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名古屋で学習塾を開いている弟・清水幸範のもとで、週1回小学生に作文を教えているのが「東京先生」こと清水義範。本職が作家であるうえに、教員免許も持っているわけだから、その教え方に文句のつけようがない。さぞ、生徒がわんさか集まっているんではないかと思うところだが、宣伝不足のせいか、さほどでもないらしい。本業の片手間にやるには、ほどほどが好ましいというところか。
それはともかく、名古屋からのFAXが週1回、東京に住んでいる清水義範のもとに届き、それを添削するというやり方で作文教室が開かれている。そして、たまには名古屋に行って、子供たちの前で授業を行うこともあるそうだ。
さて、授業内容のほうは、とにかく子供たちに自由に書かせている。そして、それをほめる。そうなると、子供たちは書くことが楽しくなる。楽しくなればいっぱい書く。いっぱい書けば次第に上達するってな図式だ。・・・なんて、そんな簡単なことじゃないのだろうけど。
的確な添削があってこそ、子供たちのやる気が出てくるというところだろう。小学生の頃にこんな先生に出会っておけば良かった、とこれを読んだ大人は口を揃えそうだ。
そして一番楽しいのが、作文の枠を打ち破るところ。
"小学生に読書感想文なんて難しいものを書かせるのはけしからん"
"担任の先生に腹が立ったと書いたっていいじゃない"
"いい作文の呪縛から解きはなつ"
「何を書いたっていいんだよ」と清水義範は教えを説く。「○○して、とても楽しかったです」的な型にはまったおりこうさんな作文じゃつまらないじゃないというわけだ。
この本は作文を書かせる側の、学校の先生にぜひとも読んでもらいたい本である。
【関連書籍】
作文ダイキライ 清水義範のほめほめ作文道場
大人のための文章教室
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