日本国内で初めて承認を受けたジルコニアシステム
2005年、日本国内で初めて認可を取得したセルコンシステムが発売されました。
既に海外では発売後4年程経っており、ソフトウエアのバージョンも実用に耐えうる状態となっての日本上陸でした。
セルコンシステムはWax-upしたコーピングをスキャンして切削する方法と、支台歯をスキャンしCAD上でコーピングを設計する方法の2通りが利用出来ます。
Wax-up法を利用すれば、通常のコーピングだけでなく、各メーカーのインプラントパーツを利用し、ジルコニアカスタムアバットメントを製作する事や、連結の為のアタッチメント、セルコンリンク等も製作可能になります。
他社CAD/CAMでは不可能な込み入った作業が可能である点は大きなアドバンテージになっております。
最新の1350℃焼成の低温タイプのジルコニアを採用し、高温焼成ジルコニアより細かい粒子構造を持っており、比較的短時間にてシンタリングする事が可能です。
2008年時点では、ジルコニアの加工以外にポリカーボネート素材の切削も可能となり、より応用範囲を広げており、今後ダブルスキャン等のバージョンアップも予定されています。
CAD設計
CAD設計の注意点
支台歯を直接読み込ませバーチャルにコーピングを設計します。
支台の条件としては、先端の尖っている状態は禁忌です。ミリングバーの太さより細くは切削出来ないため支台には1㎜程度の厚みが必要です。
支台の状態が適合に大きく関係しますので、アンダーカットの無い様に処理が必要です。その点に加え、ブリッジの場合は支台の平行性が必要となります。
CADは平行性の無い状態は全く受け付けしませんので、支台の状態を修正する必要があります。
CADの操作によりマージン付近にカラーを付与したりリムーバブルノブを付与する事も出来ます。
セルコンシステムのジルコニアブロックは、12㎜ 30㎜ 38㎜ 47㎜
の4種類ありますが、12〜38㎜のブロックでは上下高13ミリまでのフレームを47㎜のブロックでは上下高16ミリのフレームまで切削可能です。
単冠であればそのものの長さとなりますが、ブリッジや連結では
一方の支台の長さが問題無くても、それぞれの支台の方向性やスキャナーへの取り付け角度により、ブロックに収まる範囲を超えてしまうケースがあります。特に埋入位置の深いインプラントでは注意が必要です。
弊社ではセルコンで入りきらないケースはプロセラフォルテ等を使用し対応する事も可能です。
ミリング時バーとフレームの関係現状でのCADデザインは限界が多く最終的にはWax-upと絡めたダブルスキャン法がメインになるであろうと思われます。
現時点で適切なサポート形態をCADのみでデザインする事は難しい部分もあり、全ての症例にCADデザインを応用出来る訳ではありません。
次世代のCADソフトの登場を願うところです。
CAD/CAMセルコンシステムの実際
それでは、実際の作業内容を写真と動画でご覧頂きましょう。
次のページにお進み下さい。
Top page

