リウマチの リユウ(理由)のひとつに タバコあり   川柳(7)へ戻る

関節リウマチもタバコでリスクが高くなる
 フィンランド社会保険研究所の報告は、5万2809人×6年間の追跡調査から、
男性の慢性関節リウマチが過去の喫煙によって2.6倍、現在の喫煙によって3.8
倍になることを示しています(PMID: 8308766)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=8308766

 米国ハーバード医科大学のカールソンらは、女性37万7481人×3年間の追跡
調査の結果から、喫煙量と慢性関節リウマチ発生リスクが相関し、1日25本以
上の喫煙では、非喫煙に比べて1.32倍になると述べています。リウマチ因子陽
性の慢性関節リウマチに限定して計算すると、リスクはさらに上昇します
(PMID: 10323446)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=10323446

 英国スタッフォードシャー・リウマチ学センターで慢性関節リウマチ女性患
者164人を横断調査した結果によると、慢性関節リウマチの患者の中だけで比
べても、喫煙者のほうがエックス線や各種検査所見にて、より重症になる傾向
があるといいます(PMID: 11920399)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=11920399

 
Smoking Ups Chances of Rheumatoid Arthritis
THURSDAY, Oct. 7 ,2004
Arthritis & Rheumatism誌10月号に発表されたスウェーデンの研究によれば、
喫煙は、遺伝的素因を持つ者が、関節リューマチを発病する危険を著しく増加
させます。この研究は関節リューマチ患者858人と健康な1,048人を対
象に行われました。DNAの遺伝子型を調べるために全参加者の血液サンプル
が集められ、参加者は喫煙を含む生活習慣の情報も提供しました。
関節リューマチ患者のDNAは、関節リューマチの主要な危険因子であるshared
epitope (SE) gene を検査しました。彼らの血液サンプルは関節リューマチの
診断に使われるRA因子も検査されました。
その結果、SE gene を持つ喫煙者は、関節リューマチを発病する危険が7.5
倍高く、一方、SE gene を2つ持つ喫煙者は危険が15.7倍も増加しました

SE gene を持つ非喫煙者が関節リューマチを発病する危険は2.8倍でした。
また、SE gene を持たない喫煙者が関節リューマチを発病する危険は2.4倍
でした。この研究は、関節リューマチとその他の自己免疫疾患に寄与する因子
を探す現在進行中の研究に大きく貢献すると著者は語りました。
「我々の研究はまた、複雑な病気の遺伝子解析の際に、環境曝露のデータを参
照する必要性も強調します」と、彼らは述べました。
http://www.arthritis.org/