2003/3/30     川柳(6)へ戻る

吸いだめして パッチを貼るのは 恐ろしい 

 空港の喫煙コーナーでは数本のタバコを吸いだめしてフライトにそなえている姿が見られる。国内線では1〜2時間のものだから、なんとかそれでもやり過ごすことができるでしょう。

 ところが、国際線では長い場合は十数時間にわたって禁煙を強いられるので吸いだめではとても対処できない。そこで、自分が正式に医師から処方されたのでなく友人のニコチンパッチを使う拝借することがアイデアとして浮かんでくる。グッドアイデアのようだが、搭乗直前に吸いだめをしてさらにニコチンパッチを貼ると、ニコチンの血中濃度がいつもより格段に上昇するために急性ニコチン中毒の状態になる可能性がある。

 常々、私たちは禁煙支援の場ではニコチンパッチを使用するときは決して喫煙をしないように注意をしている。これは、ニコチンパッチによるニコチン血中濃度の増加に加えて喫煙による急上昇があると、心臓の冠動脈の痙攣が誘発され、狭心症発作や、最悪の場合心筋梗塞が起こる可能性があるからだ。また、脳がその高いニコチン濃度に慣れることによって、禁煙に失敗した場合には以前よりタバコの本数が増えてしまうことになるからだ。

 ですから、禁煙のためにニコチンパッチを貼るときは絶対に吸わない約束をしてもらう。貼ったあとばかりでなく、直前に吸いだめをすることも絶対に避けなければならない。これから禁煙するのだからといって、最後のお別れに沢山吸おうという気持ちはわからないでもないが。

 ニコチンパッチの大(ニコチネルTTS30)を貼ると、だいたい20〜30本/日の喫煙者に匹敵するニコチンが体内に入ります。だからこそ、禁煙が楽にできるのです。

 

 

2001/6/27

駄目ですよ フライトだけの ニコパッチ

飛行機に乗るときだけ、ニコチンパッチを使う頭の良い(?)方法がある。確かに飛行機に乗っているあいだニコチンが十分に血中濃度を保っているのでたばこを吸わなくとも何ともないのは事実。ただ、心配なのは貼ったままたばこを吸ったり、はぎとった直後にたばこを吸うと、ニコチン血中濃度が格段に上昇する。心臓発作の恐れがあるし、脳に対するニコチンのその人にとっての快適な濃度がそれまで以上に高くなり、ニコチン依存度が増してしまう。つまりこれまで一日20本で済んでいたのが30〜40本必要になってしまうかも知れない。

会議中 吸えないときだけ ニコパッチ

これも上記と同じく、吸えない時間帯だけニコチンパッチでしのごうという方法。同じような理由で推奨できません。ニコチン置換剤はあくまでも禁煙のための道具と理解してください。

 

2001/6/18

飛行機に 乗る前吸い貯め まず3本

搭乗前 ひたすら吸いだめ 哀煙家

飛行機に乗ったら1ないし2時間は吸えない。そのため、空港の喫煙コーナーはニコチン血中濃度を急速に上昇させようとして躍起になってたばこを吸っている人でいっぱいだ。ニコチンをできるだけたくさんためこんでおいてニコチン欠乏症が現れる時間を少しでも遅らせようと、できるだけ深く肺にとどめ、効率良くニコチンを血中に送りこもうとしているわけだ。とにかく、3本くらいを意地になって吸っている。かくして、一酸化炭素やタール、その他もろもろの有害物質はいつもよりたくさん体内に吸収される(参考:節煙すると一酸化炭素やニコチンはかえって余計に吸収される=節煙法、 軽いたばこのトリック)。こうなると哀れな哀煙家という言葉がぴったり。