2000/6/14

 ニコ中が わめくタバコの 文化論

タバコを吸う文化人(と称される)は、タバコ文化論を持ち出し、禁煙運動や嫌煙権などに対してファシズムだと騒ぎ立て、「健康カルト主義が荒れ狂っている」と主張する。厚生省が打ち出した「健康日本21」の“成人の喫煙率半減目標”を槍玉にあげ、さらに、「国民はすべて、酒は一日一合まで抑制され、一日の歩行量を千歩増やし、三度に一度以上は二人以上で食事をとり、ストレスを避け、睡眠薬なしに良く眠り、みだりに自殺をしないように指導される」と主張する。

ニコチンの禁断症状からの回復を“タバコの効用”と信じて疑わない、どうしようもない人たちだ。

 

2000/6/3

 未成年 あっという間に 依存症

 タバコの煙に含まれるニコチンは、それを吸引した人に依存症を形成し、これがタバコがなかなかやめられない原因であって、決して意思が弱いという問題ではないことがわかってきた。 このニコチン依存症は、若いほど形成されやすい。大人だと5年以上かかってニコチン依存が形成されるが、中高校生では数ヶ月で立派なニコチン依存となり、そう簡単にたとえば生活指導程度のものではやめさせることができない状態になっていることもある。覚せい剤などと同様、医学的なアプローチが必要な場合もある。  

タバコを2,3回吸うと子供達は依存症になる  Kids Can Be Hooked After a Few Cigarettes

Tobacco Control 2002;11:228-235.

子供達が、例え面白半分であっても、タバコを吸うと子供達はニコチン依存症になりま。University of Massachusetts Medical School in WorcesterのDr.Joseph R. DiFranzaさんは語りました。
「始めてタバコを吸う子供達がタバコ依存症になるまでの期間は以前考えられていたより短いことが明らかになりました。」
「ニコチン依存症は、たとえニコチン量が低くても、非常に早く出現します。」

DiFranzaさんたちは12歳〜13歳の子供達約700人を対象に調査を行いました。そして喫煙を始めたばかりの子供達は、ほんの数本タバコを吸っただけでニコチン依存症の症状が出現することを発見しました。
例えば、今まで一度もタバコを吸ったことが無い子供達では、タバコを一回吸っただけで、40%の子供達が依存症(dependence)になり、タバコを切望するようになり、イライラや情緒不安定などの禁断症状が出現しました。

この発見は9月号のTobacco Control誌に掲載されます。
「従来、子供達がタバコを吸い始めて依存症(禁煙できずに毎日タバコを吸うこと)になるまでの期間は約2年で、少なくとも1日半箱吸う必要があると考えられていました。」
「タバコを毎日吸うようになるまで、誰も禁煙が難しいとは知りませんでした。
しかし、現実にはよくあることです。」DiFranzaさんは語りました。
30ヶ月以上に及ぶ追跡期間中に半数以上の子供達がタバコを吸ったと答えました。
子供達が最初にタバコを吸ったのは平均12歳未満でした。
依存症の症状を訴えた全ての子供達のうち、3分の1は月に一回タバコを吸っており、半数は週に一回タバコを吸っていました。
さらに研究者は子供達が依存症になるまでの期間が短いことを発見しました。
DiFranzaさんは「半数の子供達は2ヶ月以内にタバコ依存症になっていた。」と語りました。女児は男児より早く依存症になる傾向が認められ、女児は男児より依存症の症状を多く訴えました。
「女児の半数はタバコを吸い始めて3週間以内に依存症になりました。一方、男児では6ヶ月以内でした。」
「特に女児では早期にニコチン依存症(dependence on nicotine)になりやすいことが明らかになりました。」
ニコチン依存症の症状を1つ以上訴えた子供達では禁煙が一層困難でした。ニコチン依存症の症状を訴えた子供達は、症状の無い子供達と比べて禁煙が30倍困難で、調査期間の終了時までに禁煙できなかった者は44倍多かった。
DiFranzaさんによって、子供達の脳は発育過程にあるため成人よりもニコチン依存症になりやすいことが明らかにされました。
「皆さんにはタバコの実験が出来ないでしょうから、私の研究が子供達に届くことを望みます。安全にタバコを吸う方法などありません。」
「我々は、たった一本でもタバコを吸うと生涯を通じて依存症になることを子供達に教える必要があります。」
DiFranzaさんは語りました。