と誘われる。 ベンは気分転換も兼ねてプールに泳ぎに行った。しかし、彼の泳ぎを見た大学の水泳部員のコーチに選考会に出る選手と間違われる。ベンはプールサイドにあがり、練習に遅刻してきた水泳部員のリンと彼の友人ニコルと知り合う。 「考えた結果、ハヴィエさんのプロポーズは断ることにしたわ。結婚にはやっぱり愛がなくちゃ…そうでしょ?サリー」 プロポーズを断りに店に行くフェリシティだったが、ハヴィエさんが恋人との電話を切り涙するのを見て事情を聞くことに。ハヴィエの彼であるサミュエルがイタリアの支社に転勤を申し出たのだが、断られてしまったというのだ。追い詰められてしまったハヴィエさんを見て「その時ひらめいたの……ハヴィエさんと結婚するのもやっぱり愛のためだって…私が決心すれば彼は愛する人と別れずに済むんですもの。」フェリシティはハヴィエさんのプロポーズをOKしてしまう。大喜びする彼を見てフェリシティも心から喜ぶのだった。 その夜、ノエルは兄ライアンと飲みながら「話がある」と切り出される。ノエルはライアンが彼女のエミーと結婚するニュースだと思いこんでいたのだが、意外にも「俺はゲイなんだ」と告白され、言葉を失ってしまう。 部屋に戻ったノエルはライアンがゲイであることをまだ信じられず、フェリシティにショックを受けたことを告げるのだが、フェリシティがハヴィエのプロポーズにOKしたことを話すと呆然としてしまう。 次の日、ハヴィエがフェリシティの寮まで訪ねて来た。フェリシティが留守中だったためミーガンと鉢合わせする。フェリシティが戻りハヴィエは婚約指輪を手渡すのだが、ミーガンは「偽装結婚のかわりに高級車でも買ってもらえば?」とあきれたように言い捨てて出ていく。 ディーン&デルーカにハヴィエの結婚とグリーンカードの審査の為に弁護士が訪れた。弁護士は二人の馴れ初めを尋ね、説明を聞くのだが信じていない様子。フェリシティは書類を申請してこの結果が虚偽のものだとわかったらハヴィエさんは国外退去、自分は禁固刑と聞いて不安になってしまう。 ベンは水泳部の選考会に出るつもりはなかったのだが、リンがバーテンをしている店に誘われジュリーと飲んでいると、リンに「お前をどこかで見たことがある」と話しかけられた。陸上部のテストに落ちたことを指摘されてしまったベンは対抗心から選考会に出場すると宣言してしまう。 フェリシティ、ノエル、ライアン、ライアンを心配してNYに来た恋人アレックスの4人で食事をすることに。ライアンは近くアレックスと結婚すると告げるのだが、ノエルは受け入れられず、口論の末、兄弟別々に席を立って帰ってしまった。残されたフェリシティはアレックスに「私もゲイと結婚するの」と笑いかける…。 次の日、ハヴィエはフェリシティに結婚はなかったことにと言う。ハヴィエの恋人サミュエルがもう一度上司に頼み込み、スペイン支社に転勤させてもらえることになったのだ。 ホッとして心から喜んであげるフェリシティ。 水泳部の選考会に出かけるベン。ジュリーは「皆何かしら取り柄がある。自分にも何か取り柄があるって信じたい」というベンの気持ちを聞いて応援。 そして選考会では100m自由型でベンとリンが合格した。 ハヴィエが山ほどのマフィンを抱えてフェリシティを訪れた。フェリシティが留守だったためノエルが伝言を請け負うのだが、「自分達のおかれたつらい状況を理解してくれたのはフェリシティだけだった。同性愛を受け入れてくれる人はまだまだ少ない。フェリシティは純粋に愛というものを信じている」というハヴィエの言葉を聞いて心を動かされる。そしてノエルは展示会に現れたライアンに素直に謝るのだった。 ハヴィエのお別れパーティ。イタリアに旅立つハヴィエに婚約指輪を返そうとするフェリシティだが、記念に持っていてと言われ受け取ることに。フェリシティは心から祝福し、空港に向かう二人を見送るのだった。 「親愛なるフェリシティ、おかしな話だけど、私があなたの立場でもきっとハヴィエさんのプロポーズを受けていたと思う。今度の話を聞いて改めて痛感したわ。愛って犠牲や妥協をともなう複雑なものなのね……でもそこがすてきなところ。 愛し合ってる人たちにはなんでもしてあげたくなる……自分も愛のおすそわけにあずかりたいから…」 |
| [ 出演 ] フェリシティ ベン ジュリー ノエル ミーガン ハヴィエ ライアン(エディ・マクリントック 星野充昭) リン・マッケナン(ダスク・ミホック 松本大) ニコル(エイミー・ハソウェイ 津田匠子) |