ラクダのお腹です。
ラクダは反芻動物です。
殆どの偶蹄目(反芻亜目)の動物は4室の胃を持ちますが、
ラクダ(ラクダ亜目)は第3胃と第4胃の区別がはっきりしません。
(あまり違いがないため同一に分類することもあります。)
草の繊維や水を丸飲みすると、第1胃に送られ、胃の中にある
乳酸菌、蛋白質分解菌などのバクテリアが繊維を分解します。
この胃の中には他に原生動物や原虫が共生しています。
第1胃に食いだめた食物をいったん口に戻しかみなおし、
第2胃、第3胃と送られて行きます。
最後の胃でペプシンやレニンなどの胃液が分泌され、
完全に蛋白質が分解され、栄養となって体全体に吸収されていきます。
ヒトはこのような丁寧な消化、吸収作業が苦手なので
動物性蛋白質をとって補わなければなりません。