
長崎−思い出の散歩道
左の 版画は、大浦天主堂から 見える長崎の港です。
現在は、どうなんでしょうねー
(田川憲=版画)
1960年代の作品。コピ−。

私が、長崎を 離れたのは 23才の時でした。
私の 中に 残る 長崎は その頃の
長崎で止まったままのようです。
長崎は、ぐんぐんと 帰るたびに、きれいになり都会的になり、
独特の長崎らしさが それにつれてぐんぐんと減ってきました。
保存されている観光地だけが 観光化されて残っています。
長崎に住んでいる人たちにとっても、町の発展のためにも 仕方ない
のでしょう
せめて、ここでは 古い長崎を 思い出して歩いてみたいと思います。
私の想い出の中の 長崎をひとつひとつ ご紹介しながら
ご一緒に散歩しましょう。ご案内しますのは、15才の私です。
長崎女子商業、在学中です。(長崎市中小島町の石垣の前で。)
夏休みみたいですね。写したのは、叔父の「下瀬隆治」です。
叔父は、「長崎の洋館を保存する会」の会長をしていましたが
昨年亡くなりました。
久しぶりの散歩は、叔父が いつまでも長崎と共にあれと願っていた西洋館に
続くオランダ坂です。
オランダ坂−−1965年
東山手12番館
「田川憲版画集」よりコピ−
田川憲=明治39年長崎市桜馬場町生れ 。昭和42年 死去。その間に 長崎を題材にした 多くの版画を残されています。
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| オランダ坂 |
この「オランダ坂」周辺の散歩道は 特に 長崎らしさが 残っている所です。
活水短大の門の前です。
長崎へ 旅行に行かれた方は必ずここに訪れて歩いた経験が おありでしょう?
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| オランダ坂 |
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| オランダ坂 |
この最後の版画の坂を登りましょう。この坂が いいのですよね。
一歩登るごとに後ろを振り返ると 長崎の港が だんだん、広がりながら
見えてくるのです。
登り切ったら、道に出ます。この道も 大好きでした。右に歩いていくと
大浦天主堂へ 行けます。{歩こう 長崎}ですね。
私は、登り切って出た道で、ほっと一息ついたら、この道を渡って向かいの
石段を 登りたいですね−−。今、すぐにでも。
ここも すごく 好きな 場所だったんです。
右手が 「海星高校」です。
なんか、夏でも ひんやりと 涼しい石段でした。
この石段を 登り切ったら、一度に景色が変わり、「あっ−−」と 驚くほど
好き、好きの景色が広がるのですよ −
今はどうなんでしょうね−−。
ビルに ホテルにと建ち並び、景色が一変していたらどうしょう!
期待と不安で、いっぱいです。
私の「オランダ坂」の 思い出は
仁田小学校4年の時の写生会が 、この場所でした。坂の登り口に 建つ洋館の
ブル−グレイのペンキの壁と 庭の大きな蘇鉄の木が 印象的な 景色でした。
子供の私は 、この景色をクレパスで自分の 画用紙の中に、描きました。
その絵が、市の展覧会に出品されて「入選」して 賞状と賞品をいただきました。
嬉しかった−−あの感激が、この景色の中に甦ってきます。
あの時から絵を描く事に興味を持ち、鶴鳴高校の下の絵画教室に通うように
なりました。(画家「小川緑」先生)
「オランダ坂」周辺は、デ-トコ−スにもお薦めの場所ですが、歩いて
くださいね−
歩くと、まだまだ、長崎の良さが 発見できるのでは、と思うのです。