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ホントとウソの境目は。。。?
歴史順に14のお話が登場する。
「ふむふむ、へー、なるほどね」
と初めは納得するのである。
ところが、よくよく考えてみると何かおかしい。というのは、歴史上の事実が、いつのまにか、作者の空想物語に化けているのだ。
例えば、3番目のお話「封じられた論争」では、平安時代の女性作家、清少納言と紫式部の2人が登場する。
清少納言は枕草子を書き、紫式部は源氏物語を書いた。(ふむふむ)
2人はほぼ同じ時代の人物なので、宮中で顔を合わしている。(へー)
互いに作家でもありライバル意識が強かったため、相手を目の敵にしていた。(なるほどね)
清少納言は「沓草子(くつのそうし)」というエッセイを書き、その中で紫式部の悪口を書いている。
紫式部は「続紫式部日記(しょくむらさきしきぶにっき)」という日記を書き、その中で清少納言をののしっている。
当時の権力者である藤原道長がこの醜い言い争いを聞きつけ、両方の本をすべて焼き払ってしまったため、歴史には残らなかった。(おやおや?)
というわけで、どこにも現存していない古典の現代語訳まで引用されていて、いかにもかつて存在していたかのように語られているのであるが、まるでウソ。著者のおふざけである。
ある程度日本史を知っている人が楽しむための本だろう。くれぐれも、この本で歴史の勉強してはいけないのである。
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