

私、こう見えましても、日本で最大と言われる某商業ネットのマネジャーをしております。この仕事の最大のものは、会議室のメンテナンス。たとえ南米に来ていても、毎日の接続を義務づけられているのです。
ということで、パラグアイからの涙のモバイル通信談をちょっとだけ。
何はともあれ、電話線の確保
これができなければ話しになりませんね。異国からの通信は、いかに電話線を確保できるかが勝負の分かれ目となります。
パラグアイにはISDNなんて便利なものは有りませんので、実際問題として、ホテルの電話線を使用する事になると思います。
そうなると、まずホテル選びからです。
私がある程度のホテルに泊まる理由。それは電話線の確保に他なりません。安いホテルは絶望的です。というのは盗難防止だと思われるのですが、モジュラージャック等なく、また電話機が壁直結で、電話線をむき出しにできないのです。その際は壁や電話機をバラす等、外道のテクニックが必要です(本当はこれはいけないことである)。
「私の泊まったホテル」で紹介したホテルなら、日本と同じ2芯のモジュラージャックによるアナログ交換機でしたので大丈夫ですし、パラグアイのホテルで4芯やデジタル交換機は見たことがありませんが、一応未知の世界ですから、モデムセイバー等、極性を調べるテスターを持参することをお勧めします。
なお、モジュラージャックですが、日本と同じ物の他、変わった形のモジュラージャックもあります。オーディオの標準プラグ?(ヘッドホンの標準プラグ)のようなごっつくて長い形のやつですが、もろ、壁にブスっと突き刺すようになります。しかし、この場合でもドライバ1本あれば、ばらして2芯を取り出せますので(本当はこれはいけないことである)、ロードウオーリアの方なら問題はなかろうかと思います。
なお、信号はトーンとパルス、両方がありますので、ソフト上の設定をお忘れなく。ホテルからの外線番号は大抵0or9のようですので、これの設定も忘れてはなりません。
不幸にもホテルで電話線の確保ができなかった場合、アンテルコと呼ばれる電話局が市内各所にあるので、そこをしらばっくれて使うしかありません(本当はこれはいけないことである)。
アンテルコの電話機は比較的新しい機種が入っているようですのでモジュラージャックも日本のそれと同じ、プッシュ回線、かつ海外電話OKです。入室すると、電話機を指定され、使用後に、フロントでお金を払う形式です。
しかし、ちょっと前迄はカプラーを持ち歩いていたことを考えると、雲泥の差ですね。
次にプロバイダの確保
電話線を確保できたら、次はプロバイダの問題です。
もしかしたら日本のAPに国際電話を考えていますか? パラグアイの国際電話代は非常に高いです。しかも一定間隔でピッピッと音が入るので、日本への国際電話によるPPP接続は不可能でした。
私は、MSN(マイクロソフトネットワーク)のアカウントも持っています。これはワールドワイドで使えるので重宝しているのですが、その頼みの綱のMSNはパラグアイには来ていませんのでこれもX。
ちなみに、私はNIFTYだけに繋げればとりあえず安泰です。しかし、NIFTYのAPなんて、こんなところにはありません。そうなるとCOMPU
SERVE経由でブラジルAPから接続するしかありません。しかし、ブラジルAPって2400BPS! 今時ぃ? って感じ。しかも毎分何十円かの追加料金が取られます。これでは仕事になりません。
ところで、最近、NIFTYはインターネットから接続できるようになりました。これは便利です。従って、こちらからまずインターネットにPPP接続で入り、そしてそれを経由してNIFTYに接続すれば高速で、かつリーズナブルに接続できると考えました。
という事で、こちらでインタネットのアカウントをとることにしました。というのはブラジルで、いとも簡単にオンラインサインアップできたからです。日本に帰ってから解約すれば良いだけの問題です。国際電話をするくらいなら、そちらの方が全然安い。
しかぁし・・・
パラグアイには1997年現在、UNINET、INFONET、PLANETの3つのプロバイダが有るのですが、これらはオンラインサインアップをしていない! まずプロバイダの会社に電話をすると、会社の人が来て、セッティングをして帰って行くのです。少なくとも、UNINETとINFONETはそうでした。すなわち、こちらに来てくれる住所がなければ、IDがもらえない! ということになります。
という事で、背に腹は変えられず、ブラジルのプロバイダにまず接続し、それでNIFTYに接続していました。ボーレートが高いので良しとしましょう。
しかぁし(しつこい)
実は、ある外道技を見つけてしまいました。ちょっと問題になりそうなので、ここで大ぴらに書くわけにはいきませんが、快適にインターネットができる方法です。世間様では「ハッカー」と呼ばれる行為に等しいのですが、この方法のお蔭でアルゼンチンに行った時も、快適にNIFTYする事ができました。快適さの反面、今となってはとても反省しています。
現在では、INFONETのアカウントを現地の友人からちょっと借りて接続しています。まぁ、これが一番確実でお金がかかりませんでした(笑)。皆様もどんどん苦労して下さい。
どうしてもだめな場合
これらの方法がどうしても駄目な場合、ここで高いホテルに泊まる利点が出てきます。そう、ホテルのビジネスセンターを利用するのです。
エクセルシオール等はインターネット端末があるので、有償ですがそれを借りてしまうのです。普段使い慣れていない環境ですが、ないよりかはましでしょう。当然スペイン語(or英語)オンリーです。日本語版PCで作成した日本語で書いた文章をフロッピー経由で転送しても、なぜか文字化けしてしまうので注意して下さい。逆に文字化けしている海外版PCで受診した日本語をFDに保存し、日本語版PCで読むと、きちんと読めました。どうしても日本語で送りたいのなら、日本語テキストファイルをクリッピングして送るしかないようです。いずれにしても、海外版PCを使う場合はローマ字のほうが確実と思っていた方が良いかもしれません。また、パラグアイから単に日本語メールを送りたいという場合は、旅館内山田(「私の泊まったホテル」参照)で日本語メールサービスがあるので、はじめからそこに宿泊されたらよいでしょう。
あと一つ、日本語を送る方法で、まだ実践しておりませんが、良い方法を思い付きました。
実は私のPCは(単に格好良いから、という話もありますが)、ポルトガル語版のWindows98です。先日、これに英語版Windowsの表示を強引に日本語に変える、Pacific
Software社製のKanji
Kitなるソフトを入れたのですが、これが良いですね。英語版PCで日本語FEP(刀)が立ち上がります。大元のポルトガル語版ソフトの表示も変になってしまうのがたまに傷ですが、とにかく日本語の表示と日本語の入力が可能となります。通常のソフト以外にTELNET.EXEも完全に日本語の表示・入力が可能となります。一部メーラ(OUTLOOK
EXPRESS等)では、なぜか入力ができませんが、メモ帳等であらかじめ日本語文を作って、それをカット&ペーストすれば大丈夫でした。
これを渡航先のPCに(こっそり)インストールして日本語環境で通信をしてしまうという方法です。ポルトガル語版もスペイン語版も、そう変わらないでしょう。
当然、使用し終わったらアンインストールを忘れてはいけませんよ。
私はこれを「保険」で海外に行く際は持ち歩くことにしました。CD1枚なので、かさばることも無いでしょう。
最近では・・・ 究極のモバイル
最近では諸般の事情で色々な国に行く機会も増えてしまいました。その都度悩んでいては仕事になりません。私は最終兵器、衛星携帯電話「イリジウム」を購入致しました。これは究極のモバイルです。もう接続で悩むこともありません。
そういうことで、それではこの項、ここまで


