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09年12月05日
| 前回は折角ちょい熱めの新作ネタを書いたのに今回またバリバリの旧作ネタなのだ。その旧作とはチャールズ・ブロンソン主演のデス・ウィッシュシリーズ。原題はDEATH WISHだけど邦題は1作目が狼よさらば、2作目がロサンゼルス。イーストウッドのダーティハリーシリーズをかなり安くした感じのB級アクション物で、チンピラに妻子を殺されたブロンソンが街のチンピラ共を掃除する処刑人として暗躍するお話。ここまで書いた時点でリピーターのサ〜〜ッと引いてく音が聞こえそうな気がするけど話を続けるのだ。 1作目の狼よさらばは70年代B級アクションを語る上で欠かす事の出来ない作品なんだけど不勉強な俺は一昨日まで未見だった。で、実際観たらこれが非常に良くて一気に2作観てしまった。何か良いってまずチンピラの憎たらしさが良い。もう出た瞬間死んでOKのオーラムンムンで、実際に死んじゃうから非常に気持ちいい(笑) それと1作目は純粋な復讐劇になってない所が良い。普通なら妻子を殺めた犯人を捜し出してブチ殺すのがスジなのに、ブロンソンったら闇雲に街のチンピラを殺しまくるだけで真犯人を捜そうともしない。しかも最初のうちは身に降る火の粉を払う程度にからむチンピラを殺してたのに最後の方は率先してチンピラ探求を始めたり。もう、ただの殺人狂じゃん。その辺の道徳観ゼロで何でもあり的なB級フレーバーがたまらない。 ここでちょっと話の矛先を変えてB級映画における悪役の在り方について熱く語ってしまう。基本的に悪役ってのはヒーローに成敗される為の存在であり、そこに小難しい人物背景とかは全く必要ない。悪い事に理由なんか要らない、憎たらしいのでやられちゃう、それでOKなのだ。 問題はその憎たらしさをどう描くかで、デス・ウィッシュシリーズのチンピラはとにかく傍若無人さを前面に打ち立ててる。店の陳列物をメチャメチャにしたり街行く女のスカートをめくったり。もうサルでも分かるチンピラ像という頭の悪さが素晴らしい。たったそれだけでも死ね!と思える仕上がりになってるのは役者の功績じゃないかな。それもアメリカならでは、の。 これを日本人がやったらただのお笑いになっちゃうと思う。実際そういうVシネが多いし。だから俺が今回の自作で避けた描写でもある。上手くいけば味のあるチンピラ像を構築出来たと思うけど失敗する確率の方が断然高かったので。 で、俺が選んだのはバーホーベンのロボコップを下敷きに、残虐性を前面に打ち立てる手法。これも相当分かり易い描写だけど、デス・ウィッシュに触れてしまうと全然甘いんだよな〜〜 とは言え、日本のチンピラとアメリカのチンピラは基本的に別物だから、デス・ウィッシュの手法をそのまま採り入れても絶対上手くいかない。じゃあどうすれば良いのかという回答が即座に出てくる程、俺もまだ成長してないね。これはまた何時か勧善懲悪物を撮ろうと思った時の課題って事で。 |
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