音楽の友2月号の海外レポート(ドイツ、岸浩氏)に書かれていたことです。
「ベルリン・ドイツ・オペラ直音楽総監督に決定していたファビオ・ルイジに対する契約も、ついにベルリン市が契約書を出さず、市はルイジに高額の違約金を支払い音楽総監督決定をご破算にする意向だ。この裏にはクリスティアン・ティーレマン現音楽総監督をなんとかベルリンに引き留めておきたいというベルリン・ドイツ・オペラ管の意向を指示する政治家たちがいる。また、ポスト・バレンボイムをにらんだ決定ともいわれている。」
前にガーター亭のトップページでも紹介したDOBとシュターツオパーの「統合」問題については、その案はとりあえず撤回された模様なのですが、やはり、DOBとしてもシュターツオパーとの対抗上、ティーレマンをつなぎ止めておきたいということなのでしょうか。ティーレマンは確かに昨年のバイロイトの「マイスタージンガー」を振り、来年は「健康上の理由」でエッシェンバッハが下りた「パルジファル」を任され、さらには次の「指輪」(2006年?)の指揮台も内定している雰囲気ですから、まさに飛ぶ鳥を落とすという勢いなわけですね。
まあ、ワタクシはティーレマンは生で聞いたのは1回切りで、それも爆睡していたものですから評価は保留ですが、CDを聞く限りでは「スター育成システム」に乗っている「期待の星」という感じを持っています。
まあ、ルイージ擁護のあまりティーレマンを切って捨てるというのも良くないかとは思うので、彼はいずれじっくり生を聞かせてもらいましょう。その上でベルリンの連中への今後の対応も考えさせて貰う(笑)ことにします。
さて、FMfanの2001年第2号では、読者の声欄に茨城県結城郡の篠崎勇さん(35歳)が、ルツェルン音楽祭での演奏として放送されたルイージのサン=サーンス/「オルガン付き」を紹介しています。見事な演奏だったようで、放送を前夜に知りながらも聞き逃してしまった我が身を悔やむことしきりです。オルガン関係曲ばかりでのコンサートだったとのことですが、おそらくスイス・オルガン・国際コンクール関連の演奏だったのでしょう(1999.10.1)。もっとも、このコンサートはジュネーヴとなっていますから、同趣旨のルツェルンでも演奏会が追加になったのでしょう、きっと。