神話
いにしえの、神々がお生まれになった時代のことでございます。
母なる御方は、混沌より子をお生みになりました。すなわち、創世の三楽神でございます。
長兄神と末の妹女神、朝の神と夜の女神が、次兄神と末妹女神により太陽神と月女神がお生まれになり、大地女神の眷属は朝の神と夜の女神から、海の女神の眷属は太陽神と月女神の御子でございます。
天空双神の眷属は、母なる御方御自らお生みになり、それらすべての輝かしい神々のあと、一番最後に、人間が生まれました。
運命の縦糸と横糸に翻弄される、我ら悲しき人の子でございます。
詩女神の娘達、ハルモニアスは、六人姉妹と伝えられております。長女イオニア、次女ドリア、三女フリージア、四女リディア、五女アイオリア、六女ロクリアと呼びます。
華やかなりし時代を伝える、この物語を紡いだのは、彼女たちであったのでしょうか。それとも、母なる御方『moira』でしたのでしょうか。
無力なる我らに、それを知る術は永遠にないのです。
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