1977年解説

海は甦る

TBS・テレビマンユニオン
原作:江藤淳 脚本:長尾広生 演出:今野勉
出演:仲代達矢、吉永小百合、加藤剛、大竹しのぶ

 いままでの編成常識を破る日本初の3時間ドラマ。

 また、制作会社の雄・テレビマンユニオンが、いままで下請けにすぎなかった立場をうち破り、自主企画・営業・制作し、またつけたスポンサーが日立製作所の単独提供と異例づくめ。
 視聴率は29.3%(ニールセン調べ)

 76年の「明治100年企画」ばやりの流れも受けて、以後テレビに留まらず映画まで含めて、日本の近代を描いたスペシャル企画の先鞭となった。

 ドラマとしては、日本海軍近代化の立役者山本権兵衛の反半生を、日露戦争でバルチック艦隊をうち破るまでを描いた。

特捜最前線

テレビ朝日・東映
脚本:長坂秀佳・他
出演:二谷英明、藤岡弘、本郷功次郎、大滝秀治、誠直也、横光克彦、夏夕介、西田敏行、三ツ木清隆、荒木茂、渡辺篤史、阿部祐二、関谷ますみ、愛田夏希、桜木健一、五代隆之、渡辺裕之

 15年続いた前作「特別機動捜査隊」の後番組として、事件が主役ではなく「刑事たちの職場ドラマ」をめざした刑事ドラマの代表的作品。

 東映制作だからとはいえ、刑事に特撮ヒーロー経験者が多いのも特徴。ライダー一号を筆頭にストロンガーにスーパー1、アカレンジャー(またはファイヤーマン)、サンバルカンなどなど。

NET、テレビ朝日に社名変更

 73年の総合局への移行、75年のABC大阪朝日放送との連携をうけて、朝日新聞資本の全国ネットワークのキー局としてふさわしい社名に変更。

土曜ワイド劇場始まる

 日本初の単発の長時間ドラマ(当初は1時間半、後に2時間)としてスタート。

 テレビ朝日はアメリカで刑事コロンボ等の単発長時間ドラマがは台頭していることに着目。制作会社競作で俳優、演出、脚本の組み合わせが自由な一話完結のテレフューチャーとして制作。

 第1作は渥美清主演の「時間よとまれ」

 その後、1時間の連続ドラマが2時間ドラマに置き換えられることになる。

「ルーツ」8夜連続放送

 米ABCが制作し8夜連続放送した12時間のミニシリーズを、テレビ朝日が同様に8夜連続放送。

 それまで1時間の週に一回の連続ドラマか単発ドラマが中心であったのを、土曜ワイド劇場とともにフレキシブルな編成の先駆けとなった。

倉本聰、富良野に転居

 74年、「勝海舟」をめぐるトラブル後、札幌に転居したが、さらに富良野へ移る。

 いうまでもなく「北の国から」をつくるきっかけとなった。

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