#11   ロスト・バージン   “Gimme an 0 !”  (99/06/25放送)

「親愛なるサリー、カリフォルニアの家に帰って最初の2週間は楽しかったの。久しぶりにパパとママに甘える事も出来たし…でもそのうち、ニューヨークが恋しくなって、どうしようもないホームシックに襲われちゃった!だって今はここが私の家だから…それに他にも戻りたいわけがあったの…もちろん、まずは彼に会いたかったから!」

フェリシティがクリスマス休暇から戻ると、ノエルが待っていた。久しぶりの再会で抱き合いノエルの部屋に入る二人。新しくパソコン(iMac)を買ったノエルは自慢げに持ち上げて見せるのだが、フェリシティが「私決めたの!私たちセックスしましょ!」ともちかけると、驚いて手にしていたiMacを落としてしまう…。

「ねぇサリー、突然セックスしようなんて言い出したからビックリしたかもしれないけど、私この問題についてはもうずっと前から考えていたの!特に大学に入ってから、自分だけ人と違う感じでなんか取り残されたような気分だった…だって私以外の人はどう考えても、絶対セックスしてるはずなんだもん!…人を見るとつい想像するのは癖になっちゃって。…彼女は?…経験済みね…この子だって絶対してる…多分隣の彼と…。とにかく皆してるのに…私だけまだ!」

授業が始まり、ジュリーとも再会したフェリシティ。ジュリーはクリスマスの休暇中に両親に会い、ザックとの事件を話しても優しく慰めてくれた事を喜んで報告。そこにベンがやって来た。パロ・アルトの実家には帰らなかった彼だが、バーモントのショーンの友達の山荘に出かけたという。

ディーン&デルーカでアルバイトをしているフェリシティをノエルが訪ねる。
ノエル   「ねぇ、しつこいようだけど、昨日言ってたこと本気?」
フェリシティ「もちろんよ」
ノエル   「それじゃ…いつ実行に移す?」
フェリシティ「そうね…実行する前にHIVの検査とかしてた方が良くない?もちろん疑ってるわけじゃないけど…」
ノエル   「賛成だ!この際徹底的に!ちゃんと検査してくるよ。君とする為ならどんな努力も惜しまない!」
そう言って去って行く彼だが、そばにいた客は怪訝そうな顔で二人を見ている…。

エレナはブレアからプレゼントと言って紙袋を渡される。その袋に入っていたのはブルーの分厚い輪の布(一見腹巻?)。「きっと君にぴったりだ。キレイな色だろう?似合うだろうな…」というブレアだが、お礼を言いながらもそれが一体何なのかわからないエレナ…。ピチピチミニスカート?ストラップなしタンクトップ???それにしては小さすぎ??)

大学でベンに出会ったノエルだが、異様に浮かれている。「元気?」とベンに話しかけられ「最高!今医者に行って来た所だ!!」とトンチンカンなノエルにベンはあっけにとられる。そこに見知らぬ女の子がパーティにベンを誘って去り、ノエルは無視されるだが、それも気にしてない様子。

「いったんセックスすると決めたからには、しっかり準備してちゃんとやり遂げなくちゃ!だって大切な初体験でみっともない真似はしたくないもの…絶対に!」
本屋に入って恥ずかしげも無く「セックスの本はどこですか?」と質問するフェリシティ。
その本屋の店員に'やり方が知りたい'と「私はビジュアル派だから絵が多いのがいいんですよね!」と大声で興奮気味に話すフェリシティだが、店員は冷静に『Gimme an 0!(イカせて)』という本を勧め、フェリシティは中を見て即決する。

冬休みの間、ベンとジュリーは親密になっており、バーモントへも一緒に出かけていた。
ショーンはアパートでジュリーの歯ブラシを突きつけて「これは何だ?」と質問する。同棲禁止ルールに違反すると責めるショーンだが、ベンは落ちこんだジュリーを慰めていただけだと弁解…まだ微妙な関係の様。
そこにジュリーが現れ、フェリシティに一緒にバーモントに行ったことを話すと宣言した。

iMacを修理しようと悪戦苦闘中のノエル。部屋に入ったフェリシティは「私が驚かせたせいね」と謝るが、ノエルはHIV陰性のカードを手渡し「いつ実行する?」とせまる。二人の都合を伝え合い、フェリシティのバイトを変わってもらって2日後に実行する事を決定。'ノエルとセックス'とスケジュール帳に書きこむフェリシティ(笑)。

フェリシティはさっそく準備を始める。病院でピルを処方してもらい、コンドームとの併用について質問する彼女に店員はコンドームの装着方法まで模型を使って説明。興味津々で話しまくるフェリシティに店員は圧倒される。
店を出たフェリシティはジュリーと出くわす。ノエルとセックスすることに決めたというフェリシティを応援するジュリーだが、ベンとのことは切り出せないまま。

ノエルはフェリシティとのセックスに備えて部屋で腹筋をしていた。「痛ましい努力だ」といいながら同じフロアの寮生が修理するためにノエルのパソコンを運び出すが、入れ替わりにジュリーが入ってくる。
「ベンとフェリシティのことで話がある」と切り出すジュリーにノエルは「冗談だろ?!」と動揺。ジュリーは誤解を解き、毎晩ベンと会っている事を告げる。一緒にいると安心するため毎日一緒に寝ているが関係は持ってない、これから進展するかも…というジュリーに「フェリシティのベンへの想いは過去のものだ」とノエルは請け負うのだが、フェリシティに二人のことを話すのは木曜日以降にしてくれと頼む。

フェリシティは経験豊富なエレナにセックスについて質問。「大切なのは集中する事。全身のエネルギーをノエルだけに集中する…競馬の馬みたいに…まわりには目もくれずに突き進むの」とアドバイスするエレナに「あなたきっと最高のセックスしてるんでしょうね。。。」と羨むフェリシティ。
話は変わって、エレナはブレアにプレゼントされた例の布をフェリシティに見せて「これ何だと思う?」と質問。フェリシティはミニスカートじゃないかと言うが、エレナはタンクトップだと推測。「その場で気に入ったって言ったのに、今更コレ何?なんて言えると思う?彼のこと好きだから傷つけたくない」というエレナもブレアとの関係は順調のよう。

自分の部屋に戻ったフェリシティはカタログを見ながらセクシーな下着について電話で問い合わせていた。そこにミーガンが戻ってきて「ついにアドバイザーと寝るんですって?」とからかい気味に話しかける。ミーガンはフェリシティが買った本『Gimme an 0!(イカせて)』を取り上げ、「これ私の中学時代の愛読書!」と笑う。

とうとう約束の日の夜。ノエルは部屋のあちこちを飾り、ムードを出すためにろうそくに火をつけてまわっていた。そこにフェリシティが「時間よ!」と入ってくる。エレナのアドバイスに従って集中!とばかりに突進。セーターを脱ぎ捨てて強引にキスをし、ノエルの服を脱がせ、ベッドに押し倒すが、ノエルに落ち着けと言われてしまう。
ところがそこにパソコンを修理した寮生と友達が突然入ってきた。驚いてパソコンを落としてしまったうえにドアの傍にあったろうそくを倒され、他の寮生から没収しようと置いてあった松の木から火があがる。燃え上がる大木に慌てて服を着る二人だが、寮生によって何とか消火され、火災警報のベルの中呆然とする。

次の日ノエルがフェリシティを慰めにやってきた。初体験が思った通りに行かなかったことを恥じるフェリシティに、ノエルは「ホテルに部屋をとった。今夜もう一度やり直そう」と励ます。ハヴィエさんを説得してアルバイトをもう一日休ませてもらったフェリシティは再度張り切りはじめる。

フェリシティとノエルはホテルの部屋に入り期待を高まらせコーラで乾杯。しかし、丁度その時ジュリーは部屋でベンと一緒にいいムードになっていた。帰るベンと別れを惜しんでいるとフェリシティから電話が。ホテルのバスルームから「今からセックスするの」と報告をするフェリシティを応援するジュリーだが様子がおかしい。部屋に戻ったフェリシティはノエルに「ジュリーに電話したけど何かヘンだった」と言う。しきりに気にするフェリシティに、ノエルはついに「ジュリーは毎晩ベンと過ごしてるらしい、バーモントへも一緒に行った」と話してしまう。
親友だと思って何でも話していたジュリーに隠し事をされていたことに動揺するフェリシティだったが、ノエルはフェリシティがまだベンをふっきれてないと決めつける。気分を害したノエルは「僕はベンの身代わりじゃない」とホテルの部屋から出ていってしまった…。

次の日ジュリーはベンのアパートを訪れる。曖昧な関係だった二人の関係だが、ジュリーは「あなたとゆっくりやっていきたい…」と正直な気持ちを告白し、二人はキスする。

ノエルは部屋の電気を消して音楽をかけ、沈んでいた。そこにエレナが入ってきて例の布をスカートとしてはいてみせ(かなりピチピチ&ミニ!)、「これどう思う?」と質問。フェリシティから事情を聞いていたエレナは落ちこんだノエルに「絶望する必要なんて全然ないのに!」と元気付ける。

大学にそのスカートを着てブレアに披露したエレナだが、ブレアは「それ、スカートじゃないよ。ヘアバンドだ」と笑われる。エレナは驚いて「脱いでくる」とトイレに駆け込む。

授業に出たフェリシティはジュリーに会い、ベンのことよりノエルが大切だということを正直に告白して二人を祝福する。やって来たベンに席を譲り、フェリシティはノエルを探しに行った。
フェリシティが部屋に戻るとノエルがちょうどドアをノックしていた。ノエルはフェリシティを置き去りにした事を謝るが、フェリシティも自分が早く初体験をして皆の仲間入りをしたいと焦っていたのだと正直に告白する。そして二人は関係を持つことを急がないようにしようと約束する。

「親愛なるフェリシティ、初めての体験を前にした気持ち、よくわかるわ…。期待と不安が入り混じった複雑な心境だったんでしょ?…私の初体験は大学1年の時。相手はパーティで会った男の子…その夜のことを後悔はしてないけど、今ではこう思うの…いい初体験をするには、本当にそれで後悔しない自分自身に問いかけること…まさに、今回あなたがしたことよ。だから、どんな結論を出したとしてもそれを誇りに思って欲しい…」

  [ 出演 ]
  フェリシティ ベン ジュリー ノエル エレナ ミーガン ブレア ハヴィエ ショーン リチャード 本屋の店員(久保田民絵)