日本テレビ
脚本:松木ひろし 演出:石橋冠
出演:西田敏行、坂口良子
カメラマンの池中玄太(西田敏行)は未亡人(丘みつ子)と結婚するが11日後にに先立たれ、3人の娘(杉田かおる、有馬加奈子、我孫子里香)を育てるため理想の父親になろうと奮闘する姿を描く。
このころ金八先生の武田鉄矢、愛さずにはいられないの川谷拓三と並び三枚目だが暖かみのあるキャラクタをもった俳優たちが相次いで主演に抜擢される。
知名度の低い西田敏行主演のため、放送予定が2クールから1クールに削られたが、大ヒットしたため81年に続編、娘が思春期に成長した89年にパート3がつくられ、92年には体重が増えたため「池中玄太83キロさよならスペシャル」とタイトルがかわり完結。
ザ・商社
NHK
原作:松本清張 脚本:大野靖子 演出:和田勉
出演:山崎努、夏目雅子、片岡仁左衛門
原作小説は「空の城」で、商社・安宅産業がオイルショックによる負債で経営不振となり伊藤忠商事と合併するまでがモデル。
これまで土曜ドラマで松本清張原作ものを多く扱っている和田勉Dだが、これまでは事件ものとして扱ってきたのを、ここから事件に経済をからめたドラマを描き、このあとの経済路線の先駆けとなった。
山崎努がテレビドラマでメジャー化するのもここからで、このあと和田勉の「価格破壊」「けものみち」、山田太一脚本の「早春スケッチブック」で存在感をみせる。
また、この作品で化けた俳優として夏目雅子、それまでは明るく健康的な路線だったが、社主(片岡仁左衛門)の愛人でヌードも見せる。
男女のからみは原作にはない部分だが、女性ながら骨太な作風の大野靖子がドラマには必要、と書き足し、原作者から怒られるからと思ったら「人間のドラマにしてくれた」とほめられたらしい。
天皇の料理番
TBS
原作:杉森久英 脚本:鎌田敏夫、大原豊 演出:森崎東
出演:堺正章、檀ふみ、近藤正臣、目黒祐樹
実際のシェフの少年から天皇の料理番になるまでを描く。
このドラマのツボは主演が堺正章でその友達が鹿賀丈史と明石屋さんまであること。前二者はその後、チュウボーの達人と料理アカデミーの主宰となり、明石屋さんまはこのドラマの制作がテレパックであったことから、「男女7人」につながることになる。
大捜査線
フジテレビ
脚本:白井更正 演出:手銭弘貴
出演:杉良太郎、神田正輝、本阿弥周子、山内明
時代劇メインの杉良太郎がめずらしく挑んだ刑事ドラマ。そのためか、時代劇的な演出となりなんともいえない独特の雰囲気を醸し出していた。
「きのう一人の男が死んだ」で始まるやたらとセリフの多い主題歌は、たまにラジオ番組で話題になる有名な曲。