トップのページの説明にもあるように僕はPC関係の出張サポート(オンサイト・サポート)を本業としています。この分野はまだまだ一般には知られていないようですが、潜在的なニーズは強く確実に成長している数少ない業界とも言えましょう。
ただし、メーカーやベンダーの専属もしくは小規模の組織で活動しているケースがほとんどであり、全国ネットで活動している企業というとほんの一握りです。僕はその数少ない中のとある企業から業務を委託する形で仕事をしているわけですが、この仕事に携わってもう5年。かなりの古株となってしまいました。
この半年ほどは常に全国ベスト10に入る活動実績をあげていますので経験値・スキルともにそれなりのものは持っているつもりですが、いかんせん奥の深い業界ですので日々学ぶことは多々あります。
さて、ここでは日々遭遇してきたトラブルや体験などからいくつかの情報を「できるだけ客観的な事実」をもとに紹介していきたいと思います。仕事の性質上、知りえた情報を公表できない部分もあるのですが、可能な限り実名表記していくつもりですので乞うご期待。
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| ■「4th Media」ってなあに? |
最近インターネット上で「4th Media」という文字を目にすることが多くなってきました。はたして「4th
Media」とはいったいどういうものなのでしょう?
「4th Media」という言葉を知らなくても、キムタクと井川遥が共演しているCMを見たことがある人は多いでしょう(東日本だけかな?)。CM中でキムタクが語る、「フレッツとTVがつながった」という説明が一番簡単にその内容を表しています。つまり、高速なブロードバンド回線をTVにつなげて動画を楽しむサービスのことなのです。
「4th Media」という言葉は、文字通り4番目のメディアということなのですが、これはどういう由来かというと、
1番目:地上波、2番目:衛星放送(BSやCS)、3番目:ケーブルテレビ、に続くメディアだということを意味します。つまり経路の違いを言っているわけです。地上波の場合は、TV局のアンテナから届く電波。衛星放送の場合は宇宙衛星から送信される電波。ケーブルテレビでは地域にはわされた同軸ケーブル。そしてインターネット回線を使うのが「4th
Media」の特徴ということです。
さて、問題はその中味(コンテンツ)なのですが、「4th
Media」のサービスでは大きく2つに分かれます。
まず最初の方ですが、@niftyを例にとると「最大40chのTV番組」となっていてその内容はこんな感じです。カミングスーンTV、ディスカバリーチャンネル、スペースシャワーTVなど見る人が見ればどこかで聞いたことのあるチャンネル名が目白押しですが、これほとんど(というかすべて)スカパーのチャンネルと被っていますね。ということは、いくつかのケーブル会社のチャンネルともダブっていることは間違いありません。この点からすれば、現在スカパーに加入している人やケーブルテレビで満足している人が新たに「4th
Media」に加入するメリットはほとんどないことになります。
重要なのはもうひとつのサービスで、これが今までのメディアと大きく異なるところなのですが、見たいときに見たいビデオが見られるというもの。おそらく今後レンタル・ビデオに取って代わられるのではないかと思われるサービスです。もっとも現時点では本当に見たいビデオが揃っているのかどうか疑問もありますが、それはこの辺で確かめてみてください。
さて、先月僕の自宅にもようやくBフレッツが開通したのですが、プロバイダのモニター・キャンペーンということで、3ヶ月間無料で「4th
Media」を試せるというメールの案内が届きました。物は試し、ということで早速キャンペーンに申し込みましたので、年内には「4th
Media」を実際に使ってみたレポートをアップできるかもしれません。(希望的観測)
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| ■絶対にリコールをしない日本企業 |
今から1ヶ月ほど前だったと思いますが、DELL社がノートPCの電源アダプタに発火・感電の恐れがあるとして100万台規模のリコールをかけたという記事がありました。
そもそも、本来こういうことがあってはならないのですが、それはそれとして、きちんとリスクを開示し、顧客に呼びかけて無償交換をすすめたDELL社は、企業として最低限の責務は果たしたものと考えてよいと思います。自分にとって都合が悪いことでも必要とあれば正直に申告する、「フェア」の精神が根付いているお国柄だな、とは言い過ぎでしょうか。
一方で、このような事例がありました。
NEC社のパソコンの修理後の再設定をしてほしいという作業で訪問した客先でのことです。最初はウイルスにでも感染してリカバリをかけたのかと思っていたのですが、話をよく聞くと初期不良による交換とのこと。それも今回2度目の交換、つまりPCとしては3台目ということなのです。
何が問題だったかというと、PCの電源をいったん切ってから再投入すると画面が真っ黒なまま先に進まないということ(要するにPCが立ち上がらない)。そして、ここから先が恐ろしい話なのですが、一番最初のPCでこの症状が発生し、困ったお客さんがNECのサポートセンターに電話している最中にPC本体から煙がモクモクと出てきたのだということ。煙です、け・む・り。
相当危ない状態だったことは言うまでもありません。もちろん、即電源を引っこ抜き、そのままメーカー行きとなったわけです。
その後NEC社の対応として代替品を納入したのですが、この2台目のPCでも同じトラブルが発生。そして今般「3度目の正直」ということになったわけですが、「2度あることは3度ある」ということわざのとおり、またしても同じトラブルが再現してしまいました。お客さんが腹を立てるのも無理はありません。
PCが煙を吐くという致命的なトラブルが発生したのに、単純に商品の交換という手段しか講じなかったこと。そして、そもそもトラブルの原因が何であったのかをきちんと説明していなかったこと。顧客の信用を失墜することは自明の理といえましょう。
各所の掲示板で情報を探ってみたら、やはりこの機種にはあちこちで問題が発生していたようです。
型式はずばり、「VALUESTAR S VS700/9D」というもの。
もう少し詳しく調べて見ると、トラブルが発生した事例というのは、メモリを増設していた場合がほとんどだということが判明しました。つまり、この機種はメモリとの相性が極めてシビアだったということのようです。
しかし、メモリの相性問題については当初メーカー側が明確に公表しておらず、しかも今回のお客さんの場合、販売店できちんとメモリの種類を確認してもらって正規のものを購入していたのです。
「発火の恐れがある」どころか現実に発火するという事例が発生しているにもかかわらず、うやむやな対応しかしない企業体質。三菱自動車の例が顕著ですが、ごまかし続けてなんとかしようという企業姿勢には大いなる憤りを感じます。
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| ■パソコンの性能とは? |
「Windows 95」が登場してから、はや10年目を迎えようとしているわけですが、この間のパソコンの進化の度合いといったら想像を絶するものでした。一番わかりやすい例が、パソコンの心臓部とも言われるCPU。
一般的にはインテルの「ペンティアム」という名前が有名ですが、「Windows
95」発売当時のクロック数は100MHzとか133MHzといったものでした。(正確な記憶ではないので、当初は100を切っていたかもしれません。ちなみに1996年秋に僕が購入したPCのクロック数は166MHzでした。)
その後、クロック数がアップするのに連れて、CPUの規格や形状も少しずつ変わっていき、「ペンティアム」の名前の後ろに2、3、4と順番に振られ現在に至るわけです。現在の主流は3GHz台、100MHzと比べると30倍ということですから、これはもうすごいことになっているわけです。(もっとも、技術的な壁にぶちあたっているためか、この1、2年のクロック数の上昇は急ブレーキがかかっているようです。そのような背景もあり、ライバルのAMD社に続いてインテル社までが、クロック数を前面に出さずモデルナンバーに切り替えるという政策に変わってきています。)
ひところは、パソコンの性能といえば、まずこれらのクロック数を見るという風潮があったような気がします。クロック数とは、ごく簡単にいえばCPUの処理スピードを表しますので、この数字が大きいほど性能が高いというのは事実なのですが、それがすべてというわけでもないのです。(正確には、CPUの処理能力は、「動作周波数(クロック数)」と「IPC」の積で決まります。もう少し詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ。)
パソコンの性能を正しく比べるにはどうすればいいのか?
これ、実はやっかいな問題です。というのは、パソコンに何を求めるかによってその比較方法も変わってくるからです。例えば、ひたすらゲームをしたいというのであれば、3DMarkシリーズを代表とするベンチマークソフトで絶対的な数値比較も可能です。しかし、インターネット・メールを主目的としている人たちにとってはそれほど意味のあるものではありません。
ここでは、ストリーミング・コンテンツの再生というテーマで考えてみましょう。
ブロードバンドの普及によってインターネットで動画を見る環境も整いつつありますし、見られるコンテンツもだいぶ増えてきたようです。
NTT社のフレッツ・シリーズにご加入されている方であれば「フレッツ・スクウェア」という専用サイトがあることをご存知でしょう。(意外と知らない人も多いかもしれませんが・・・・・・)
その中味は、映画・アニメ・ゲーム・音楽・スポーツと多彩で、ほとんどが動画によるコンテンツです。僕自身も結構頻繁に見ていまして、特に「次世代5.1ch&ハイビジョンシアター」というコーナーの中の「イルカの海」や「ALASKA」といったコンテンツは大のお気に入りです。
「ハイビジョンシアター」というだけあって、専用のハイビジョンカメラで撮影された映像は色の再現・画像のきめ細かさ、ともにたいへん美しいもので、何度見ても感動します。(余談ですが、世間一般では液晶モニタが主流となった感がありますが、僕はいまだにCRTモニタ派です。自然な色の再現という点からするとやはりCRTモニタに勝るものはないと思うからです。)
さて、このハイビジョン・コンテンツは配信ビットレート(要するにデータの大きさだと考えてください)が6Mbps、3Mbps、1Mbpsと3通りあります。もちろん数字が大きいほどよりきめ細かな画像となるわけですが、それに応じて再生環境にも高いものが必要とされることになります。
このようなコンテンツを安定して再生させるためには、前提として、回線速度がそれ相当のスピードに達していることが必要です。しかも、回線速度というのは実際には刻一刻と変動していくものですので、ある程度余裕を見ておく必要があります。(回線速度の測定値が3Mbps程度では3Mbpsのコンテンツは安定して見られないということ)
しかし、速度が十分あれば高いビットレートでも問題ないというわけではないのです。
Bフレッツ(光ファイバー)に加入されている方なら、少なくとも20から30Mという数値は出ているはずですので回線速度に関してはまったく問題ないはずです。ところが、実際に動画を再生させてみると途中で止まったり、コマ落ちすることが結構あります。それも有名メーカーの最新パソコンですらそうなのです。
動画の再生というのは静止画像(写真)や文書ファイルなどと比べると、途方もなく膨大なデータ量を扱うことになりますので、PCハードの処理能力が重要となってきます。ここで、当然、先に述べたCPUのクロック数というのがポイントになるのですが、そのほかにもメモリの容量、グラフィックの処理能力(ビデオカードの性能)、そしてまたそれらの間のバランスというのが大きな要因となって影響してきます。(実はそれ以上にPCのメイン基板(マザーボード)の能力差が重要であったりもするのですが)
具体的な名前を出してしまうと、SONYのVAIOで液晶モニタと本体が一体となっている横長の製品がありますが、客先で何度か試してみたところ1Mbpsの動画ですらコマ落ちするという状況でした。AV・家電の雄、SONYとしては信じられないような事実ですが、パソコンの出荷台数で順位を下げたというのも、こういうところに原因があるのかもしれません。
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| ■サポートセンターの裏側 |
個人的には、できることならお世話になりたくはないのですが、仕事上、どうしても必要に迫られて電話することがあります。つながらないことで有名なサポート・デスク。
何度か電話をかけたことのある方ならご経験あるでしょう。
オペレーターにつながるまで、延々と単調な音楽とメッセージを聴かされる苦痛。(あのつまらない音楽は、サービスの一部だという趣旨で押し付けられているものなのでしょうか?)
大体が、電話をかけるときというのはよっぽど困った、行き詰った状況なわけです。
落ち着いた精神状態ではないのです。そんなときに単調な音階を繰り返し聞かされることが、どれほど拷問に近い行為であることか、声を大にして言いたい、私は。
まあ、それはさておき、一般にサポートセンターと呼ばれる、謎につつまれた(?)集団・組織について、いくつかの裏話をご披露しましょう。
なぜ、これほどまでに電話がつながりにくいのか?
答えは簡単で、予想以上に電話が集中するからです。そんなみもふたもない、と思われるかもしれませんが、世の中にはなんでもかんでもサポートを受けようとする輩がごまんといらっしゃるのです。プロバイダのダイヤルなのに、「プリンタが印刷できなくなった」とか、「年賀状の作り方がわからない」などという質問を浴びせてくるユーザーなど珍しいものではありません。仮に電話を受けられる回線を増やしたとしても、つながるとなればさらに頻繁に電話してくるようになるので、結局いつも混雑することになるのです。
だったら、サポート人員をもっと増やせばいいではないか、という意見もあるでしょう。
しかし、それは人件費という形でコストアップにつながるので、企業としてもそうそう簡単に受け入れることはできないのです。
ずばり、いいましょう。
本当はできることならサポートなんてしたくないんです、ほとんどの企業は。
これは核心をついた本音だけに、表立ってはすべての企業は否定するでしょう。現在、サービス内容自体で差をつけるのはむずかしい時期に入ってきていますので、サポート内容で差をつけるぞ、という表明をしている企業は確かにあります。しかしながら、サポートというのはやり始めるときりがないのです。そこに対して、際限なく人材・資金を投下するには無理があろうというものです。限られた条件の中で、いかに有効なサポート・サービスを提供できるか、ここに企業の姿勢の違いが現れてきます。
どの会社のサポートが優れているか、ということを判断するのは結構難しい問題です。何を基準にして、それを判断するかという問題が前提にあるからです。(こういうことを専門的に解析しているコンサルタント集団もありますが)
ごく単純に、電話の待ち時間、というものさしを基準にすると、やはり優秀なのは外資系ということになるでしょうか。Dell社やHP社などがそうです。僕個人の経験の中でも数分以内にはオペレーターにつながるケースがほとんどでした。
彼らは、世界規模でビジネスを展開していますから、サポート・サービスの対する取り組みにも甘えが許されない、という厳しい現実があるのでしょう。(だからといって、そのサービス内容が十分なものか、と言われれば、首を捻らざるを得ませんが)
もっとも、そもそもビジネスの仕組み自体が日本のメーカーとは違うという背景もあります。
通信販売という手法を基本戦略としていますので、営業や販売促進にかける費用が少なくてすみます。その分サポートの品質に注力するということも可能なわけです。(逆に言えば、日本のメーカーがいかに特殊なマーケットの中で無駄な出費を強いられているか、という話にもなるのです。)
さて、本日はここまで。
サポートセンターに関する話題はまだ続きます。
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| ■「Bフレッツ」の裏側 |
昨年の夏の感覚ですと、Bフレッツ(光ファイバー)を導入する家庭はまだ珍しいというものでした。しかし、ここしばらくのインターネット接続作業では圧倒的にBフレッツが多くなっています。
この理由はもちろん時代の要請ということもあるかもしれませんが、それ以上にNTT社が本格的に腰をあげて拡販にまわった成果という印象を受けます。
NTT社のフレッツ・シリーズとは僕自身長いつきあいになります。
ケーブル回線以外で初めて常時接続を可能にした「フレッツISDN」が登場したときにも真っ先にとびつきましたし、都心に遅れてADSLサービスが開始されたときにも、申し込み開始初日の朝一番には連絡をとっていたほどです。
しかしながら、その当時のNTT社のスタンスは、あくまでも常時接続環境を提供するだけ、というもの。
出張サポートを武器にサービスを拡大していったイーアクセス、代理店展開や初期費用の低減で圧倒的な会員数獲得を狙ったヤフーBBと比べると、「ユーザを突き放した対応」というのがその印象でした。
ところが、IP電話の普及という追い討ちもあり、さすがのNTT社もこのままではまずい、と尻に火がついた状態になったのでしょう。昨年秋以降、某広告代理店とタイアップし大々的なキャンペーンを展開。
無料出張サポートをセットにしたり、モニター・キャンペーンと称し当初数ヶ月の費用が無料となるサービスを提供するなど、かつてのスタンスからはとても想像できないような、いたれりつくせりの対応に変わってきています。(やはり競争原理は大切だということですね。)
さて、ADSL同様、Bフレッツについても回線速度について過大な期待を抱えている人が後を絶ちません。
Bフレッツにはいくつかのコースがあるのですが、たいていはマンションタイプかニューファミリータイプのどちらかだと思います。
両者の違いは、簡単に言うと居住する建物によって自然に決定されます。一軒家ならニューファミリー、団地・マンションならマンションタイプ。(小規模なマンションやコーポ等ではニューファミリーとなることも。)
そして、両者の共通点は、100Mの回線を数件の家庭で共有する仕組みになっていること。
ですから言葉どおり100Mのスピードが出ることなんてありえないのです。
(ちなみに100Mを単独で専有するタイプもあることはあるのですが、月額利用料がぐっと高くなります。また、東京電力(TEPCO)の光ファイバーなど、NTTとの差別化のため100M専有を売りにしている後発組もあります。)
具体的なイメージとして。これまでの測定結果ですと、
・マンションタイプ 30M前後
・ニューファミリー 50〜60M (近隣に他の加入者がいない場合などはもっと早いケースも。)
といったところが平均値という印象です。
もちろんOSがこれらのスピードに対応しているのが前提で、Windows
98などでは10Mも出ない場合がざらにあります。
いずれにしても30M程度出ていれば、現在のインターネット各種サービスを利用するうえで過不足はないでしょう、よっぽどのことがない限り。
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| ■またもや新種のウイルスか? |
このページでも何度かとりあげているSasserやBlasterウイルス。
これらのウイルスが鬱陶しいのは、インターネットを接続しているだけで、何もしていなくても感染してしまうということ。新しく購入したパソコンで、セキュリティ強化のためWindows
Updateを早速実行しようとして、インターネットにつないだ瞬間に感染してしまうこともあるという、極めて悪質なものなのです。
ただし、このようなウイルスはWindowsの脆弱性をついて作り出されるものなので、(亜種は別として)それほど頻繁に出現してくるものではありません。
最近ではインターネット接続で訪問する際は、必ず事前にBlaster、Sasserの感染対策を施してから作業を開始するようにしています。そうでないと、あっという間に感染しちゃうからね。
さて、そんな中、いつもどおりBlasterとSasserの対策をとってから光ファイバーでの接続設定をした作業で。ひととおり設定が終わってお客さんに説明をはじめようとしたところ、どうもパソコンの調子がおかしい。新しく買ったパソコンで、これまでにインターネットにつないだことはないというのだが・・・・・。
タスク・マネージャで様子を見ると、CPUの稼働率(パフォーマンス)が異常に高い。
そして、プロセスの項目を見てみるとなにやら怪しげな実行ファイルが・・・・。
WinGamed.exe
早速Web上で調べてみたら、やはりワームの一種でした。ウイルス名は、WORM_SDBOT.BRという。
しかし、いつのまに感染したんだ?
初めてインターネットに接続してから、たかだか10分程度。その間にしたことと言ったら、いくつかの著名なホームページ(Yahoo!とか)を閲覧したことと、メールの送受信テストをしたことぐらい。もちろんウイルスと思われるような不審なメールは届いてはいなかった。
SDBOTというウイルス自体は、真新しいものではなく、既にいくつもの亜種が存在するのですが、Blaster・Sasser同様に何もしなくても感染するという情報はこれまで聞いていないのだが・・・・。
ともかく、該当のプロセスを終了させたうえで、システム・フォルダの中から、WinGamed.exeを探し出しこれを削除。仕上げに、レジストリから関連する情報をすべて削除してことなきをえました。
ところが、ところが、次のお客さんのところでもまったく同じものが見つかったのです。
こちらの場合は、やはり新しいパソコンでしたが、前日子供さんが自らインターネット接続をしてみたものの、接続後すぐにパソコンが異様におもたくなってしまったとのこと。ファイルの日付・時間を見てみると、やはり接続してまもなく侵入した形跡がありました。
うーん、新手のウイルスだったのかなあ・・・・・。
Web上のウイルス・ソフト会社のページで検索してみると、SDBOT.BRというタイプについてはまだ日本語解説がされていないようなんですが、かといって新種でもないようだし。
いずれにしろ、当面は厳重注意だな。
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| ■「フレッツADSL」の裏側 |
知らない間にNTT社のフレッツADSLシリーズに新しいサービスが誕生していました。フレッツ・ADSL
モアV(47Mタイプ)というのがそのサービス名です。フレッツADSLといえば1.5Mに始まり、これまで8、12、24、40と「下り」回線速度がアップしてきたわけですが、「47」とはまた中途半端な数字だなあと思っていたら、今回は「上り」速度が最高5Mまでアップするというのが特徴のようです。
実は、「上り」速度はこれまで1M固定のままだったのです。これは、一般的なインターネット・サービスの利用状況を考えれば自然なことなのですが。(もともと、ADSLの「A」は非対称という意味のAntisymmetryの頭文字を表します。非対称とは、つまり「上り」「下り」の速度差を意味します。)
念のため、「上り」「下り」の違いを簡単に説明しておくと。
| 上り |
下り |
| PC側からインターネット側への流れ |
インターネット側からPC側への流れ |
| 例) メールの送信、ホームページのデータをFTPでアップロードするとき |
例) メールの受信、ホームページを見ているとき(Webブラウジング) |
・一般的なインターネットの利用目的としては、これまでWebブラウジングが圧倒的中心であったこと
・回線速度を体感するのには、ホームページがさっと表示される、メールの受信が早いというようにわかりやすい方が共感を得られやすい
といったところがこれまでの「下り」速度優先の背景だったと思われるますが、ここへ来てインターネットの利用目的がバラエティ豊かになってきたという事情もあるのでしょう。
たとえば、
・メールでファイルサイズの大きい画像や動画を送信することが一般化してきたこと。
・法的な是非はともかくとして、「Winny」のようにパソコン同士で直接ファイル交換をする機会が増えてきたこと。
また僕の場合もそうですが自宅にWebサーバを立ち上げている場合など、「上り」回線速度があるほど安定してサービスを提供できるメリットがあります。
さて、それでは本題。(前置き長いって)
ADSLには、NTT収容局からの距離(線路距離長)に反比例して回線速度が低下するという基本的な特徴があり、どれぐらいの速度が出るかは各家庭によってまったく異なるわけですが、いまだ過大な期待を持っている人が多いようです。
例えば、40Mサービスの場合、これまで数百件にも及ぶ速度を計測してきた経験からすると、良く出ても20Mには及びません。
この辺の状況はNTTのサイト(通信速度チェックコーナー)でも図解されているのですが、理論的数値というレベルでも伝送損失が10デシベルを超える段階で速度は半減してしまいます。
(線路距離長と伝送損失は電話番号をもとに以下のサイトで測定可能。ただし東日本管轄:線路情報開示システム )
では、10デシベルを超えるのがどの程度の距離なのかということですが、僕の自宅の例をサンプルとしてご紹介すると、線路距離長 1210
m、伝送損失 19dBです。
1キロをちょっと超えてこの程度ですから、10dBのラインというと多分500〜600メートル程度でしょう。しかも、これは道路に沿って迂回している回線の距離を意味しますので、直線距離にしたらおそらくもっと狭い範囲になります。極めて限定されたエリアしか恩恵に預かれないというわけです。
さらに、これらの数値(回線速度)が測定されるのはOSがきちんとブロードバンドに対応しているXPやMac
OS Xの場合なのであって、Windows 98/Me等古いOSではさらに速度が落ちることとなります。
ADSLを検討する場合、少しでも数字の大きいほうがと考えがちですが、実際には収容局からの距離が2キロ以上にもなると、(8M以上なら)どのサービスを選んでもほとんど数値が変わらないというのが実際のところなのです。
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| ■いまどきのパソコンがいかにお粗末か、という話 |
PCが不安定なためリカバリ(PCの初期化)をかけたが、前の担当者が途中でわからなくなり時間切れとなった作業の尻拭いで再訪問。PCはDELL社のDimensionというデスクトップ機。
DELLといえば外資のため、世間一般からすると、まだまだ認知度が低いのかもしれないが、世界規模でいえば圧倒的にNo.1の会社である。富士通、NECといった国内メーカーと違って余計なソフトがごちゃごちゃ入っていない、通販で好きなようにパーツ構成を決められる、価格がリーズナブルという特徴もあって、中級者以上の「ツウ」な人がDELLを選択することが多い。しかしながら、「中級」とはすなわち「中途半端な知識がある」ということを意味する場合もあるのだ。・・・であるのだが、本人にその意識がないゆえに、余計なトラブルに巻き込まれる可能性も非常に高いといえる。
さてさて、今回のケースであるが、早速状況を見てみたらなんてことはない。OSだけ入れて、ドライバ(グラフィック、サウンド、チップセット等)が全然インストールされていないのである。
一般的なメーカーの場合は、専用CD-ROMからリカバリをかければ自動的にドライバ類もインストールされるようになっているのだが、本来OSとドライバ類は別のものなのだ。まあ、PCを自作したことがある人にとってはごくごくあたり前の手順なのであるが。(しかし、その程度のこともわからずにこの仕事をしているのか?>前担当者)
これは楽勝だな、と気をよくして、ドライバが入っているCDを見つけ出し、早速順番にインストールしていったのだが。
・・・・・・あれっ、ネットワークアダプタがない?
内蔵されているはずのネットワークアダプタがデバイスマネージャで認識されていないのである。いや、前回リカバリするまではきちんとインターネットに接続できていたのだから無いはずはないのだ。あわてて調べてみたらBIOSの時点ですでにネットワークコントローラを見失っているらしい。
これはハードの故障だなと推測しDELLのサポートセンターへ連絡。待ち時間数分でオペレータが出てきた点は評価しよう。
しかしながら、状況を説明するとひとこと「再度リカバリしてみてください」と軽くのたまふ。
あのねえ、簡単に言ってくれるねえ君も、と不満たらたらながら、しかたがなく再度ハードディスクをフォーマットしてリカバリすること1時間。
状況変わらんがな。
やっぱりかいっ、時間の無駄だったがな、と泣きながら再度サポートセンターへ。今回はこちらも強気である。すっぱりと修理引取り対応してもらおうじゃないの。
ところがところが、次に言うことには「BIOSを初期化してみてください」だ。
言っとくがBIOSぐらい最初の段階で見てるのだ、こっちは。しかも初期化のメニューなんてなかったぞ?
すると、「電源コードを抜いてから、電源ボタンを10回以上押してください」という説明が。
そんな手順どこか説明書に書いてあります?と聞くと、あっさり「ありません」という返答が。
あのねえ・・・・。
しかし、しかし、確かにこれをやってみたら、次に電源を入れたときにはネットワークアダプタが現れてきたのだ。おおっ。
しかし待てよ?っていうことは、似たような事例はほかにもあるってことだな。突然ネットワークアダプタを見失うパソコンが世にはありふれてるってことかい。まったくなんだかなあ。
まあそれはそれとして、これで何とか無事片付けられそうだ、と、そう思ったのもつかの間。IPとれないじゃん。
ルータからIPアドレスがとれない・・・つまり通信できないというわけ。
もう迷うことなくサポートセンターへ3度目のコール。
「ネットワークアダプタに異常があると思われますので引取修理となります」
はあ、そうですか。ええ、そうでしょうとも。
まったく時間の無駄だああああっ。
念のため、お客さんに聞いてみたら、このパソコン購入からまだ7、8ヶ月程度しかたっていないとのこと。うーむ、DELLのパソコンにしてこの体たらくかいな。
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| ■特定のサイトへのアクセスを妨害するウイルス |
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今日も今日とてSasserウイルス駆除にいそしんでいたわけですが、これだけニュースや新聞等でとりあげられているにも関わらず、いまだ「Windows
Update」の存在すら知らないお客さんが多いのにはホント参ってしまいます。
もうこんなしょうもないウイルスはサッサといなくなれ〜、となげやりな今日この頃。(誰か突っ込んでくれぃ。)
SasserとかBlasterウイルスというのは、その感染被害の大きさにもかかわらず、実はきちんとした手順を踏めばその駆除自体は簡単なんです。無償の駆除ツールも用意されていることだし。
ポイントは、例のカウントダウンが始まる前にタスクマネージャから該当するプロセスを強制的に終了させること。Sasserウイルスの場合は、avserve.exe
とか○○○○_up.exe(○の部分は数字)というものがそれです。(詳しくは勉強してね。)
さてさて本日訪問のお客さんのところでの出来事。
一通り駆除手順を済ませた後、念のためドライブ全体にウイルスチェックをかけます。最近のPCはファイル数が多いので下手すると数十分ほどかかる場合もありますが、じっと我慢。
そしたらば、あともう一息でチェック終了というところで、出てきてしまいました。別のウイルスが・・・・。くううう。
AGOBOTという、僕自身はこれまで遭遇したことのないウイルスです。
こういう場合はウイルスソフト会社のサイトへ行って、その実態を検索するのが常なのですが、どういうわけか該当のページを開こうとしても表示されない。
インターネットにはちゃんとつながっているんです。YahooもGoogleも表示できるのに、ウイルス関連のページだけが表示されない。
ウイルス駆除ツールのページもだめです。なんてこったい。
結論から言うと、これ、このウイルスがアクセスを妨害しているんです。その仕組み自体はとても簡単なものなんですけど。それを見つけるのに少々時間をとってしまい、久々に「してやられたあ」という感じ。まだまだ勉強しないといかんですねえ。
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