#12 ほんとうの友情 “Friends” (99/07/02放送)
フェリシティは図書館で本を探していたのだが、目当ての本がどこにあるのかわからない。そこでフェリシティは本棚が並ぶその隅っこで勉強をしていた上級生に質問。しかし、彼は「また君か!紫のセーターにアーミーパンツのミス・チリチリヘアー!」と邪険にする。その上級生は「緑のシャツにジーンズのモミアゲ君(→ノエル)」とフェリシティが以前図書室の隅でキスをしていたのを目撃していたのだ。フェリシティはその記憶力に驚くが、彼は「こことあそこは僕のテリトリーだ」とそっぽを向いてまた勉強に戻ってしまう。しかし、フェリシティが「あそこ」といわれた場所を見るとそこではブレアと見知らぬ女の子がキスをしていた。 フェリシティ「やだ、・・・エレナじゃない!」 To SALLY 「親愛なるサリー、大学って思いのほか狭い世界だったわ。特に寮の生活にはプライバシーなんてゼロ!ほら、皆食べるのも寝るのも全部一緒でしょ。ミーガンなんてすっ裸で寝るのよ! 当然・・・こっそりキスしたつもりでも・・・全部伝わってる!ここじゃ皆 知らず知らず人の生活に関わっちゃうのよね。・・・だからややこしいの!」 フェリシティがディーン&デルーカでバイト中、ノエルがコーヒーを飲みにきた。 フェリシティは図書館で目撃したことが気になって、ノエルに「あなたの友達が、私の浮気を知ったらどうする?」と聞いてみるのだが、ノエルはフェリシティが浮気をしたと思いこんでしつこく質問してくる。フェリシティは誤解を解こうと、ブレアが知らない女の子とキスするのを見たと報告。ノエルは「エレナには言うな。もし言ったらつまんないトラブルに巻き込まれてイヤな思いするだけだぞ」と忠告するのだが、フェリシティは「私なら知りたいわ」と答える・・・。 「“実はね”とか“驚かないでね”とか、よく何か言う前に前置きを使うけど、あれって大事なものだったのね・・・だって前置きなしに突然『あなたの彼ったら浮気してたわよ』なんて絶対に言えないもん!」 フェリシティはエレナとカフェテリアでランチをとっていたのだが、フェリシティはブレアのことが気になってエレナの会話にもまともに返事が出来ない。あやしんだエレナはフェリシティを促し、フェリシティはついに「実はね・・・」と口にする。 しかし、「いいの、なんでもないわ」と言った途端、エレナの隣りに一人の女の子座ってきた。エレナは、彼女はタラという名の幼なじみで、今学期から編入してきたのだと紹介。 タラはくったくなくフェリシティと握手するのだが、彼女は昨日フェリシティが目撃したブレアのキスの相手・・・。 ジュリーは自分の郵便受けに実の母親の現在の居場所の報告が届いていたため、ベンに興奮して報告。インターネットで見つけた探偵に探してもらったのだが、今ジュリーの産みの母親は「設計会社経営、36歳、キャロル・アンダーソン」とわかる。ベンはあまり期待し過ぎないように忠告するが、ジュリーは喜びのあまり「ママが急にリアルな人間に思える」と会いに行くことを宣言。心配するベンをよそに、ジュリーは「でも、ママは一方的に私を捨てたのよ、拒む権利がある?」と強気な態度をとる。 ケルヴィン寮では寮生2人がお菓子の自動販売機に体当たりをしていた。ノエルはあわてて事情を聞くのだが、寮生のリチャードは「アーモンドバーが出てこない!」とケリを入れ続ける。ノエルは新しい予算で中古の自動販売機を2台買ったのだが、どうやらどちらも不良品のよう・・・リチャードは「何をやってもダメなアドバイザーだな、絶対やめさせてやる!」とすごい見幕で去ってしまった。 、とそこに、ロシア系のセンサという女性が「新しい販売機を兄に用意させる」と申し出た。ノエルは「自分でなんとかする」と言うが、センサに押し切られて結局頼む事に。 フェリシティが郵便受けを除いていると、ブレアに声をかけられた。とっさに郵便物を落としてしまうフェリシティに、ブレアは「そっけないけど、どうしたの?」と質問。フェリシティは「私、昨日図書館でタラとキスしてるのを見ちゃったの」と告白するのだが、ブレアは昨日は図書館に行っていない、人違いだと答えたのだった。 フェリシティは寮でブレアの反応をノエルに報告するのだが、「エレナに言わなくって正解だった」と言われてしまう。 そして、ノエルはセンサと一緒にセンサの兄の倉庫に自動販売機を買う相談に行くのだが、センサはフェリシティに「その髪売ったら儲かるのに!口きくわよ」と言う。フェリシティはさりげなくノエルにセンサと浮気しないようにと目配せするのだった・・・。 そして、残ったフェリシティは寮のロビーで仲良くキスをするエレナとブレアを見て複雑な表情。。。 ジュリーはさっそくキャロルが経営する設計会社に行ってみることに。ベンはジュリーにタクシー代を渡し、「幸運を祈りたいけど、本当にこれでいいのか・・・」と心配そう。ジュリーはベンに「一緒に着いて来て」と頼む。 ノエルはセンサと、センサの兄の工場に到着。しかし、一人娘のため 心配してポケベルを鳴らしまくる親兄弟から解放されたいセンサは「家族は私が一人ぼっちじゃないか心配してるの。だから彼氏ってことにしといたわ」と軽い口調で言ってノエルを驚かせる。ノエルは「僕の自尊心はどうなる?」と反発するのだが、センサは「すぐ取り戻せるわよ」とまるで気にしていない様子。 センサの父に会ったノエルは、いきなり彼氏としての厚待遇を受け、兄たちからも歓迎される。センサはポケベルが鳴った為どこかに行ってしまうのだが、残されたノエルは いきなりガッチリした兄たちに腕相撲の相手をさせられる。 ジュリーはベンと、キャロルの設計会社の前まで来るのだが、そのビルの立派さに怖気づいてなかなか入れずにいる。ジュリーはせっかくオシャレをしてきたのに「きっと会ってもらえない」と弱気になり、結局そのまま帰ることに。 一方、お酒も入って開き直ったノエルは調子にのり、自分が寮の火事でセンサを担ぎ上げて避難した、とありもしなかった自慢話を始めてしまう。兄たちは「ヒーローに乾杯!」とウォッカやソーセージをどんどんノエルに勧める。 しかし、これに閉口したノエルは、センサを連れ出して「肝心の自動販売機は?」と尋ねた。センサは販売機を手配してくれるはずの兄ユーリが今日は帰ってこないらしいと答え、ノエルはセンサを責めてしまう。しかし、センサは「楽しんでたじゃない」と悪びれずに言うのだった。 フェリシティはエレナの部屋で勉強をしていたのだが、タラが部屋に飛び込んできて、今かかってるラジオの曲は、エレナとの思い出の曲だと一緒に踊り始めた。フェリシティはそんな二人を笑って見つめる。 「何かで読んだけど、目撃証言ほど不確かなものはないんですって・・・・人間は機械じゃないもんね。私も“ブレア証言”に命を懸けるかって聞かれたら・・・NO。それに、エレナはあんなに幸せそうだし・・・それで考えたの。浮気が事実ならいずれ放っといてもわかる日が来るって・・・だから、もうおせっかいはやめる!」 ノエルは酔って帰ってきて、フェリシティは、ことの次第を全てノエルから聞かされた。センサの彼氏を演じてることを話し「明日また行かなくちゃ・・・ヤキモチやくなよ」と言うノエルだが、フェリシティは「可哀想すぎてヤキモチやけない!」と笑ってしまう。 しかし、そこに思いつめた顔のエレナがフェリシティに「ちょっといい?」呼び出した。 フェリシティはブレアの事だと察しをつけエレナの部屋までの長い廊下を着いて行く・・・ 「私、小学生の時、やな男の子に“フェラシティ・ポーター”ってしつこく呼ばれたもんだから、カッとして彼のジュースに塩をどっさり入れちゃったの。校長室に呼ばれたのって、今まであれ一回きりだけど・・・長い廊下を未知のものに向かって歩いていくあの恐怖感!実際しかられるより、その時の方がずっと怖かった・・・今がまさにそれ!」 こわばった顔をしたエレナは、ブレアとタラも揃った自分の部屋の中にフェリシティを迎え入れ、ドアを閉める・・・ フェリシティはエレナに「二人がキスしたのを見たのよね?」と怖い顔で詰問する。ブレアは、「彼氏に振られたタラを慰めようと頬にキスしたらずれただけだ」と弁解。エレナは「実演して見せて」とブレアとタラの“偶然の”キスを再現させる。エレナはフェリシティに「そうなの?」と質問する・・・フェリシティは絶対そんなキスではなかったと確信しながらも、エレナを傷つけまいと「そんな感じだったと思う」と言ってしまう。 一方、ベンは差し入れを持ってジュリーの部屋を訪れる。ジュリーは昨日の事を「パニックになっちゃっただけ」と弁解するが、ベンは「訪ねる前に手紙でも書いたら?」とやさしく話す。これ以上傷ついて欲しくないと心配するベンだが、ジュリーは「この事に関してはザックとの問題と違う、忠告はいらない」と冷たく言い、ベンは部屋を出て行ってしまう。 翌日、エレナがカフェテリアで一人で勉強をしていると、ブレアが明日のコンサートに行こうと誘ってきた。仏頂面のエレナはブレアにキスをして「このアタマの中からあなたとタラのキスシーンが消えるまで・・・」と冷たい態度をとってしまう。 ジュリーは母親に手紙を書いていたのだがうまく表現できずに行き詰まってしまう。そして、フェリシティの部屋を訪ね、フェリシティがサリーと何故手紙でなくヴォイスレターを交換しているかを質問。フェリシティは「テープだと感じてる事をそのまま素直に話せるから・・・手紙だとつい考えちゃうでしょう?」と答える。ジュリーはテープレコーダーを貸して欲しいと頼み、理由は今度話すからと出て行ってしまった。 ノエルはとうとうセンサの兄ユーリに会い、立派な自動販売機を売ってもらえる。商談成立したノエルとユーリはコーラで乾杯。そこに、兄のうちの一人がノエルを呼びとめ「お前はセンサの彼氏じゃない・・・センサのことはよくわかってる」と言われてしまう。しかし、彼はノエルがセンサのいい友達であることを認め、再度「勝たせてやるから」と腕相撲をする。 部屋に戻ったジュリーはキャロルへのヴォイスレターを作る・・・。 「はじめまして・・・私はジュリー・エムリック。1980年3月10日、ここN.Yのコロンビア病院で生まれたの・・・そう、あなたの娘よ。最後まで聞いてくれると嬉しいんだけど・・・私、あなたのことを長い間ずっと捜していたの。なんていうか・・・捜さずにいられなかった。だからって不幸だったってわけじゃないの・・・両親はとっても良くしてくれたわ。去年大学に入って音楽を専攻してるの・・・今はいい友達も出来たわ。でも私には・・・いつも何か欠けてる気がしてた・・・心に埋められない穴が開いている感じ・・・そしてそこには答えの見えない質問が渦巻いているの。例えば、鏡を見るたびにいつも思うの・・・この茶色の眼は誰から貰ったのかなって・・・それに鼻が上を向いているのもギターが好きなのも・・・誰かに似たのかしらって。私ね、一日にチョコバーを3つ食べても全然太らない体質なのよ! 何かを要求してるわけじゃないの、もちろんお金なんか要らない・・・ただ、一度でいいの、あなたにどうしても会ってみたい・・・自分のルーツを・・・自分が誰かの娘だってことを確認しておきたいの。これからちゃんと生きていくためにも。それにひょっとしたらあなたも・・・時には私のことを思ってるかもしれないし。・・・最後に・・・産んでくれてありがとう・・・」 フェリシティは図書室でエレナと勉強をしていた。エレナは「あの時まで黙っていてくれてありがとう」と礼を言い、フェリシティは二人を許したのかと質問。エレナは「友達を信じなきゃおしまいだもの」と二人を許すことにしたと答えるのだった。 すっきりしないフェリシティは、以前出会った、図書室の隅で勉強する上級生を見かけ、もう一度話しかける。自分のテリトリーを侵した者には 恐ろしく記憶のいいその上級生に、フェリシティは「この前あそこでキスしてた二人を以前に見た事はあった?」と質問するのだが、彼は「3回も!」と答える・・・それを聞いたフェリシティは複雑な気持ちでエレナの向かいにまた座る。 そして、フェリシティはブレアとタラのキスは、本当は誤解ではないと説明した。自分はウソをついたのだと話すフェリシティ・・・しかし、エレナはフェリシティを責め、「あなた、私の家に来たことある?タラは私の母が病院に運ばれた時も傍にいてくれたの!そのタラが親友の私にウソをついたっていうの?信じられない!」と怒って席を立ってしまった。 寮に戻ったノエルは新しい自動販売機の解説書を読んでおり、フェリシティもノエルに抱きついて一緒の時を楽しんでいる。しかし、一つ気がかりなエレナの事を話すと「私は友達じゃなかったのかな・・・」と暗い表情になるのだった。 ジュリーは勇気を出してキャロルの会社を訪ね、受付の女性にインターシップ(アルバイト)の申し込み者と間違えられる。そこに、キャロルが現れ、ジュリーは固まって何も喋れなくなってしまう・・・。結局テープを手渡すことはできず、受付の女性にインターシップの申し込み書を手渡されて帰ってしまう。 そしてその足でベンのアパートを訪れ、前日冷たい態度をとったことを謝るのだった。 学校から帰ったエレナは、部屋からブレアに電話をする。今日約束をしていたコンサートに勉強で行けなくなったと伝え、ガッカリするブレアには「チケット2枚あるんだから、誰か誘って行ってきなさいよ」と言うのだった。 フェリシティがノエルの部屋で一緒にうたたねをしていると、エレナがフェリシティを訪ねノックをした。 外出の格好をして「今更こんなことを頼めた義理じゃないんだけど・・・一緒に行って欲しい所があるの。一人じゃ確かめる勇気がなくて・・・」と暗い顔で頼むエレナ。 フェリシティはエレナと一緒に、エレナとブレアが行くはずだったライブの出口が見える場所へ。 ライブが終わってブレアが出てきたのだが、彼は一人・・・それを見て笑顔になるエレナ。 ・・・しかし、少し置いてタラが出口から現れて後ろからブレアに抱き付き、二人はキスをするのだった・・・そんな二人を遠くから見つめ、寂しそうな表情になるエレナ・・・フェリシティはただ黙って顔を手で覆って泣くエレナの肩を抱くのだった・・・。 From SALLY 「親愛なるフェリシティ。あなたが抱いているイメージを壊しちゃうかもしれないけど・・・私はジョンを裏切った事があるの。付き合いはじめて半年後、前の彼のところに戻りかけたわ。・・・でもその時改めて思い出したの・・・何故ジョンを愛したのかって。・・・結局彼は気付かなかったんだけど、私の方がたまらなくなって打ち明けたわ。別れを覚悟していたけどジョンは許してくれた・・・それ以来私は決して彼に嘘をつかなくなったわ。恋人同士の絆って山や谷を乗り越えて強くなっていくものだけど・・・友情も同じじゃないかしら・・・」 |
| [ 出演 ] フェリシティ ベン ジュリー ノエル エレナ ブレア リチャード タラ(タミー・タウンセンド 渡辺美佐) キャロル・アンダーソン(ジェーン・カツマレク 野沢由香里) センサ(イバナ・ミリセイク 深水由美) 上級生(古田信幸) ユーリ(ボリス・クルトノグ 中村秀利) センサの父(塚田正昭) センサの兄(大川透) ティナ(スーザン・ダラン 雨蘭咲木子) |