−JUL 1998−

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月 日 音  楽  祭 宿 泊 地
 7月24日  シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭 リューネブルク

シュターデ〜ツェレ〜リューネブルク

 朝、宿からシュターデ駅へ行く途中、家へ電話をかけることにした。ハンブルクでテレカを買ってからInternationalの表示のある公衆電話を見るごとに試みたのだが、そのたびに「番号が違っている」とか「カードは無効だ」という表示が出て「テレカの謎」は深まるばかりだ。「国際識別番号<00>が変わったのかも」「国際電話用はテレカが別なのかも」「電話機が皆壊れているのか(まさか)」、果ては「売店のお姉さんがテスターで確認して見せたが、だましたんだ」などいろいろ憶測するのだが、とにかく家へ一報をということで2DMコインでかけた。1分弱話せる。<00>は変わっていなかった。


ツェレの市庁舎で

ツェレ
 ハンブルク・ハールブルクで乗り換えてツェレへ、旧市街までは少し距離がある。最初に左側に見えてくる城が、これが多分、バッハがリューネブルクの少年時代に度々宮廷楽団の演奏を聴きにきたところだと思うのだが、時間がないので外側だけ見る。その後市教会へ、オルガンは改修中のようで寄附がどうのこうのと書かれてある。「市教会の音楽」のチラシには聖歌隊のProbe(公開練習)の日程(月・水・木曜の午後〜夜)が書かれてある。

 隣の市庁舎から結婚式を終えたばかりと思われるカップルが出てきた。この辺りには日本からの旅行団がいました。有名な古い二つの建物を探しながら買い物。我々の買い物の定番はグラスとナイフなのだが、早速雑貨屋を見つけ、手ごろな価格のグラス2種・3個を購入する。ナイフといっても食事にも調理にも使える刃の短いものだ。

ツェレの街並み

 昼食はラーツケラーで。アンズダケはこの辺の名物なのだろうか、まずいというものではないが、このスペルを良く覚えていなかったため、旅行中さらに2回注文してしまった。隣では60代の男女8人位のグループが陽気に食事を楽しんでいる。経営を心配しなくてすむように、やはりラーツケラーはこれ位賑わっていないといけない。

 ツェレの木組みの建物の街並みは見事だったが、やはり色が鮮やかというか派手というか、何年かに一度とか塗り替えているんでしょうか。


リューネブルク
 リューネブルク着は予定どおり
15時01分、駅に近い宿で洗濯・休憩後、町へ出る。見どころの古クレーンはすぐだ。ここの橋からの眺めは、バンベルクの旧市庁舎近くの橋からのものになんとなく似ている。

 バッハはこの町で少年時代を過ごしたのだが、ここでもオルガンの先輩たちが活躍していた。一つはレーヴェがいたニコライ教会。煉瓦造りのきれいな外観だ。中に入ると幸運なことに練習中なのだろう、オルガンが鳴っていた。柔らかな音色につい聴きいってしまう。もう一つのベームがいたヨハニス教会は省略だが、遠くから見る姿はなかなかいい。

リューネブルクの小路

 市庁舎は何度も増改築されたらしく、様式の異なる棟が次の通りまで連なっている。古クレーンの辺りからそうだったが、この町の建物は木や壁の塗り替えもしていないようで、かなり古い感じがする。石畳もそうだ。市庁舎からミヒャエル教会へ向かう通りもいい感じだ。

 ミヒャエル教会は立派な建物だ。入り口手前の壁に「ここでバッハが聖歌隊で歌った」というような銘板を見つけた。15〜17歳の間ここの付属学校で学業を続けながら、音楽の素養をさらに磨いていったのだ。17時を過ぎていたので中へは入れなかった。最初にここへ来るべきだったと悔やむ。

 時間があるのでベッカー通りまで戻って、安売りのグラス(2DM、やたら重いものなので1個)と捜していたWMFのスプーン3本を買う。その後ラーツケラーで食事。

 リューネブルクのラーツケラーは、立派な庁舎の左が入口というのを除いて内部とかの様子はよく覚えていないが、ワインはフランケンを飲んだ。今回訪れたラーツケラーではどこでもビールは黄・白・黒がありワインも白・赤各種あったが、オーストリアのようなハウス・ワイン(1/4L25〜30AS程度)というのはなく、ワインもビールも大体6〜8DMだった。

 

会場のKloster Luene

今夜のコンサート会場のクロスター リューネ(Kloster Luene)は市内から少し離れていて、宿からは徒歩20分と確認している。買った物を部屋に置いてから、宿で教えられた通りを10分ほど行くと、道路が車が通れないほど狭くなってしまった。サッカーをしていた親子に訊くと、これでよいと言う。少し行くとまた広くなり、どうやら修道院の敷地のようだ。間もなく会場入口のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の看板が見つかった。

 礼拝堂はあまり広くはないが、オルガンは立派なものだ。席は左前の張り出しの3列目、ステージに対して斜めになっているので、居眠りは目立つだろう。曲はチェロとチェンバロ(一部オルガン)によるヴィヴァルディほかのバロック時代の作曲家のもので、チェロが良く響く。備え付けのオルガンとポジティーフ オルガンというのだろうか可搬型のオルガンの演奏もよかった。チェンバロ(オルガン)奏者はハーゼルベックというよく名前を聞く人だが、以外にもかなり若かった。

 こういう所でも休憩時にはビュッフェが出るのにいつも感心するのだが、ここでは、向かいにあるレストランが代わりになっているようだ。修道院のレストランが夜0時過ぎまで営業している!

 終了後、元の道を戻るが、静かな住宅街で窓から灯りが見える。照明は必要なところを白熱灯で照らすだけで、日本のように蛍光灯で部屋全体を明るくしたり、廊下を不必要に照らすことはない。こういう合理的なところはいいなあ。

 リューネブルクでの宿はHotel Luebecker Hof、ホテルリストからここを選んだのは駅と郊外にあるコンサート会場とに近いからだが、ツイン1室90DM(カード可)も考慮した。部屋は普通だが、場所と料金と、それに朝食に10種類のハムと5種類のチーズが出たことを考えれば、我々にはこれで十分のホテルだ。

 なお、ここから3夜の宿では宿帳は不要だった。宿帳は外客滞在税とか税の申告用の証拠書類に使われるんではないかと思う(詳しいことは分かりません)のだが、面前で記入を求められた場合、結構(かなり)緊張するんですよね。

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