禁煙のストレスなんて嘘っぱち

妊婦さんの精神的ストレスは、ベビーの出生体重に影響を与えない。
 
O.G.Brooke et al."Effects on birth weight of smoking, alkohol, caffeine, socioeconomic factors, and psychosocial stress"
 British Medical Journal 298:795-801,1989

妊娠中の喫煙、飲酒、コーヒー摂取、社会経済的因子、それに精神的ストレスが、ベビーの出生体重にどのような影響を与えるかを調べた研究。

ストレスに関しては、28項目の質問票に記入してもらって判定した。

結果:妊娠中のストレスとベビーの出生体重には全く関係がなかった。

上記の因子の中では、喫煙の影響が最も大きく、喫煙妊婦から生まれたベビーの体重は、平均5%少なかった。飲酒は、非喫煙妊婦の場合は出生体重に影響しなかったが、喫煙妊婦の場合は、飲酒すると余計に出生体重が減少した。

カフェインや社会経済的因子は、あまり関係なかった。


妊娠中の喫煙とベビーの出生体重の関係については多くの研究があり、喫煙妊婦から生まれた子はだいたい200gくらい軽い、というのが平均的な結論。

ある論文では、妊婦の喫煙本数が1日1−9本の場合、出生体重は約200g軽くなり、10本以上の場合は約400g軽くなり、妊婦自身は吸わなくても受動喫煙にさらされていた場合は約200g軽くなる、と報告されている。

 

以上のように、妊娠中の喫煙、受動喫煙は胎児の発育に大きな悪影響を与える。

喫煙妊婦から生まれた子は、生後も身長の伸びが悪く(11歳時の測定で約1.5cm低い)、知能指数も低くなる(11歳時の測定で約6低い)というデータがある。

その上、キレやすい子、抑制のきかない人間になりやすく、暴力犯罪者になる率が高くなる、というデータも出ている。

妊婦の喫煙は、子供の一生にこんなに暗い影を落とす。

このような事実を知れば、妊娠中もお産の後も禁煙するのが親として当然の義務である。

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