ニコチンが 子宮で荒れる子 育ててた

資料提供の静岡こども病院 加治先生のコメント
妊婦が喫煙するような家庭は、社会経済的に低いレベルが多いとか、子供の養育
環境に問題がありがちで、そういったことが原因で犯罪に走りやすいのではない
か、という疑問は当然あります。
この論文でも、そのあたりのことはかなり詳しく考察していて、今回の検討で
は、「両親の精神科入院歴・妊娠分娩合併症・妊娠中の服薬歴・父親の犯罪歴・
母親の養育拒否・母親の年齢・社会経済的位置」の各因子の影響を取り除く統計
処理をしてもなお、これだけの差があった、ということです(妊娠中の喫煙が1
日20本以上だと、子供が暴力犯罪を犯す率が2倍、常習犯罪者になる率が1.8倍)。
論文にははっきり「central nervous system damageが関与していると考える」
と記載されています。
原因物質を明確に突き止めることは不可能に近いでしょうが、胎児期の脳がタバ
コ煙中の有害化学物質によって、何らかの器質的障害を受けることが原因と考え
られます。