磯釣りの常識&トラブル対処法
良い磯に上がりたいな〜
「良い磯に上がりたい」という願望は、磯釣り客の方全員が持って居られると思います。
しかし、潮が通り魚影が濃い1級磯は、地域により差が有るものの全体の2〜3割程度
といったところです。
つまり磯釣りに行っても、潮通しが今一つの2級磯で釣りをしなければならない事の方が
多いはずです。
愛媛県内の磯釣りに関しては、場所によっては船同士の抽選が有るものの、船中の抽選
は、基本的には有りません。
従って、「常連の方が有利」というケースや、「早い者勝ち」といった秩序の無い磯上がりが
展開されている関係で、磯釣り自体が嫌になってしまった釣り人も少なくないと思います。
良い磯に上がる為のテクニック
まずは釣行する時の人数ですが、釣り場によりベストな人数が変わってきます。
ここでは、「フカセ釣りでグレを狙う」という想定で考えてみましょう。
四国南西部で言えば、比較的大きい磯が多い御五神に釣行する時を想定して考えると、
5〜6人程度のグループがベストです。このくらい人数がまとまっていると、1グループで1つの
磯が貸し切れると思います。
しかし、2〜3人しか人数が集まらない・・・というケースだと御五神に釣行しても、カゴ釣りの
方と磯上がりとなるケースや、無名磯に磯上がりしなければならなかったりと、かなり不利です。
・・・となると人数の少ない時は、「御五神は諦めて小さな磯が多い須下に釣行するという」
作戦に変更すれば、断然良い磯上がりが出来ると思います。
何処のポイントでもそうですが、「1人での釣行」は相対的に不利と言えます。
渡船に乗る前の点呼時には、自分のグループの人数と釣り方(フカセ又はカゴ)と、希望の磯名
(船同士の抽選が無い地域のみ)をはっきり船長に伝えておく事が肝心です。
それと公平性という意味では疑問ですが、やはり常連の方とそうでない方との待遇が多少
なりとも変わってくる事は、仕方がない事です。
釣行する地域や渡船業者は極力絞り、ポイントに精通する方が得策だと私は思います。
磯上がりしたら
磯上がり時に「ここのポイントを、この潮に流して狙って下さい・・・」と親切に教えてくれる渡船
業者も有れば、全く何も教えてくれない業者もあります。
初めての磯で、船長が何も教えてくれなかった場合は、とりあえず高い場所に登って磯全体を
見渡し、潮流や隠れ根の位置を確認します。
釣り座は、安全性は勿論、掛けた魚と有利にやり取り出来る場所を考慮の上決定します。
本流と引かれ潮がぶつかる潮目に仕掛けを流し込む場所に釣り座が構えられたら理想的です。
万が一?良型魚を掛けた時のやり取りをする釣り座や、玉入れの場所を決めておくと、
慌てずスムーズに取り込みが行えるはずです。
ちょっと波が高いぞ〜
瀬戸内海と違って、磯釣りポイントは波が高めで、2m程度の波は当たり前です。
荷物類の置き場や釣り座は、「ここまでは波は来ないだろう」という場所よりも更に高い場所に
設定します。
約1時間に1回程度、慢性的な波高の2倍程度の波がうち寄せてきますので厳重な注意が
必要です。
尚、磯釣りに頻繁に通っていると、10釣行に1回以上は「波が高くて釣りが不可能」という
状況でも磯上がりを強要されるケースがあります。
また、釣りをしていて急激に波が高くなるケースも、磯釣りでは少なくありません。
とにかく危険を感じたら、釣りを中止して高い場所に移動して迎えの渡船を待ちましょう。
自分の命は自分で守りましょう。
万が一落水したら
足場が悪く滑りやすい磯からの釣りでは、落水される方が少なくありません。
フローティングベストは正しく装着して、万が一の落水に備えましょう。
また、1グループで救助用のロープ(直径10ミリ以上で10メートル以上)を常に携行しておき、
すぐに使用できる状態で釣りをすると安心です。
水汲みバケツに標準装備されている細いロープを、あらかじめ救助用の太いロープに交換
しておくのも良い方法だと思います。
運悪く落水者が出たら、状況に応じた救助方法で早急に救助します。
波も無く潮流も緩く低い磯ならば、救助作業は簡単ですが、こんなケースは滅多にありません。
大抵は、足場が高くて波も高く、潮流も速いという磯が多いものです。
運悪く悪条件下で落水者が出たら、とにかく落水者が流されてしまわないような初期の動作を
即実行する事が肝心です。
救助用ロープが間に合わなければ、玉網やロッド、水汲みバケツ等、何でも良いから落水者の
方が流されてしまうのを食い止めます。
落水者の方は、波が高い状況で不用意に磯に近づくと、磯に叩き付けられる場合があるので、
落水者の方を磯へ這い上がらせる時は、必ず磯の風下の波のない所で行います。
でも、運悪く落水者の方が沖に流されてしまったら・・・。
早急に落水者の方が浮き輪代わりに使用できるクーラーボックスを投入します。
機密性が高いクーラーボックスは、浮き輪の代用品として非常に有効です。
そういう意味でも磯用のクーラーボックスは、機密性の高い中級品以上がお勧めです。
そして、携帯電話の電波が届く磯ならば、渡船業者等に連絡を入れ、出来るだけ具体的に
落水者の行方を伝えます。
(例・・・御五神の寝床1番磯で午前10時20分に落水者発生、北方向1キロ沖に流されている)
悪条件下での沖磯からの落水は死に直結します。
とにかく落ちないように・・・皆様の釣行の安全を祈っています。
何時も「落水者が出たら・・・」という事を常に考えながら磯釣りを楽しみましょう。
私は超初心者です
超初心者の方がいきなり磯に立つのは危険です。
特に、時化ぎみの日が多い沖磯に、初心者の方がいきなり釣行するのは無謀と言えます。
四国南西部で考えると、超初心者の方は、まず渡船を必要としない佐田岬辺りの地磯で十分に
修行を積み、それから由良半島等の地磯(渡船使用)→沖の島等の沖磯に挑戦する・・・という
釣行が良いと思います。
ベテランの方に同行して貰う方が、上達が早いと思います。
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