レジン注型について
*初めての方へ*

ま、やってみてください。

いま一度書きますが、肌の弱い人はレジンにカブレます。ご注意。
私は何時も肌が赤く脹れた状態になりながら抜いてます。
手袋をしたらOKのような気がしますが、
実は呼吸で吸い込む方が被害が出やすいので換気が大切です。


左の粘土埋めは良くない(いや、右もよくない)ので画像を使いたくないのですが、仕方ない。
これしか画像がないし、腕もないし。
なんで良くないかといいますと、

1)粘土表面の均しが雑
 つるつるにしないと、合いが悪い上、レジンのバリがシリコンに食い込んだりして
 耐久度が落ちます。右写真のアップに比べて左写真は引きなのに荒いのが分かります(^^:

2)ダボ穴多すぎ
 ダボ穴というのは"ずれない為に作る"ので、まっ平らな面には絶対必要ですが
 右の写真ように原型に合わせて段差を付けていればダボは不要なのです。
 つまり、なだらかに起伏が連なる平原のようなゴム型を作っちまったので
 ダボ穴あけるしかなかったんですわ。
 
3)流れを無視した配置
 通常レジン流れを考えて配置計画し、それから外枠をつくります。
 時間がなくて外枠を作ってから配置したため、特に右側に無理が生じています。
 中央、足をどうしても配置できなくて無理やり納めた感じがわかりますでしょうか。
 中央の幹の部分から序々に枝葉まで細く引くべき流路も、まちまちの太さです。
 この型、夏場使用不可能なのは一見してわかりますよね(_ _;

 また、エア抜きのガイドも左端の方は共有しようと試みています。
 別々の方がいいんです。上面にまでレジンが達した事でパーツに湯回りし切ったと分かるので。

 原型の厚さを揃えて(厚いと早く固まり、薄いと時間がかかる)ゴム型を別にするのがベストです。
 が、流石に時間がなくてそこまで出来ませんでした。

 もひとつ。割り箸で流路をつくってますが、これ、非常にゴム型にストレスをかけます。
 プラ棒でつくるのがいいです。ええ、買い置きがなかったんです。
 プラ棒を瞬間接着剤で原型にくつけると良いです。

シリコンを節約しようと固まりを刻んで加える場合、空気に触れていた部分は全て切り落とし、
フレッシュな表面になるようにします。
大きな固まりは応力が残って、新作のゴム型の空間が変形してしまう事があります。
教科書通りの、片面シリコン二回分け(トータル四回流し込み)でのシリコン混ぜ込みなら
そんな問題ないと思います。 私は横着して一回で流しきるので。

シリコンは、ポークスのブロック(Legoより小さい)を使って枠を組む場合、
20-25個の容積で100g見当です。
ブロックの継ぎ目をテープ等で目張りしないと、隙間にシリコンが流れ込んで無駄が多くなります。

今回、型の反対側にシリコンを流そうと
粘土を剥がした時に、粘土にくっついて
一部パーツが外れてしまいました。

こんな時はシリコンの細いブロックをつくり、
細い真鍮線で刺してパーツを押さえます。
ディティールが細かいと不可能ですが、
外れるような小さいパーツならなんとかなります。
(写真は再現ですw)

ただし、上にも書いたように、強く抑えると
応力が残って生産されたパーツは変形しますので
注意が必要です。
出来たゴム型を眺め、
流路を切れる彫刻刀とデザインナイフで作ります。
ちゃんとプラ棒等で最初に設定しときゃ、
こんな手間は要らないんでしょうけど。
原型のエッジを殺さないようにします。
(今回、随分死んじゃいました…)

シリコンゴムをピンセットでつまみながら
デザインナイフで切る訳ですが、
ここでピンセットの性能が問われます。
安いピンセットはマトモにシリコンをつまめません。
私は120mm位の長さの、太めの、4000円位のを
使ってます。
一度使うと手放せません、この手の工具は。

一発目。
粘土カスを取り除くのと、流れを見るのと、
使用量を見るので捨て打ちです。
だから一発目は離型スプレーは吹きません。
硬化しても外さず、じっくり眺めます。


多目にレジンを混合して一回目を流し込みますが今回は足りなくて途中で継ぎ足しました。
右上パーツに欠損が生じているのはそれが理由なのと、流路が細いのが原因です。太く彫り直します。
生産中も安定して抜けるまで、常に直し続けます。

空気抜きの流路は、上面端部を少し大きくして湯溜りを作るといいです。
硬化につれて引け、空気が逆流するんですが、それを防げます。

なお、私が幹の部分に乾電池等を使うのは、少しレジンが足りなくなった時に
(ゴム型変形でバリが多く出たりとかいろいろ)
電池を押し込んで注入容積を増やす為です。

量産速度を早くすると、早くゴム型が劣化します。
型を冷ましながらのんびり抜きます。


重要な事ですが、ひとつのゴム型はこのサイズが限界。
(原型重量:エポパテ60g、今回使用レジン量:100g)
なぜなら、レジンキャストAB剤を混合する際に使う紙コップの容積は200cc程。
レジン約130gといったところでしょうか。
紙コップ1つ分以上の容積を持つゴム型は注入中に固まりはじめて、まず失敗することでしょう。
手流しのレジンキャストの硬化時間は20゜Cで120秒です。
ゴム型温まってくると早まります。夏はもっと早いです。
もちろん
大きな入れもので混合して太い流路を持つゴム型に流すのなら大丈夫だと思います。

あー、しかし寿屋のレジンは使い辛れー(ボークス売り切れ)
粉状になったレジンをガムテープでぺたぺたやって取り除かないと流路が塞がっちゃうんだよなー。
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   バリが出ない綺麗な型を作ればそんな問題はおきません( ̄^ ̄)b
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