防波堤釣りの釣りの常識&トラブル対処法


 防波堤釣りの現状
 防波堤釣りは、数ある釣りの中で最も「個々の常識が問われる釣り」だと思います。
 何故ならば、防波堤には狙いの魚種が異なる数多くの釣り人が集まってくるからです。
 投げ釣りをする方が居れば、気配を殺してチヌ釣りをする方、集魚灯を使用してタチウオ
を狙う方等、防波堤では「何でもアリ」の様々な釣りが日夜行われています。

 そんな防波堤釣りで一番問題になるのは、やはり「他の釣り人とのトラブル」です。
 「他の釣り人とのトラブル」の中で最も多いのが、他の釣り人との仕掛けの絡みです。
 潮の流れや他人様の仕掛けの位置等を全く考慮しないで釣りをすると、一瞬で仕掛けが
絡んでしまいます。

 また、他の釣り人との釣法の違いによるトラブルも少なくありません。
 静かにチヌ釣りをしている先客が居る横で、いきなり集魚灯を明々と焚き、釣りを始める
方が居られますが、これは完全にマナー違反です。
 しかし、日常的に集魚灯が焚かれているような釣り場に「チヌ釣り」で入るのは無理が
あるので、チヌを釣ろうと思えば日頃から、その釣り場に精通しておく必要があります。


 先客の方が居たら・・・
 基本的に防波堤の釣り座は「早い者勝ち」です。
 後から無断で無為やり狭い所に割り込む行為は、絶対にしてはいけません。

 もし防波堤に釣りに行った時に、もし先客の方が居たら、軽く挨拶を交わしておけば、後で
仕掛けが絡んでも、怒鳴られる事は無いと思います。
 また、先客の方の至近距離に釣り座を構えたい場合は、「ここで釣りをしても良いですか?」
と、了解を得てからの方が良いと思います。
 それから、その防波堤で日常的に行われている釣りと大きく異なる釣りは、やはり慎むべき
だと思います。
 特に「投げ釣り」でポイントに入る場合、先客の方が静かにウキ釣りをしている所には、
近づかないのがマナーです。


 先客の方との釣り座の間隔
 松山及びその近郊の防波堤では、昼間は主にサビキ釣り、夜は主にタチウオの探り釣りの
釣り人で賑わっています。
 本来ならば、先客の方と「釣り竿プラス仕掛け分」長さで言えば最低でも10メートル程度の
間隔でサビキ釣りやタチウオ釣りが行えたら理想的です。
 自分又は先客の方が投げ釣りの場合は、隣の方とは最低でも20メートル程度の間隔が
欲しいところです。
 自分も投げ釣りで、先客の方も投げ釣りの場合は、50メートル程度の間隔が欲しいところ
です。


 危険なタチウオ釣り
 松山周辺では人気が高い防波堤からのタチウオ釣りですが、混み合い釣り場では注意が
必要です。
 松山周辺のタチウオ人気ポイントは、隣の釣り人との間隔が2〜3メートル程度になっている
事も少なくありません。
 タチウオは、ご存じの通り鋭い歯を持つ「危険物」です。
 タチウオ釣りでは、時合になると「危険物」であるタチウオが頭上を飛び交います。
 自分がヒットさせたタチウオは勿論の事、隣の釣り人がヒットさせたタチウオの動向
についても、十分に注意しなければなりません。


 防波堤の先端で釣りをする時は・・・
 防波堤の中でも、先端付近は潮通しも良くて好ポイントとなっている場合が多いものです。
 しかし、防波堤の先端付近は船の往来が激しくて釣り難いものです。

 釣り人の立場から見ると、「なぜ船舶は、防波堤の先端スレスレを通過するのか?」と疑問
を抱いている方は多いと思います。
 船舶免許をお持ちの方は御存知だと思いますが、船舶の出港時は青灯台(出港時に右手の
方向に見える防波堤)に接近する航路を取り、入港時は赤灯台(入港時に右手の方向に
見える防波堤)に接近する航路を取る事により船同士の衝突を回避しています。
 ですから、防波堤の先端で釣りをしているからといって、正規の航路を外す訳にはいかない
のです。
 青灯台側の先端付近で釣りをされている方は、特に出港する船に注意が必要で、赤灯台側
の先端付近で釣りをされている方は、入港する船に注意して下さい。

 できれば防波堤の先端付近での釣りは慎むべきなのですが、どうしても釣りがしたい方は、
通過する船舶が有る都度、仕掛けを回収するか、仕掛けを投入後に道糸にオモリを付けて
沈める等の対策が必要です。

 「通過する船舶にタックルを海に引き込まれた・・・」という様な苦情を、釣り雑記等で頻繁に
目にしますが、防波堤や漁港は釣りをする場所ではなく船舶を保管する場所なので、ゴネても
釣り人に100%勝ち目は有りません。

 「船の方が仕掛けをよけてくれるだろう・・・」的な期待は、全くしない方が良いと思います。
 沖で潮をかぶって帰港してくる船舶のキャビンの中からは、ラインが殆ど見えないし、視力が
衰えている年輩の方が操船している事が多いので・・・。

 隣の釣り人と仕掛けが絡んでしまったら・・・ 
 隣の釣り人と仕掛けが絡んでしまった場合は、たとえ相手側の過失でも、とりあえず一言
謝りましょう。
 もしも仕掛けの絡み具合がひどいようなら、潔く自分の仕掛けの方を切り、釣りを再開します。
 たとえ相手に過失があっても「お前が悪い」と相手を責めたり、不用意に相手の仕掛けを
カットしたりすると、思わぬトラブルに発展する場合がありますので注意が必要です。
 何時も、「譲りあいの精神」を忘れずに・・・


 私は超初心者です!
 防波堤釣りは、ベテランの方から初心者の方まで、様々のレベルの釣り人が混在しています。
 足下でのサビキ釣り程度ならば、釣りの経験が全く無い方でも、問題なく楽しめると思います。
 しかし、タチウオ釣りともなると、最低限のキャスティング能力が問われます。
 キャスティング能力については、飛距離よりも方向が重要です。
 「自分の思った方向に全然仕掛けが飛ばない・・・」という方は、混み合うタチウオのポイント等
には入らない方が良いでしょう。

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