イタリアのGILERA車が発売した、350/500ccのバイクです。
GILERAは1909年創立。イタリア最古のバイクメーカーです。
1935年、"ロンディーネ"をベースにレーサーを開発、
以後レースシーンで活躍しました。
しかし。衰退して1969年にピアジオ(ベスパで有名)に買収されました。
(以来、GILERA名でスクーターを生産していましたが、
2001年、GILERA名で125ccレースに復活。)
1951 gilera saturno
1987年、日本の伊藤忠商事が中心となり、プロジェクトチームを結成。
このイタリア最古のブランドが復活します。その時のバイクが、
現在見る事の出来るSATURNO(サトゥルノ)です。
当初は日本専用モデルでしたが人気が高まり、世界中に販売されます。
1988年、有名な「マン島 TTレース」にチームは挑戦、完走しました。
デザイナーは日本人の萩原直起氏。
氏はこの後、スズキのGoose等のデザインを手掛けられます。

左:手前:スタンダード350(ミラー違)
奥:アイル・オブ・マン(改造有)
右:左:アイル・オブ・マン TTを前から見る
中:スタンダードを前からみる
右:スズキGooseを前からみる
伊藤忠商事が手を引いた後、福田モータースが輸入を代行。
そして、レッドバロングループが後を引き継ぎます。
しかし、思ったように売れなかったのか、現在もデッドストックの新車を
抱えている様子。それらは全国のサトゥルノのパーツ供給源にもなっており、
少々痛々しい話を聞くことがあります。
初売より15年が経過し、パーツも無くなってきましたが
インターネットの普及によりオーナー同士の交流が盛んになっています。
GILERA SATURNO OWNERS CLUBについて
そんなインターネットでであったオーナー同士、自然とオーナーズクラブに
なってしまいます。
が、サトゥルノのオーナーズクラブは普通のクラブと少し変わっています。
まず、リーダーがいません。会費も会報もありません。
実はオーナーズクラブというクラブでもありません。
ですが、オーナー達の交流は大変盛んで、実質的なクラブみたいなものです。
それも、そのへんの仲良しクラブレベルではなく、
供給されていない部品を作ってしまったり、レースに参戦したりしています。
オーナー其々の得意分野を活用して今迄作られたものは
アイロンパッチ、Tシャツ、CDR版ワークショップマニュアル、
ハイコンプピストン(鍛造)
デザイナー萩原さんの関係から
自転車&プロトタイプカウル
個人レベルではもちろん、様々な活動がなされれています。
ハイカムやクロスミッションの入手(欧州より)や整備ノウハウ交換など。
ツーリングは言うに及ばず、でしょう。
みなさん、やってみようよ、と声をかけ、賛同者が集まっていろいろな事をやる。
そんな自由気ままなオーナーズクラブ活動がなされています。
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