『勇者の惑い』

 

                            BY 羅々

 

 

 

      永遠の存在、たとえば神などにはめったに出合えるものではない。

      念い焦がれし人に出合うのも同様で、

      機会に恵まれたとしても

      歓喜に震えてまじまじと見ることもできぬ。

                     ―――――アヴィセンナ

 

      我は知られぬ宝であった。それゆえに知られることを愛す。

                     ―――――『ハディース』

 

 

 晴朗な蒼穹の天蓋に、白雲の一片が悠々と孤独を楽しんでいる。陽光は湿気を含んで柔らかな蜜色に輝き、風はあくまでのどやかで心地よく、広々とした丘陵を覆う芝草の上をそよいでいる。緑の敷床には小さな野の花々が彩りを添え、いかにも午睡を誘う風情であった。

 そうした丘の一つに、一もとの楡の大樹が、堂々たるさまで根を据え太い幹を天を突かんばかりに伸ばしている。その込み入った梢の影には、無数の小鳥たちが安んじてねぐらを得ていた。しかしながら、大樹の恩恵に与っているのは、空を渡るものたちばかりではない。今この樹の根元に腰を下ろし、みずみずしい樹皮に背を預けて休息のひとときを過ごしている人間(ひと)と呼ばれる、地を這う者もまたその一員なのである。

 その人間の名は、ディアン・アルヴィースといった。流れるような美しい銀鼠色の髪と穏やかな理知の光を宿す灰青の瞳。柔和な面立ち、痩身ながら均整のとれた体躯。その挙措は優雅で気取りなく洗練されている。

 彼は、医を生業としていた。そのために休日返上で立ち働くこともしばしばで、貧しい村々や都心の貧民街で無報酬で診療の日々を送ることもまた然り。しかし同時に彼は、「時の淀み」なる病巣に喘ぐこの地上界インフォスを救うべく天使に選ばれた、「勇者」という名の医師でもあった。病んだ地上界を正す役目を引き受けたのは、真摯な無私の献身の心からであった。

 とはいえ、彼は、久方ぶりの休日を満喫していた。緑陰に憩い、小鳥たちの愛らしい囀りに耳傾けながら。彼は膝に分厚い書物を広げ、その興趣の尽きぬ難解さに思惟を巡らせるうち、いつしか先人の叡智の深淵に埋没していった。知の大海への冒険欲は、彼の生来の性なのである。…しかしさきほどまでは、いまかいまかとある異形の存在を待ちあぐねていたのであるが。

 それゆえ、ふいに頭上から優しい澄んだ声音が降ってきたときは、不覚にも飛び上がらんばかりに驚いた。

「…まあ、ごめんなさい。あまり夢中になっていたようですので、このまま帰ろうかと思ったのですけれど…」

 彼の面前に軽やかに浮遊しているのは、背に双翼を負う、天使という天界に起源する生き物である。姿形は、人間の乙女によく似ているのだが、彼女は彼とは異なる種族の出であった。

「…いいえ、とんでもない、リリト。こちらから、いらしてくださるようお願いしたのですから」

 ディアンは心の準備もないまま、月の光のように優美なインフォスの守護天使リリトの訪問を受けてしまったことに、内心舌打ちしていた。彼女には、隙を見せたくなかった。礼節を弁えた信頼に値する者であるとの認識を、確固として天使にもっていてもらいたいのだ。

 天使リリトは、花がほころぶように微笑んだ。ゆたかに波打つ月炎の髪房、輝く双翼は盈月を思わせ、瞳は黄昏の空よりも海原よりも青い。紅い唇は薔薇の蕾さながら。

 天使はディアンの視線の先で一旋回すると、勇者の傍らに降り立ち、翼をたたんで腰を下ろした。

「なにか、ご用だったのでしょうか、ディアン?」

 ディアンは、天使の声の響きを、極上の酒のように味わっている自分に困惑した。彼は奏楽というものはあまり好まないのだが、天使の口調は極めて音楽的で耳に心地よい。彼女の天界での師は、歌唱の守護天使イスラーフィールだと聞いたことがある。おそらく、そのためなのだろう。

「ええ、実は不思議な色の花を見つけたので、天使様ならご存知かと思いまして。もし、これが薬草の一種なのでしたら、治療に役立てることができますから」

 言いながらディアンは、懐から薄い黄色の花をつけた植物を取り出した。その茎は青みを帯びた球根から伸び出ている。

 天使はしばらく、花を凝っと眺めていたが、

「ごめんなさい、ディアン。確信はもてませんが、おそらく『ヒュギエイア』という蘭の一種である可能性が高いと思います。これは、排泄作用を促進し、妊娠中毒によく効くのですけれど、でもこれは私の推察にすぎません。今度、お訪ねするときまでに、必ず調べておきますから」

 すまなそうに答える天使にディアンは、

「そうですか、申し訳ありません。ここだと、調べようがないものですから」

「…いいえ、情けなく、申し訳なく思います。私は、幼いながらインフォスに最も詳しい者として、インフォス守護の任を拝命したのですから。でなければ、別の者がインフォスに降臨していたかもしれません」

 リリトの脳裏に、黒髪と金色の猫目をもつ男天使の自信たっぷりに微笑む姿が浮かんだかどうかは定かではないが、それはディアンの知るところではない。天使のどこかしょげ返った様子に、勇者は口元がほころぶのを禁じえなかった。

「…ですが、天使様だからといって、何でもご存知というわけではないのですね。失礼ですが、貴女に親しみがわきましたよ」

 この言葉には、天使に対してなにがしかの効果があったらしい。リリトは、ぱっと顔を上げ、

「勇者の方に親しんでもらえるのは、何より嬉しいことです。まあ、では私の無知が、今回は役に立ったのですね」

 勇者は吹き出しそうになるのを辛うじて堪えた。

「あの、ディアン、これはどういう書物ですか?」

 天使は最前から気になって仕方なかったらしく、ディアンの膝に置かれている書物を指差した。

「え、ああ、古い医学書です。先日、古書市で偶然、見つけましてね。大変貴重なもので、学生時代から探し続けていました。いや、本当に幸運でしたよ」

 数年来の念願が叶った喜びを素直に語る勇者。いつもは冷静な態度をほとんど崩すことのない彼の年端もゆかぬ少年のようなさまに、天使は少し驚いた。

「先人の知識というものは、素晴らしいものですね、本当に」とディアンが上機嫌に続ける。

「…難しそうな書物ですね」

 リリトは、怜悧な勇者にこんな顔をさせるのはどんな書籍なのだろうかと、ディアンの膝上に鎮座する擦り切れた羊皮紙の束の綴じられたものを覗き込んだ。

「…随分、古いものですね。できれば、なるべく早いうちに写本を作っておいたほうがいいわ。…あら? これは…」

 天使は意外だといわんばかりに、幾度もページの上に目を走らせた。

「まあ、アヴィセンナの『医学典範』!!」

「ご存知なのですか?」

 勇者の問いかけに天使は笑いながら、

「勿論です。インフォスの医聖と称えられる人ですもの。『医学典範』ばかりではありません。彼の『癒しの書』、『救いの書』、『医術詩』は治癒を司られる大天使ラファエル様さえ、非常に高く評価しておられます。私は以前、アカデミア時代にアヴィセンナについての論文を一本ものしたことがあるのですよ。でもディアン、これは五百年も前の、それも原典ですよ。あなたはそんなにお若くて、辞書もなしに読めるのですか、これが?」

 天使は感心したように、勇者の灰青の瞳に目を合わせた。ディアンは自尊心が刺激されるのを感じた。天使には自分にとって最優先の分野の知識があり、また彼女はこの古書の価値が理解でき、それに対して思索の及ぶ自分に感嘆を隠しきれないでいる。

「そうですね。確かに簡単なものではありません。ですが時間をかけることで、理解はできると思いますよ。それにこれは、古いエスパルダ語で書かれています。ほんの半世紀前までは、古エスパルダ語は、法皇国家の言葉としてインフォス全土の共通言語でもありましたからね。解読はそれほど困難ではありません。…それにしても、私の研究分野に関心がおありだったとは、私のほうこそ嬉しく思いますよ、天使様」

 天使と勇者は微笑み合った。

「ではディアン。ヒポクラテスやガレノス、アッ=ラーズィーをご存知かしら?」

 ディアンはインフォス医学史上の巨人の名を聞き、

「無論ですとも」 

 そうして金の天使と銀の髪の勇者は、ひとしきり議論に熱中したのだった。

 

「…そう、それで、アヴィセンナの『医術詩』の中でもっとも美しい詩句は、この一節なのです。『惰眠を貪る勿れ、そは魂を傷つけん。徹宵する勿れ、そは感覚を傷つけん』」

「それはまた真理でもあります、リリト。そのように心がけるだけでも、人は健やかな生を送ることができます。当時は大学者が大詩人でもあることは、稀ではありませんでしたからね。アルコールで傷口を消毒することを人に勧め、またその防腐効果を発見したのも彼でした。同時に彼は大変な実践家でもありましたよ」

「…うーん。でも、ディアン。私には彼が神秘主義者的性格を色濃くもっているようにも思えるのだけれど。それに彼は解剖学の先達と言われながら、解剖図譜を遺していないのはどういうわけかしら?」

「残念ながら散逸してしまったか…私見ではありますが、学生たちがそれだけ真剣に実物で学ぶための教育的配慮だったのかもしれません」

「…なるほど。でも単に絵心がなかっただけかも」

「……」

 ここまできて天使と勇者は可笑しそうに笑った。

 と、そのとき。

「天使様ぁ〜」

 突然、ペンギンの着ぐるみに身を包んだ妖精フロリンダが、半泣きの態で二人の目の前に姿を現した。

 天使が慌てて、

「まあ、フロリンダ、どうしたのですか?」

 小さな妖精はぽろぽろと涙を零しながら、

「シーヴァス様が…シーヴァス様が、天使様に面会なさりたいっておっしゃって。フロリン、今、天使様は他の勇者様のところにいらっしゃるから、また今度にしてくださいって言ったのに、今回来ないというのならもう勇者をやめるっておっしゃって…天使様ぁ」

 天使は妖精を宥めて、

「それは、ごめんなさいね、フロリンダ。辛かったことでしょう。分かりました。シーヴァスには少しご無沙汰してしまっていましたからね。この機に訪問することにしましょう。大丈夫よ、泣かないでね。昨日、亜麻布が織り上がりましたから、それであなたに新しい着ぐるみを作ってあげましょう。何がいいかしら、可愛いフロリンダ?」

 妖精は途端に泣き止み、

「はいっ! フロリン、猫がいいです〜」

「分かりました、そうしましょうね」

 それから天使は勇者のほうを向き、すまなそうに、

「ごめんなさい、ディアン。そういうわけで、行かなければならなくなりました。でも、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。こんなに心が弾んだのは久しぶりです。それに随分、長居をしてしてしまって、あなたの貴重なお休み時間を費やしてしまいました」

 勇者はかぶりを振り、優しく微笑んで、

「そんなことは決してありません、リリト。どうぞ、お気になさらず。…私のほうこそ、貴女のお蔭で有意義な時間を過ごさせていただきましたよ。また…来てくださいますか?」

 そのとき天使の胸に、つんと痛みが走った。そしてそれは、容易に心臓の動悸に直結する。天使は頬を染めながら、

「はい。…勿論です、ディアン」

「お待ちしています、天使様」

 その台詞がすらりと出てきたことに、ディアンは内心、戸惑った。どういうわけかこの天使の前では、妙に舌滑りがよくなってしまう。

「あ、忘れていました、ディアン。これ…よろしければ、受けとっていただけますか?」

 そう言うと、天使リリトは美事な彩色の施された陶器の酒壷を勇者に差し出した。

「これは…?」

「『ビント=ル・イナブ』というお酒です。私が、アルスアカデミアに入学した頃に、師父様のお指図で醸造(かも)し、今日まで寝かせていたものです。よろしければ…」

「『ビント=ル・イナブ』? どういう意味でしょう?」

「『葡萄の娘』という意味です。私がつけました。受けとっていただけますか、ディアン?」

「勿論です。喜んでいただきます、リリト」

「ありがとう、ディアン。それでは、また」

「ええ、ごきげんよう、天使様」

 黄金の翼に力強い一打ちをくれ、夕映えの光輝をまとう天使が飛び去るのを、勇者は静かに佇んで見送る。いつもながら、彼女が訪れた後は暖かく満たされた気分になる。天使は知っているのだろうか。自分が何かと口実を設けて妖精に面会を申し込み、その訪いに一喜一憂しているということを。彼は天使の出現で、これまで己がどれほど理解者、心を通わせる相手に飢えていたか痛感せずにはいられなかった。そう、美しい亜麻色の髪の少女を失ってから。

 恋ではない。そんなことはありえない。ただ、天使は彼の話を聞いてくれた。自分のことを心底、知りたいと思ってくれている。それが、彼がインフォスを救う勇者であるからなのだとしても。

(リリト…)

 その名の響きはまるで、暗闇に閉ざされた彼の心に明かりを灯してくれるようだ。

(私としたことが…)

 今頃、天使はシーヴァスという勇者のもとにいるのだろうか。あの強引な面会希望は、何か急用あってのことか、それとも…。

 ディアンは子供っぽい独占欲が、腹の底でじわりと身を擡げてくるのを感じて、苦笑した。やがてそれは、不快な焦燥感に変化する。

(私としたことが…)

 けれども間もなく彼は、愛の想いに侵された者が、決して自らそれからの回復を望みはしないという真理を思い知ることになるのである。

 妖艶なる宵の星が西の空に君臨し、太陽の日毎の死を見守っていた。小鳥たちの歌声がなりをひそめ、新月の時期であるためか、天地は不気味な薄明に領されている。昼と夜のあわいの茫洋たる時間。風が強くなり、辺りが冷え込み始めた。

「さて、行かねばならないようですね…」

 ディアンは本を閉じ、それを小脇に抱えて歩き出した。

 その表情は恐ろしいほどの冷酷さを帯び、昼間、天使と語り合っていた穏やかな医師と同一人物とはとても思えない。それは彼の、知られざるもう一つの「顔」であった。ディアンは腰のダガーに手を伸ばし、その柄を確認するかのように撫でると、さらに歩調を速めた。

 

「ど、どうか、命だけは、命だけは…っっ!!」

「往生際の悪い!」

 月のない夜。白銀の閃光が闇のしじまを引き裂いた。次の瞬間、持ち主の過たぬ刃物さばきに、美しく研がれたダガーの刀身が、幾人目かの犠牲者を血祭りにあげる。

 勇者ディアンは、精確に喉笛を掻き切られ絶命寸前の痙攣を起こしながら横たわる夜盗を、冷たく見下ろしていた。その瞳にはやるせない悲哀と狂気が宿され、しかしある種の満足感を得た証に薄く形よい唇は歪んだ笑みを浮かべている。

「あなたの襲った村で、あなたに陵辱された少女は自ら命を絶ち、その父親も一人娘の後を追いました。あなたには生きる資格などない。それを神が許したとしても、私が決して赦しはしない」

 底冷えのするような口調で言い捨てると、ディアンはダガーに滴る血潮を足元の草で拭い、その刃を鞘に納め、踵を返して行こうとした。

 そのとき、ふと…

 気高く清楚な金の天使の姿が、ディアンのまなかいを掠めた。

(……)

 ディアンは驚愕した。脳裏をよぎった天使が悲しみよりも青い青い目で彼を見つめ、泣いているように思えたので。ディアンは絶句したが、やがて頭をふりふり思い直した。天使に自分を咎める筋などありはしない。優しく清らかな最愛の少女が理不尽な死の運命を与えられた瞬間、神はただ沈黙しているだけではなかったか。その神の御使いである彼女に、「悪」を懲らす自分を非難する資格などありはしない。それともこれは、彼の良心が天使の姿を借りて彼を責めているだけなのか。

 いずれにせよ彼は惑いを隠せなかった。こんな迷いは天使が現れてからだった。彼は息苦しさを覚えたが、ようやくのことでのろのろと歩を進めることができた。少しでも眠っておかねばならない。明日には彼を頼りにしている患者たちが待っているのだ。そのとき、このような惑乱を引きずっているわけにはいかない。ともかくディアンはこの惑いを払拭する手段としての睡眠をとるべく、重い足取りで歩き出した。

 

 天使リリトは、ベテル宮に帰還すると妖精たちへのこと細かな指示をすませ、それから私室に直行して寝台に横たわった。そのまま師や学友から届けられてきた書簡や私信等に目を通す。そこには心慰めてくれる優しい励ましや慰労の言葉がふんだんに詰め込まれていた。ことに猫の目、銀の翼の友人から送られてきたものは凝った筆跡と機智に富んだ口説き文句で構成されており、リリトは少しだけ疲労感を紛らわせることができた。

(…まったく、詩人だことねえ…)

 リリトは苦笑した。

(ふう…)

 それでも、天使にとって何より心踊ったのは、午后の陽光のもとにに交わされた勇者との会話である。彼女は地上界インフォスをこよなく愛していたけれど、そこに自分と同等の知の応酬を可能とする存在を見出せるとは考えてもいなかった。

(…今度、ディアンに私の卒論の一部を読んでもらおうかしら…)

 すべてを明らかにすることはできないが。なぜなら、地上界の人間には禁忌の部分もあるからだ。

(あ、それにあの花のこともちゃんと調べておかなくては…それにフロリンダの着ぐるみが…)

 天使は欠伸をした。勇者シーヴァスの懇請で一晩中、華やかな夜会に付き合わされ、翼を隠し人間のふりをして踊っていなければならなかった。足を重力任せにし、長時間ステップを踏むというのは、天使である彼女には少々、骨の折れることであった。

 つらつらと物思ううち、いつしか天使は睡魔の誘惑に身を預けていった。それは奇しくも、地上で勇者ディアンが床に就き、夢なき眠りを眠ろうと苦慮していた頃であった。

 

 …安らかな寝息を漏らし始めた天使の手から、色鮮やかな便箋が滑り落ちた。それには、天使リリトの朋友たる金目の男天使の跳ねるような独特の書体で、美しい詩句が書き綴られているのだった。

 

   羨ましやわが心 夜昼君に離れぬ

 

   来し方より 今の世までも 絶へせぬものは 恋といへる曲者

   げに恋は曲者 曲者かな

   身はさらさらさら さらさらさら 更に恋こそ寝られね

   ……

 

 夜も昼も絶えず貴女に寄り添っているわが心の羨ましさよ。はるかの昔から絶えせぬものは恋という曲者。ほんに恋は曲者であることよ。それにとり憑かれてしまったわが身は、さらさらまったく寝ることすらもできぬのだから……

 

 そしてこの他愛ない恋歌は、不思議なことに、数年をおかぬ近い将来についての予言の言葉でもあったのである。

  

 

                                Fin

 


『夜をこめて…』と一緒に、羅々様からいただきました。

以前、猫まねき様のサイト様に

掲載されていましたのを、こちらに寄贈してくださったのです

(猫まねき様の了解はもらっています)。

最後の手紙の文句とか、どきどきしますよね。

もらうんだったらこんなラブレターがいいな(おい)。

リリトとディアンの会話も、知的で洒脱ですごいと思います。

羅々様、素敵なお話をありがとうございました。

 

 

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