Fate 料理ごのみ
食事関係徒然
Fateと直接関係なかったり
0517加筆あり
中国茶の話

凛の紅茶の話のところで、私の師匠が茶(芸)館の紹介をしてくれたが
先日そんなうちの1つ、茶房「清芳春」に行ってきた。
これは昔師匠に紹介して貰ったお店の1つで、菜香新館の五階にある。

ゴールデンウイークで動く事もままならない中華街、菜香新館で食事するなら1時間半待ち!
という混雑のなかでも、ここのティーラウンジは大変ゆったり過ごすことができる。
但しお値段もお茶一種類が800円位と、一寸良い。
中国のお茶はウーロン茶やプーアル茶、ジャスミンティーだけじゃないんだ、と
その種類の豊富さに驚くことだろう。
勿論各種中国紅茶もそろえてあり、凛が飲んだのはどれだろう?なんて
思いを巡らすこともできる。
彼女を連れて行くには最高のティーラウンジだ。



中国茶の淹れ方を知らない人は、多分面食らう。
(だが、心配は無用。淹れ方が解らないと言えば、お店の人が淹れてくれる。
なお、青茶・黒茶等の場合のみこの入れ方。黄茶、緑茶、紅茶等は日本と同様。)

蓋の付いたガラス製の広口の入れ物に茶葉が入っている。
そして、背の高い湯呑と、低い湯呑が小さなお盆に載って登場する。
さらに、白くて小さな湯呑が出てくる。
テーブルの上には小さな湯沸しポットと壺。
ついでに言うなら、お茶請けのドライフルーツも付いてくる。

さぁ、貴方の前に湯呑だけで三つも並んでしまった。


まず、湯沸しポットから沸騰したお湯を茶葉の入ったガラス容器"蓋碗"に注ぐ。
ここまでは想像が付くだろう。

この注いだお湯、捨てる。

飲んじゃいけない。これを洗茶という。
まぁ、アク抜きみたいなイメージだ。
(昔はお茶の工場が汚かったので、茶葉を洗う&熱湯消毒の意味があった
とのご指摘いただきました。この点私も知っていたのですが筆が足りませんでした。)

中国ではこれをお茶専用のお盆の上でやり、そのまま捨てる事が出来るが、
このお店では壺に捨てる。
その前に、慣れた手つきで浮いてきた泡を蓋の端っこを利用して取り除き、
ポットのお湯でその蓋を洗うと通である。

さて。蓋を少しずらして、その隙間からお湯を捨てよう。
茶葉が針状であれば、時間を置かずに捨てるのが良い。旨みが逃げる。
捨てる際にそのお湯で三つの湯呑を暖めてから捨てると尚良い。
勿論、ポットのお湯で温めても可。


さて。茶葉に2回目のお湯を注ぐ。
蓋をずらして葉が流れるのを堰き止めながら、まず、背の高い湯呑"聞香杯"に注ぐ。
八分目くらいが良いだろう。
そこに、低い湯呑"茶杯"をかぶせる(白い湯呑ではない)。

んで、ひっくり返す。

背の高い湯呑が低い湯呑に逆さまになった状態な訳だが、
主客がいるのならそのままお盆に載せて、前に供する。
背の高い湯呑を引き抜くと、お茶は低い湯呑に移るが、
直ぐに高い湯呑を鼻元まで持って行き、香りを楽しむ、という寸法だ。

低い湯呑はその後、飲んでテイスティング。
中国茶は日本酒のように、口の中で空気と共に転がしで味わう。

この儀式が終われば、この二つの湯呑は用済み。
白い小さな湯呑でお茶を楽しむのだ。
(白い小さな湯呑は複数名で行った場合のみかもしれない。)

(急須のような"茶海"に茶葉の入った一度あけ、
お茶の濃度を均一にして注ぐスタイルが中国でも一般的ですが、
このお店では出てきません。これも筆が足りませんでした。
改めて書きますと、茶筒と茶さじ以外には
・蓋の付いた茶葉の入った茶碗(蓋碗)
・急須(茶海)
・茶碗からこぼれた茶葉を漉す網
・背の高い湯呑(聞香杯)
・背の低い湯呑(茶杯)
・白い小さな湯呑
・お盆(お茶専用でお湯を捨てる事ができる)
・湯沸しポット
・ピンセット
といった品々が出てきます。茶葉の入った茶碗でなく、急須の事もあります。
確か台湾式、つまり中国茶道の本家筋が急須だったような。
このお店では上に記述したようなスタイルです。)


さて。中国では、こういう茶房は無い(←あるそうです。
一寸私の知識が偏っていたようです。通訳の女性の人も無いって言ってたのになぁ。)
いや、厳密に言うとあるのだが、一寸おおっぴらに利用を薦められない理由があるのだ。
勿論、現地中国の人達も利用しているのだが…
お茶を楽しむ場所ではない、のである。お茶も不味い。
中国通の男性に聞いてみるとよかろう。

その代わり、中国では、お茶の販売店の店先で飲む。
色々なお茶を淹れてくれる。
お茶の代金は不要。但し、何かを買わなければならない。


中国茶、良いものは「酔う」。
空きっ腹で飲みすぎると気持ち悪くなるくらいだ。
私は今回、中国で500グラム1500元というお茶を買ってきた。このクラスなら酔える。
流石に500グラム3800元のお茶は買えなかった。

ちなみに、中国の労働者の平均月収は2000元一寸だという。
1万円は740元前後である。                                 0509


6/22にTV東京「ガイアの夜明け」でお茶をとりまくビジネスが取り上げられた。
消費者の立場から一歩踏み込んだ、大変興味深い番組だった。
そうか、日本でも茶芸館は流行の兆しがあったのか。
ペットボトルになる中国茶は等級が低いという。是非茶葉から淹れる中国茶を
楽しんでみてほしいと思う。
但し。身上を潰さないよう、ご注意の程w                          0622

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