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| よみ | こうずけのすけのちゅうしんぐら | |
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| 著者 | 清水義範 | |
| コード | ISBN4-16-755107-1 | |
| 初出 | 別冊文藝春秋 | 226号 |
| 単行本 | 文藝春秋 →この本の単行本のページへ | 1999/02/20 |
| 文庫本 | 文春文庫 し-27-7 | 2002/10/10 |
| 文庫解説 | 縄田一男 | |
| 分類 | 歴史長編小説 | |
| 内容 | 第 一 章 一学 | |
| 第 二 章 上杉家 | ||
| 第 三 章 高家 | ||
| 第 四 章 饗庭塩 | ||
| 第 五 章 呉服橋屋敷 | ||
| 第 六 章 元禄十四年 | ||
| 第 七 章 刃傷 | ||
| 第 八 章 隠居 | ||
| 第 九 章 元禄十五年 | ||
| 第 十 章 襲撃 | ||
| 第十一章 その後 | ||
| その他 | ||
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「拙者ってそんなに悪いやつ」でござるか?
忠臣蔵の悪役「吉良上野介(きらこうずけのすけ)」を主人公にした歴史小説。 しかし、通説を裏返すほどに、上野介はイイひとだった。 大石内蔵助(おおいしくらのすけ)はあだ討ちに成功して、良かったね! 的な今までのストーリーは歴史上の事実なのか? いや、それはよく調べてみて、実際の文献が驚くほど少ないことに気づいた著者清水義範は、これなら言葉をつむぐ職業の私にも出番があるぞ、と筆を走らす。 そうじゃないんだ。 上野介は年寄りで、少し頑固で、ややボケも進んできたけれど、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)に松の廊下で切られるほど、うらみを買うようなことはしてないんだ。なんでこの俺が・・・そんな気持ちだったに違いない。 そりゃあ、多少、公家寄りの振る舞い、武家らしくないような鼻にかけた態度や仕草をしていたかもしれないけれど、そして、それを見て赤穂(あこう)の田舎もんはイヤなやつだなと思っていたかもしれないけれど、たとえそうだとしても、城内で斬られた上にあだ討ちまでされなくちゃならないんだよ。 短気なかんしゃく持ちの浅野が悪いんだからな。そりゃあ、切腹を申し付けられてもしかたないじゃないの。 それがなんだよ、赤穂の浪士は逆恨みにもほどがあるよ。 お家が潰されたのは、君らの殿様が悪いんじゃんか。まったく。 ああ、やだなあ。もうすぐ年の暮れ。 顔の見えない赤穂浪士の姿が、ひたひたと吉良の屋敷に近づいてくるよ。 (KON太)
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