お茶の間の 毒ガスで死ぬ 四千人 川柳9に戻る
日本人女性の2005年の肺ガン死亡数は16873名でした。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/backnumber/odjrh3000000o8is-att/FIG01.PDF
日本人女性の肺ガンのおよそ7割は腺ガンですから、16873名×0.7=11811名が腺ガン
だったことになります。
タバコを吸う夫を持つ女性の肺ガンの37%が家庭での受動喫煙に起因するという厚生
労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」の知見に基づくなら、毎年11811
名×0.37=4370名が家庭の受動喫煙による肺ガン死者数ということになります。もち
ろんこれは、すべての成人女性が結婚しているという仮定にもとづいた試算ですの
で、実際はこの試算より2割ほど少ない数になるでしょう。
いずれにせよ毎年お茶の間の受動喫煙だけで4千名前後の女性が肺ガンで殺されてい
ることはとても重大です。
わが国の2005年のアスベスト曝露関連死者数は911名と試算されていますから、
http://www.fukuai.com/kenkou27.html
家庭での受動喫煙による女性の肺ガン死だけでその5倍の死亡者をもたらしているわ
けです。
さらに受動喫煙による総死亡者数は1〜2万名/年と考えられますから、受動喫煙はア
スベスト汚染による10〜20年分の死亡者を1年でもたらしていることになります。
アスベストは使用禁止を含む厳しい対策と毎年2千億円規模の対策費が支出されてい
ます。ならば、毎年アスベストの10〜20倍の死亡者を出している受動喫煙対策がどう
あるべきかは、言うまでもないでしょう。