禁煙川柳(3) 2001/6/6

お化粧と 違ってたばこは クセになる 

子供たちが喫煙にあこがれる心理は、女の子がお化粧をしたがるのと同じ心理。つまり、大人に許されているから、背伸びをしてたばこを吸う、お化粧をするという行動を起こしたくなる。さらに禁止されているとなおさら。大きな違いは、お化粧には依存性はない。一方ニコチンは依存性を形成する。特に未成年はそのニコチン依存形成が非常に早いことは問題。

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関連  禁煙川柳(2)から再掲

2000/8/29

中学生 たったひと月で ニコ依存

効用の 正体見たり 禁断症

「タバコを吸うとほっとする」という感じは、18歳以上では10年、18歳未満では23年、15歳以下では1ヶ月程度続けてたばこを吸うことで生じると言われます。このときこそ、たばこを吸う人の脳には大変な変化が起こっています。「ニコチン」によっていい気持ちになることを憶えた脳は、「ニコチン」がないと脳の「気分が落ち着くホルモン(セロトニン)」が足りない状態と同じになってしまいます。たばこを吸ってから約3040分経つとニコチンの血中濃度が下がり、「たばこが吸いたい」という気持ちが強烈にわいてきます。この時たばこを吸わなければ「イライラして落ち着かない」「情緒が不安定になる」「集中できない」などといった禁断症状を生じます。これはニコチン依存症という麻薬中毒と同じ種類の病的な状態です。この禁断症状に打ち勝ってタバコを止めるのは非常に困難で、タバコを吸う人のうちやめたいとか本数を減らしたいと思っている人は7割もいますが、実際に禁煙に成功する人は1割もいないのです。

2000/6/3

 未成年 あっという間に 依存症

 タバコの煙に含まれるニコチンは、それを吸引した人に依存症を形成し、これがタバコがなかなかやめられない原因であって、決して意思が弱いという問題ではないことがわかってきた。 このニコチン依存症は、若いほど形成されやすい。大人だと5年以上かかってニコチン依存が形成されるが、中高校生では数ヶ月で立派なニコチン依存となり、そう簡単にたとえば生活指導程度のものではやめさせることができない状態になっていることもある。覚せい剤などと同様、医学的なアプローチが必要な場合もある。

タバコを2,3回吸うと子供達は依存症になる。Kids Can Be Hooked After a Few Cigarettes: Report
Thu Aug 29,
By Melissa Schorr  NEW YORK (Reuters Health)

子供達が、例え面白半分であっても、タバコを吸うと子供達はニコチン依存症になります。University of Massachusetts Medical School in WorcesterのDr.Joseph R. DiFranzaさんは語りました。
「始めてタバコを吸う子供達がタバコ依存症になるまでの期間は以前考えられていたより短いことが明らかになりました。」「ニコチン依存症は、たとえニコチン量が低くても、非常に早く出現します。」

DiFranzaさんたちは12歳〜13歳の子供達約700人を対象に調査を行いました。そして喫煙を始めたばかりの子供達は、ほんの数本タバコを吸っただけでニコチン依存症の症状が出現することを発見しました。例えば、今まで一度もタバコを吸ったことが無い子供達では、タバコを一回吸っただけで、40%の子供達が依存症(dependence)になり、タバコを切望するようになり、イライラや情緒不安定などの禁断症状が出現しました。

この発見は9月号のTobacco Control誌に掲載されます。
「従来、子供達がタバコを吸い始めて依存症(禁煙できずに毎日タバコを吸うこと)になるまでの期間は約2年で、少なくとも1日半箱吸う必要があると考えられていました。」
「タバコを毎日吸うようになるまで、誰も禁煙が難しいとは知りませんでした。しかし、現実にはよくあることです。」DiFranzaさんは語りました。
30ヶ月以上に及ぶ追跡期間中に半数以上の子供達がタバコを吸ったと答えました。
子供達が最初にタバコを吸ったのは平均12歳未満でした。
依存症の症状を訴えた全ての子供達のうち、3分の1は月に一回タバコを吸っており、半数は週に一回タバコを吸っていました。
さらに研究者は子供達が依存症になるまでの期間が短いことを発見しました。
DiFranzaさんは「半数の子供達は2ヶ月以内にタバコ依存症になっていた。」と語りました。女児は男児より早く依存症になる傾向が認められ、女児は男児より依存症の症状を多く訴えました。
「女児の半数はタバコを吸い始めて3週間以内に依存症になりました。一方、男児では6ヶ月以内でした。」「特に女児では早期にニコチン依存症(dependence on nicotine)になりやすいことが明らかになりました。」
ニコチン依存症の症状を1つ以上訴えた子供達では禁煙が一層困難でした。ニコチン依存症の症状を訴えた子供達は、症状の無い子供達と比べて禁煙が30倍困難で、調査期間の終了時までに禁煙できなかった者は44倍多かった。
DiFranzaさんによって、子供達の脳は発育過程にあるため成人よりもニコチン依存症になりやすいことが明らかにされました。
「皆さんにはタバコの実験が出来ないでしょうから、私の研究が子供達に届くことを望みます。安全にタバコを吸う方法などありません。」
「我々は、たった一本でもタバコを吸うと生涯を通じて依存症になることを子供達に教える必要があります。」
DiFranzaさんは語りました。
SOURCE: Tobacco Control 2002;11:228-235
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