エイジアック・ガイド - エイジアック、フロー・エッセンスの基本情報 -
SITEMAPトップページ][エイジアック・ガイド][3.エイジアックを構成するハーブ]

3. エイジアックを構成するハーブ

ハーブは、化学合成あるいは成分抽出された医薬品とは異なり、1種類のハーブが色々な効能を持ち合わせています。このようなハーブが数種類集まり、ある割合で調合されたものが、ここでいうハーブ・ティーです。

永年にわたって人々に服用されてきている信頼性の高いハーブ・ティーは、各々のハーブが持つ効能を自己主張しながらも、見事に調和し、各ハーブの効能を合算した以上の効果を発揮します。時には20倍、30倍と思われる力を発揮することもまれではありません。また、このようなハーブ・ティーは主たるハーブと、そのハーブの効能を最も活かすように働く補助的なハーブ、そして、副作用を抑えるように働くハーブなど役割を分担し、効果と安全性をより高めています。

リーン・ケイスが癌患者に投与してきたエイジアックは、4種のハーブ(ゴボウの根ヒメスイバの葉アカニレの樹皮ダイオウの根)で構成され、50年間で数千人の人々を救ってきた歴史があります。現在、ハーブ・ティーとして商品化されている「エイジアック」は、リーン・ケイスのオリジナル処方どおり、4種のハーブで構成されています。また「フロー・エッセンス」は、オリジナルのエイジアックに新たに4種のハーブ(クレソン、キバナアザミ、アカツメクサ、ケルプ)を加え、8種のハーブで構成されています。

素人の私たちから見ると、4種のハーブより8種のハーブで構成されるハーブ・ティーの方が、より多くの症状により大きな効果を期待しがちですが、ハーブの世界はそれほど単純なものではないようです。ハーブ・ティーを服用し治癒効果を高めるためには、服用する方の体質(証)を判断し、どちらのハーブ・ティーを選択するかが必要ではないかと考えます。

ここでは、エイジアックとフロー・エッセンスの両者に共有する4種のハーブについて、概略を説明することにします。


■ゴボウの根Burdock Root(バードック・ルート)】

ゴボウの植物画

私たちの食卓によくでるゴボウが、ハーブとして使われていることに少なからず驚かれる方がいらっしゃるかもしれません。私が知っているゴボウの効用といえばせいぜい、食べて養分にすること、繊維質が多いので便秘の解消によいのではないか、といった程度の知識きりありませんでした。しかし調べてみると、強力な血液浄化剤として数世紀も前から世界中に知れわたっていたハーブであることがわかりました。

ゴボウの血液浄化作用は、肝臓、腎臓といった循環器系、肺などの呼吸器系、膀胱や前立腺の尿路系、そしてリンパ系のうっ血を取り、それぞれの器官の機能が正常に働くよう活力を与えます。またゴボウは、毒素を排出させる働きにも優れています。発汗作用と利尿作用を促進させることで、体内に蓄積されている毒素を汗と小水で体外に排出させます。よって、古くから漢方薬の瀉剤としても重用されてきています。つまりゴボウは、血液浄化作用によって結果として残る毒素を、自らの作用で体外へ排出する、“自己完結型のハーブ”といえます。

この他にもゴボウを使った煎じ薬、煎じ汁は、抗バクテリア・抗真菌作用にも優れ、感染性(特に泌尿器・生殖器系)の病気を癒す利尿剤や、火傷、白癬、水虫、にきびや吹き出物の皮膚洗浄としても使われてきたようです。

20世紀後半に入り、ゴボウの作用は研究者にも注目されました。ハンガリーの癌研究者は、精製したゴボウの成分にはかなりの抗腫瘍作用があると発表しています。ゴボウの主成分であるイヌリンは、白血球の表面に張り付いて白血球の働きを強化する作用があるので、免疫モジュレーターであるともいわれ、動物実験でも、バクテリアと細菌の培養組織を破壊し、強力な抗腫瘍作用があると実証されています。

また、名古屋大学の科学者たちは、細胞分裂する際にコピーミスによって起こる突然変異を減少させる物質、「B−ファクター」を発見しています。ゴボウに、細胞分裂時に起こる突然変異を減少させる働きがあるのであれば、癌の予防のためにも必要不可欠なハーブといえます。

その理由は、遺伝子解読を世界規模で進めているヒトゲノムプロジェクトに参加し素晴らしい実績を残しているアメリカのロバート・ワインバーグ博士が、彼の著書「裏切り者の細胞 がんの正体」(草思社)の中で、細胞は100万回の分裂で1回のコピーミスを犯し、2回のコピーミスで癌が発生するといっているからです。ゴボウを摂取することでコピーミスを減少させることができれば、癌の発生もまた減少させることになるでしょう。

これ以外にもゴボウの薬理作用はあります。イヌリンが持つ血糖値コントロール機能です。イヌリンには生命維持に不可欠な肝臓、膵臓、脾臓といった各臓器を丈夫にする働きと、血中に含まれる糖分がちょうどよい血糖値になるように、糖の代謝を抑制する作用があります。

インスリンの共同発見者の1人として高名なフレデリック・バンティング博士は、1934年にカナダの厚生大臣からエイジアックについて、ある相談を持ち掛けられました。バンティング博士はその相談に乗ることにしたのですが、理由は、結腸癌と糖尿病を患っていた女性にリーン・ケイスがエイジアック療法を施したところ、結腸癌のみならず糖尿病も治癒し、インスリンも不要になってしまった症例の報告を受け、彼はとても関心を持っていたからだといわれています。バンティング博士は、糖尿病が治癒したのはエイジアックにインスリンと同様の働きをする物質が含まれるからだと考え、それを臨床の場で確認したかったのではないでしょうか。

これほどの多機能を有するゴボウを、日頃私たちは何気なく食べている!! 和食はやっぱりいいと思いませんか?


■ヒメスイバの葉Sheep Sorrel leaves(シープソレル・リーブス)】

ヒメスイバの植物画

ヒメスイバは、私たちが河原の土手や田んぼのあぜなどでよく目にする“すかんぽ”のことです。エイジアックで使用するヒメスイバは、学術名を「ルーメックス・アセトセラ」という種です。

もともとヒメスイバは、何百年も昔から癌の民間治療薬としてヨーロッパやアメリカで使われてきているハーブで、古文書にも載っています。また、漢方薬としても古来使用されてきているハーブなのです。

ヒメスイバには豊富なビタミン群(ビタミンA、B、C、D、E、Kなど)や、ミネラル(カルシウム、塩素、鉄分、マグネシウム、シリコン、ナトリウム、亜鉛など)、それにカロチノイド、葉緑素、有機酸(シュウ酸など)が含まれています。これらの成分は近代になり注目され、科学的に詳しく研究がなされています。

例えば、カリフォルニアのリナス・ポーリング研究所やテキサスのアンダーソン病院では、植物の葉緑素液は多くの発癌性物質に対抗する免疫物質を作り、免疫システムを強化する働きがあることを証明していますし、日本の研究者たちからも、通常、癌の前兆となる染色体の損傷を葉緑素液が食い止めるということを発見したと報告されています。また、アリゾナ大学がんセンターのハリンダー・ゲラウォール博士は、30mgのカロチンを投与した患者の70%が口内癌の前癌症状となっていた病変部が縮小したことを発表しています。

ヒメスイバに含まれるビタミン、ミネラル、カロチノイド、葉緑素、シュウ酸などは、以下のような効能があると報告されています。

リーン・ケイスは、エイジアックに含まれる4種のハーブの中で、このハーブが最も強力な制癌作用を持つと感じていました。「癌を破壊するハーブ、それは、犬の耳のような形の葉を持つヒメスイバで、別名をスカンポともいいます。」と、彼女は何度も話していたそうです。


■アカニレの樹皮Slippery Elm Tree(スリッパーエルム・ツリー)】

アカニレの植物画

アカニレの樹皮は、アメリカでは医薬品にはなっていませんが、事実上最も効果のあるハーブの1つとみなされています。

樹皮の主成分である豊富な粘着質の物質は、体の中のあらゆる部分をスムーズに覆い込む特質があります。そしてこの物質には、鎮痛、緩和、去痰、利尿、抗菌の各作用の他、抗生物質の働きも確認されています。

粘着質が結腸を覆った場合は、そこに集まった体内の有害な物質を分解し、排泄をスムーズにさせますし、骨と関節の間に浸透した場合は、関節の動きを楽にし、鎮痛効果によって関節炎を緩和します。また、この粘着質は各臓器、リンパ腺、神経系にこびりついた粘液を分解し、機能を正常化の方向へ導いたり、細胞内膜を覆い、そこにできている炎症を鎮めたりする浄化、消炎作用もあります。

そして、最も注目したい効果は、細胞内膜にできた腫瘤を軟化させる働きです。この働きは、他のハーブの分解(破壊)、除去の作用と連携し、腫瘤を消滅させやすくすると考えられるからです。

中国では、紀元前25年にすでにアカニレの樹皮が生薬としてとりあげられていて、下痢、潰瘍、結腸・小腸・結腸経線の炎症を鎮める方剤であると文献に記されています。また、ネイティブ・アメリカン(インディアン)は、煎じて服用する他、外用薬として素晴らしい効果を持っていることも知っていて、軟膏や粘滑薬も作っていました。この軟膏は粘着質の特性を生かし、傷口からすばやく浸透し、付着している細菌を除菌して化膿を止めたり、すでに化膿している皮膚や炎症を起している潰瘍を、抗生物質の働きで治癒させたりするために使用していました。

この他この粘着質には、小児や病人の生命を支える食物としてよいとされる、オートミールの粥と同等の豊富な栄養分をも含んでいます。


■ダイオウの根Rhubarb Root(ルバーブ・ルート)】

ダイオウの植物画

ダイオウは、世界中で何世紀にもわたり、解毒剤として広く使われてきました。お医者さんに処方してもらう便秘薬に「大黄甘草湯」がありますから、下剤として日本でも比較的なじみのあるハーブです。しかし、ダイオウは下剤や解毒剤としてだけでなく、収斂剤としても作用しますので、下痢を治すために、あるいは食欲を刺激するために少量を投与する、2重作用を有するハーブです。

中国では数千年前から、小腸が熱を持つのは有毒物が血液中にあることを示すものだと考えられていましたから、熱や湿気を除去し、便通をよくして血液を冷まし、澱んでいる血を散らし爽快にさせる生薬として、ダイオウの根を使用してきました。

ダイオウの根は、結腸を刺激し胆汁の流れをよくし、また、うっ血を除去しますので、胃や肝臓の機能を回復させる薬理作用があります。そのため、消化時の胃痛を鎮める胃薬として、また、肝臓を浄化するので、黄疸などの治療に使用されます。熱傷、炎症、潰瘍、そして癌などの抗腫瘍薬としても役立ちます。

また、煎じ薬は赤痢菌やチフス菌、パラチフス菌といったグラム陰性菌と、ブドウ球菌や陽血連鎖球菌といったグラム陽性菌に対して抗菌作用がありますし、寄生虫を排泄する作用もあります。そして、病的状況にある月経を、収縮と膨張の両特性をうまく調整し状態を緩和させる働きもあります。

近年の研究では、これまで述べたような抗生物質としての、また抗菌剤としての作用のみならず、抗腫瘍作用もあることが化学的に立証されています。

ESSIAC®(エイジアック)を構成するダイオウの根はIndian Rhubarb Root(インディアン・ルバーブ・ルート)で、Flor Essence®(フロー・エッセンス)はTurkish Rhubarb Root(ターキッシュ・ルバーブ・ルート)です。


【2004年9月21日版】

ご意見、ご感想、ご質問は、「送信フォーム」をご利用ください。


| トップページ | はじめに | エイジアック・ガイド | 資料・書籍 | 体験者リポート | Q&A | 憩いの杜 |
| 更新履歴 | サイトマップ |