禁煙の ハードル高める メントール 禁煙川柳(9)
| 禁煙にてこずるメントールたばこ 喫煙再開率が2倍高い
Archives of Internal Medicine(2006; 166: 1915-1922) |
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| カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)疫学・生物統計学のMark
Pletcher助教授らは、1,200例を超える喫煙者を15年以上にわたり追跡した研究から、メントールたばことメントール以外のたばこが肺と心血管に与える有害性は同等のようであるが、メントールたばこは禁煙が困難である可能性が示されたとArchives
of Internal Medicine(2006; 166: 1915-1922)に発表した。メントール喫煙者は禁煙後に喫煙再開率がほぼ2倍となっており、長期間禁煙する確率が低いことが明らかになった。 根底に複数の生理学的影響 筆頭研究者のPletcher助教授は「メントールたばこの禁煙が困難である理由として、複数の生理学的影響が根底にあると考えられる」と指摘している。メントールの清涼感と局所麻酔作用は喫煙の快楽を増強する。しかし、より重要な点として、メントールは喫煙中の深い吸い込みを増やし、ニコチン代謝を低下させることにより血中の中毒性のニコチン濃度を上昇させる。 その他の複数の研究から、アフリカ系米国人は欧州系米国人よりも喫煙率が低い傾向があるが、癌、心疾患、その他の喫煙に関連した疾患の罹患率が不均衡に高くなっていることがわかっている。メントールたばこを好む喫煙者の割合はアフリカ系米国人の約70%に対して、欧州系米国人では約30%にすぎない。しかし、今回の新しい研究から、癌と心疾患の発生率の不均衡は、メントールたばこそのものによって説明することはできないことが明らかになった。 同助教授は「医師と患者が忘れてならないのは、いかなる種類のたばこであろうと喫煙は健康に悪影響を与えるということである。たばこ1本あたりで見ると、メントールたばこはメントール以外のたばこと比べて、有害性は高くも低くもなかった。しかし、われわれの知見から、メントールたばこの喫煙者は禁煙にチャレンジする場合、より多くの激励と支援を必要とする可能性が示唆された」と述べている。 15年後も約70%が喫煙継続 今回の研究はCoronary Artery Risk Development in Young Adults(CARDIA)研究の一部であった。 被験者は研究開始時の1985年に18〜30歳の男女であった。被験者は研究開始年(1985年)とその5年後、7年後、10年後、15年後に健康診断を受け、人口統計学的質問と喫煙習慣に関する質問に答えた。当初の1,535例のうち、1,200例以上が研究を完了した。 その結果、1985年の時点でメントールたばこを吸っていた喫煙者は、その後も喫煙を継続している可能性が高いことがわかった。同年にメントールたばこを吸っていた喫煙者の約69%は2000年も喫煙を継続していたのに対し、メントール以外のたばこを吸っていた喫煙者では約54%であった。 研究チームは10年以上にわたり、メントールたばこに対する暴露と禁煙、動脈内のカルシウム蓄積、肺機能の変化の関連性を評価した。
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