2月1日〜2月10日

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2月10日(木)「メリー・マウント」
 昨日はそれほど深酒はしなかったので本格的な二日酔いではないが,どうも体力を消耗したような疲れが残っている。咳も出るので風邪をひいてしまったのかも知れない。この週末はスキーにいく予定なので悪化させるわけにはいかないのだが。。。

 今日の通勤の友はハンソン/歌劇「メリー・マウント」。ガッティ・カサザがメトの支配人になった時期には次々にアメリカの作曲家に新作を依頼したりしたのだそうだ(作曲コンクールも)。その中の一つがこの曲で,1934年の世界初演時の放送録音がNAXOSから復刻された。録音が悪いので曲は片鱗しか分からないが,時代劇(西部劇というべきか)を見ているような面白さはある。話の筋とかは読んでいないので分からないが、聴いた感じは大河ドラマのような印象といったらいいか。合唱が主役というのもなかなかスペクタクルで楽しい。が、もう1回聞き返すかと問われると。。。この作品は当時メトでは受けたらしいが、今では上演されているのだろうか?それともアメリカでは未だにポピュラーな作品なのだろうか。。。


2月9日(水)「宴会」
 虎ノ門で宴会。6時半スタートの会場に到着できたのは10時過ぎ。みんな出来上がっていた(当然か)。追いつくために急ピッチで日本酒とワインをチャンポンで飲む。その店の名前は「チャンポン」とも訳せるフランス語なのだった。12時前に赤坂某所へ移動。その店ではギムレットを1杯(2杯かもしれない)飲んだが、ひたすら寝ていた。終電は当然終わっていたので乗り過ごすことはなかった。
 まあ、その場では他人とは普通に、あるいは酔っ払いと看破されても破綻を来さずに会話・行動していながら翌朝覚えていない、という事態よりは数百倍良いと思う。
 ところで、実はそういう状態だったのに「寝ていた」と信じているワタクシに誰も真実を伝えてくれないという状態ではあるまいな。。。

 今日の通勤の友はプレヴィンのヴォーン=ウィリアムズ/交響曲(6番、9番)


2月8日(火)「ワゴン・セール」
 昼休みに数寄屋橋のHMVへ。ワゴン・セールをやっていて,300〜500円のCD11枚を5250円でゲット。税抜きでちょうど5000円だったということ。BONGIOVANNNIから出ているので「声抜き」でも観賞用だと思って買ったアリア集がなんのことはないカラオケだったのだが、ベル・カントのカラオケってかなり間抜けな感じがする。ほかの「変なもの」はヴェルディのオペラのパラフレーズからなるオーボエとピアノの曲集。エマールが20世紀のピアノ番組に出たときの演奏が本人の講釈録音付きでリリースされたもの。

 今日の通勤の友は「カーチャ・カバノヴァ」@ザルツ98。


2月7日(月)「キャンセル」
 今日はアルヘリッチのソロコンサートの筈だったのだが,「風邪のため」キャンセル。何だか嫌な予感はしていたがやはり。。「ベネデッティ=ミケランジェリに捧げるコンサート」だからキャンセルしないだろう、というのはやはりアルヘリッチには通用しなかったか。。。
 彼女にキャンセルを喰らったのは「まだ」2度目なのだが,どうもこのまま「結局生に接することができなかったピアニスト」になりそうな気がしてならない。リヨンでのコンチェルトにはどうしても都合が付かず、パリ管は当日行ってみたらキャンセルだった。今回は近年稀なソロ・リサイタルの予定だっただけに余計残念である。もしかしたらソロだという時点でリスクの高さを察知するべきだったのかも知れないが。
 結局聞けなかったピアニストには「リヒテル」と「ゼルキン(父)」がいる。両方とも券は入手したものの来日自体が中止となったのだった。ゼルキンの方は理由も覚えていて自宅近くで(冬だった)雪道だか凍った道だかで転倒して足を痛めたので来日&演奏不能、というものだった。その後も2度ほど彼は来日したはずだが,こちらの都合があわなかった。
 直近でキャンセルを喰らったのはポゴレリッチだった。昨年の3月にシャンゼリゼ劇場で予定されていた演奏会が6月に順延となった。が、ワタクシは3週間後には帰国する身でアウト。同じプログラムは昨秋に日本でも披露したはずだが行けなかった。「キャンセル癖」の付かないうちに一度聞いておいた方がいいのかも知れない。

 本日の通勤の友はハルトマン/ヘンツェ(閑古鳥氏監修のシリーズの1枚)


2月6日(日)「再会」
 松本在住の長野時代の友人たちと会うために帰路は松本経由。途中の「しなの」や「あずさ」ではひたすら寝ていた。
 渋谷でパリ時代の友人たちとあんこう鍋。一昨年の忘年会はパリで行ったメンバーである。日本では初めて。久しぶりの人にたくさんたくさん会った週末だった。

 車中の友はエッシェンバッハの「皇帝」、ゴロワーノフの「悲愴」。


2月5日(土)「長野へ」
 今は解散してしまった昔の勤務先の「同窓会」があって長野へ。私が長野にいた頃はまだ開通していなかった新幹線に初めて乗る。少し冠雪した浅間山が美しかったがトンネルが多いのが残念。しかし、1時間半ほどで長野まで行くとは便利になったものだ。長野単身赴任中は週末ごとに家族のもとに帰っていたし東京出張も多く、在来線の頃の「あさま」は何回乗ったか分からないが、まずは3時間半ほどかかったと記憶している。ここで睡眠時間を稼いでいたというのも事実で、そのうち、長野から乗って大宮が近づくと自然に目が覚めるようになったものだ。最近は東京出張が必ず日帰りになってかえって大変だという声も聞くが、移動そのものを楽しむのでなければ早く着くのに越したことはない。ただ、料金は大分上がったように思う。
 4年ぶりの長野は,隅々まで歩き回ったわけではないが,駅舎は新幹線対応で新しくなっていたものの、町並みは思ったほど変わっていなかった。
 夕方からの本会のあと、午前3時まで4軒はしご。締めくくりは当時よく通ったCという店。マスターと唐十郎やジャズライブの話で盛り上がった。元気そうで何より。

 列車の友はカルテット・ジェラートの「エスプレッソ」、ヤンソンスのブラームス。


2月4日(金)「サラダ・スパゲティとグラス・ワイン」
 ここのところ寒いし腰も完調ではないので売店でお弁当を買ってきて済ませる昼食が続いていたので、今日は久しぶりに外に出る。近くの喫茶店のような「ボンジュール」という店でサラダ・スパゲティ。とはいっても「サラスパ」のような上品なものではなく、大きなラーメン丼状の入れ物の半分がスパゲティ、半分がキャベツレタストマトキュウリからなるサラダであっさり味のドレッシングを好みでかけて食べる。キュウリの脇には結構な量のマヨネーズ(これは除けたが)がついていて全体の印象は非常に豪快。他の定食は別に大量と言うことはないが、これだけが大きい。私は初めて行く店だったが同僚は何度目かで、今日は意を決してこのサラダ・スパゲッティに挑戦したのだそうだ。野菜の補給に良いと言っていた。まあ、悪くはないが最後の方は少し飽きてしまう。なお、隣ではこれの大盛りというのを食べている人がいた。世の中には色々な人がいる。

 カルテット・ジェラートの演奏会のあと、東銀座のワインバーへ。ヴォルネの94年を1本とグラスワイン2杯。ワインはあまり高くないものを選んだのにそこそこの額になっていたのでよく勘定書を見ると、グラスワイン2杯がヴォルネの1本の半額以上に達していた。グラスだと安いものという先入観があったのだった。たしかに明るい華やかな味の1本目に比べ深い味わいでこっちの方が好みだなとは思ったが値段には気が回らなかった。。。。

 今日の通勤の友はアルブレヒト・マイヤーのロマンティック・オーボエ曲集。


2月3日(木)「一輪車」
 あの金属のスケボーにハンドル?の付いた乗り物,非常に良く町で見かけるようになったが、人混みでけがをさせたかで道交法の適用が検討されているとのこと。
 これで思い出すのは20年少し前の普通運転免許取得のときのこと。「教科」という座学の時間に自転車は軽車輌だけれど、降りて押して歩いていれば歩行者として扱われる。バイクは押して歩いていてもエンジンがかかっていれば車輌である、という説明をした教官に対して発せられた質問は,「一輪車はどうなるんですか?」というものだった。教官は「一輪車ですについては調べておきます」と騒がず応え、次の時間に「県警に問い合わせたところ一輪車は「遊具」であって歩行者でも軽車輌でもないとのことでした」と教えてくれた。意表を付かれた感じがしたものだが、もしかして、一輪車も今回遊具から軽車輌への解釈変更が検討されているのだろうか?
 ふと今思ったが、「竹馬」も「遊具」だろうか。。。あれが遊具なら厚底靴だって。。。。。

 通勤の友はボールトのブラームス。


2月2日(水)「小椋桂」
 地下鉄の中吊りで琵琶を抱えた和服の男の写真を発見。小椋桂だった。ワタクシがたまたまなのだろうが、非常に久しぶり。作詞家・作曲家という肩書きであったが、最近はどういう活動をされているのだろうか?銀行はもう辞めたのだろうか?色々疑問が湧いてきた。にしても、なぜ「介護と医療の専門日刊紙」の広告に突然登場したのか?

 今日の通勤の友は「20世紀音楽なんて恐くない」(メッツマッハー指揮のミレニアム・コンサートのライヴ)

 ペレーニのリサイタルの後,お茶の水(地番は湯島だったが)のおでん屋に。美味しかった。


2月1日(火)「最後から2本目」
 夕食時に赤ワインを開けた。昨年3月フランスから帰国の際に持ち帰ったもののうち最後から2本目である。「酒のギャルソン」などで、南米産のワインなどリーズナブルなものも発見しているので困ってしまうというわけではないが、それでも、サンテミリオンのグラン・クリュは日本ではそれほど安くはないのでホイホイ買って毎日飲むというわけにはいかない(この「毎日」というのは言葉の綾であって私は毎日飲酒しているわけではない。現に1月の31日間で一滴も飲んでいない日が12日ある。)。
 もっとも、帰国時にワインを大量に買って帰ろうなどとは思っていなかったのだ。ところが、会う人会う人「ワインはどのくらい買って帰るんですか」とか「今日本は赤ワインブームですからねぇ」とかいうものだから、結局70本少し持って帰ったと思う。ただ、60本くらいは人に差し上げてしまったので、手元には10本くらい残ったのみであった。ある日はこの中から飲み、ある日は買ってきたものを飲み、ということで1年足らずを過ごしてきた。
 あと1本はあるのだが、これはちょっと高級なものなので、新しい家が出来たときにでも開けようと思っている。問題は昨年の暑い夏を無事に越せたかどうかということなのだが、それはともかく、実質的には今日の一本が最後の一本だったのだ。たかがワインではあるが、いよいよ無くなったというと何だか寂しい感じ。

 今日の通勤の友はグリモーのベートーヴェン。


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