Fate 料理ごのみ

単品・ライトミール系
 0301加筆(紅茶/サンドイッチ)

タイヤキ
クレープ
どら焼き
ブラウニーチョコケーキ
アップルパイ
トマトサンド
煎餅
うぐいすパン
羊羹
バームクーヘン
昆布茶
紅茶
ホットレモン
熱燗
緑茶
ミカン
リンゴ
パック豆乳
缶お汁粉
ぜんざい
タイヤキ・クレープ

「ぶー。なんだよー、大差ないじゃんかタイヤキもクレープもー。
どっちも甘いの皮で包んでるんだからさー」
蒔寺による女の子にあるまじき暴言が聞こえてきた。


プロローグで登場する、如何にも女の子受けしそうなスゥイーツである。
蒔寺に奢った「フルール」の500円の"ベリーベリーベリー"を
冬木の町に出現する屋台「江戸前屋」の80円のタイヤキと同列に比べられ
凛が地団駄を踏むシーンだが、
しかしながら、これは江戸前屋のタイヤキが只者では無いことを示していると言えまいか。

東京は根津に、何時も列が出来る鯛焼き屋がある。
上品な甘さで薄い皮がパリッと焼かれたそれは、袋に入れて持って帰る事が、私には出来ない。
袋の中で蒸れてしまうと、美味しさが半減してしまうからだ。
だが、外で立ち喰いをするには、人目を憚る年になってしまった。
鯛焼きの立ち喰い。学生の特権かもしれない。



どら焼き

「え?なにそれ、食べ物?」
「そうだよ。甘いのは好きじゃないけど、これだけは別だ。
うちは親子共々、お茶請けはコイツなんだ。」


日本の食べ物に疎いイリヤに士郎が差し出したり、はたまた冷蔵庫に隠してあったりと
江戸前屋のどら焼きは活躍する。
鯛焼きや大判焼きは冷やすと今イチだが、どら焼きは冷やしても旨い。
だが、作りたてのどら焼きというものがあるなら、食べてみたい気がするのは私だけだろうか。
屋台で販売されるどら焼きだ。きっと人形焼なんかよりダイナミックに作られているに違いない。



ブラウニーチョコケーキ

もむもむとラム酒入りのケーキを頬ばるおやじさん。
ネコさんはとなりで熱燗をやっている。
ここの一家は店長が甘党で娘さん辛党という、バランスのいい嗜好をしていらっしゃる。


バターとチョコレートを湯煎で溶かし、ラム酒を入れ、卵with砂糖と混ぜ、
ココアパウダーwith小麦粉とさっくり混ぜ合わせてオーブンで焼いたケーキ。
士郎のバイト先コペンハーゲンの商品らしいが、
ケーキ屋の棚卸というのはどんなものなのだろう。

これのラム酒無しバージョンをココアの缶に詰めて、
第二次世界大戦中にアメリカ空軍の兵達がドイツの捕虜収容所から逃げ出した様子が
「大脱走」中に記されている。カロリーが高いので逃亡中の食料用に用意されたのだ。
焼き締めたクッキー状だったらしいが、
昔作ってみたところカロリーメイトのような固さになったのだった。



昆布茶

「しかしな、今日は昆布茶しかないが、いいか?」
「え?うー、なら白湯でいいや。俺、どうも昆布茶のドロッとした感じ、だめだ」


そこでお湯をくれ、といわず白湯(さゆ)という士郎も、若いくせになかなかである。
実際、マズい緑茶よりも只の水よりも、白湯の方が断然美味い。
昆布茶…私も駄目だ。だが、薄目にすれば煮物の出汁みたいで美味いのかも。
実際、料理の隠し味に使えるという。まぁ、塩入昆布粉のお湯溶きだ。いい出汁になるだろう。

アウトドアで味噌汁等を作る際、鰹節だけだと味が薄く平べったい感じを受ける事があるが、
昆布系(とろろ昆布etc)を入れると途端に旨みが増す。
アウトドアに昆布茶も良いかもしれない。



紅茶

ティーカップは一つも音を立てずに差し出されて、とりあえず、一口だけ口をつけた。
−−−あ、おいしい。
そりゃあ中国紅茶の春摘みものだ。
お気に入りの葉の一番美味しいところなんだから、不味く作られたら怒る。
っていうか、勝手に私のお気に入りを使われたら怒る。
…うん。怒るけど、ここまで美味しく淹れられると文句より先に幸福感で満たされてしまった。


実は、美味い紅茶を飲んだ事がない。マズい紅茶は幾らでもあるのだが。
007ジェームズ・ボンドは「紅茶?あんな泥水みたいなもの飲めるか」と
イギリス紳士らしくない台詞を吐くコーヒー党。あまり知られていないかも。

先日、NHK「ためしてガッテン」という番組で、美味しい紅茶の入れ方を研究していた。
丸い急須(ポット)を使い、軟水を使うのは一般的に知られているが、
紅茶で重要とされる「ジャンピング」はどうすれば実現可能なのか。
ものの本には、高い位置からお湯をポットに注ぐ事により茶葉を激しく動かすのだ、と
書かれているが、実は間違い。(番組内で間違いと言った訳ではない。)

重要なのはお湯の温度であった。(丸いポットがジャンピングを起こさせる為には必須。)
なんと、沸騰させてはいけないのだという。
いや、こう書くと語弊がある。沸騰直前で火からおろさねばならないのだ。
ぐらぐらとお湯の表面が揺れ、泡がケトルの周囲から出始めたその時!!
笛付きならば、ふぃぃぃぃ…といい始めた、その瞬間!!
この温度が、お湯中に溶け込んだ空気が茶葉をジャンピングさせるのにベストな状態に
なるのだそうだ。
そう。"溶け込んでいる空気"によって茶葉がダンスするのである。
温いお湯では茶葉は浮きっぱなし、
一度沸騰し空気が無くなったお湯では茶葉が浮いてこなかった。

ティーコジーをして「蒸らす」というが、蒸らすのは茶葉が開くのを待つ、のではなく、
ジャンピングが終了するまで待つ、のが正しい解釈のようだ。
ジャンピングし終わると底に茶葉が沈む。その時、茶葉が開いた状態になっている。
そう。沸騰させたお湯の底で茶葉が開いても、美味く入れられる訳ではない、
そういうことなのだろう。

ゲーム中で藤ねえが"オレンジペコー"という音の響きを気に入っているシーンがあるが、
これは茶葉のグレードを示す言葉。
そして、恐らく凛のお気に入りは、ストレートで飲んでいることを鑑みると
中国紅茶「キーマン」であると思われる。

と書いたところ、私の色んな意味での師匠からBBSに書き込みがあったので転載したい。
                                                 0301

さて、食べ物の記事楽しみに拝見しております。
その中で一箇所中国紅茶の一件で、中国紅茶のストレート=「キーマン紅茶」
ではないかとのお書きになっておりますがここはちょいと引っかかりますね。
キーマン紅茶のストレートは結構味強いよ。
特級あたりでしばらく寝かせておいて日本人にはちょうど良い味わいになると思います。
一般的な量り売りタイプの店でもせいぜい4級品くらいなものしか販売しておりません。

中国紅茶で日本人(特に女性)向きなのは「英徳紅茶」
おそらくこの場面では「雲南紅茶」大穴で「四川紅茶」だと思われます。
せっかく中華街のそばにいるんだから茶芸館に行って飲んでみればいいんじゃないかな。
お勧めの茶芸館は「茗香閣」やや落ちて「悟空茶房」
茶葉を買うなら「伍福寿新店」「緑苑」がお勧めです。



ミカン

リンゴとかはいい。藤ねえ、蜜柑を食べるんだ。

お正月に藤ねえが三箱も買ってしまったミカン。食べごろ腐りごろ。
時期的には青島か温州と思われる。
何故か桜はフルーツ系に関してはわがままのようだが、
青果独特のケンが苦手なのかもしれない。舌が敏感なのだろう。

子供が辛いカレーを食べれない理由は、舌が敏感だから。
年をとるに従い味覚は鈍くなり、渋い物、苦い物、辛い物といった刺激を
美味いと感じるようになる。いや、そういうものでないと感じられなくなる。
ビールが美味く感じられるようになったら、もう年。



ぜんざい

おしることぜんざいが違うものと知り驚いたという藤ねえ。
だが!どう違うのか、正直わからないのでググって見た。

関東と関西でも異なるが、どうも関東圏で大きい違いが生じるらしい。
濾し餡(おしるこ)とつぶ餡(ぜんざい)の違い、だと思っていたが、
餡汁にお餅が浮いた状態がおしるこ、お餅に餡を掛けた状態がぜんざい、という説。
白玉餅がおしるこで焼いた餅がぜんざい、という説。
はっきりしない。
藤ねえは違いが判る女なのかもしれない。



トマトサンドとホットレモン

凛が独り屋上で摂る、購買のトマトサンドとホットレモンの昼食。
ミスパーフェクトは自分通りでキャラ作り。乙女のプライド夢の…(以下略

冬のホットレモンは珈琲紅茶に飽きた時、時々作る。
なに、簡単だ。半分に切ったレモンを搾り、グラニュー糖を一本入れてお湯をそそぐだけ。
だが、缶入りのホットレモンとは比べ物にならないくらい、美味い。
柑橘類を搾る際は、勿体無くても八分目くらいで止めたほうが渋みエグみが出なくて良い。

トマトサンドではないが、サンドイッチというとドイツに行ったときの事を思い出す。
ドイツといえばソーセージ。
ソーセージ屋で物色していると、ばたばたと走りこんできた青年が口早に何かを注文した。
すると、店の奥さんが丸いパン(ブロートですな)を三つ取り出し、バターを塗り、
ソーセージを薄く三枚づつスライスして挟んだものであった。
(ああ、ちなみにソーセージと言えど、ハムくらいの直径がある。…いや、ハムだったのか!?)
勿論、私はその場で身振り手振り、同じ仕様でお願いした。三つのパンに三種類のソーセージ。
アメリカのハンバーガー、日本の牛丼のような、ドイツのファストフードなのだろう。
(ベルリン旧東独側ではドネルケバブが目立った。日本と違って大きな肉の塊だった)
ソーセージ屋なのでテイクアウトのみだが。
もしも私がケータリングの商売をするなら、絶対にこれをやる。

仙台に面白いサンドイッチ屋がある。進駐軍相手に始めたお店なのだそうだが、
サンドイッチを注文して作ってもらっている間、珈琲がやビール!!が飲める。
ギネスの生があったのが印象深い。
飲み屋でもなかなか置いてないのに、サンドイッチ屋でですぞ。
(テイクアウトも店内食事も可、たしか「ほそや」だったと思うが忘れてしまった)

余談だが、SUBWAYスタイルが日本に馴染まなかった理由は、オーダーだかららしい。
(私はフランスパンの所為だと思っている。)
日本人はメニューから選ぶ事はするが、
自分で組み立てる事が出来ない(面倒くさがる)のだそうだ。
その意味で、先に述べたケータリングは流行りはしないと思う。うん。

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