メバルのページ
☆松山周辺のメバル事情
松山沿岸のメバルの釣期は、ここ近年は、大体12月後半から3月後半ぐらいまでの4ヶ月程度です。
渡船やフェリーで島に渡ると、4月後半ぐらいまでメバルを釣ることができます。
昔話で恐縮ですが、私は昭和の時代、ワンシーズンで40〜50回程度釣行し、年間1000匹以上は釣って
いました。
松山沿岸で釣れるメバルのサイズは、17〜18センチ級がアベレージで、1釣行で数匹程度は、20〜25
センチ級の良型が混じります。渡船で島に渡ると3〜5センチ程度サイズがUPします。
私は、主に夕まずめから2〜3時間に高浜町周辺の防波堤から釣りをする事が多いのですが、1釣行で
コンスタントに20〜30匹程度程度釣っています。
しかし平成の時代となり平成二桁年となった今では、松山近郊だとキープサイズを10匹釣るにも
一苦労するはずです。
フェリーで島に渡って一晩粘ると、かつては100〜200匹程度は釣れていましたが、松山沿岸同様に
メバルは減少傾向と小型化が続いています。
ここ近年、松山沿岸のメバルの魚影は、だんだん薄くなってはいるものの、釣り方や運次第では、
上記のような釣果を得ることができるはずです!?
☆タックル
メバルの釣り方には、ウキ釣りや探り釣り、ルアー釣り等様々な方法があります。
松山沿岸での、私のお薦めの釣り方は、「遠投ウキ釣り」です。
竿は、磯竿の1号程度、長さは5メートル程度のものを使用し、3号程度の道糸を巻いた小型スピニングリ
ールをセットします。ハリスは、昼間は0.6〜0.8号、夜間は1.5号を使用しています。
針は、「メバル専用10号」を使用した2本針仕掛けを多用しています。
ウキ下は、2ヒロ(約3メートル)を基本に、状況に応じて微調整します。
エサは、昼間はモエビやシラサエビ、夜間は日本ゴカイや活イカナゴを使用します。
☆釣り方
「遠投ウキ釣り」の場合は、まず仕掛けを投入します。メバルの食いが活発な時は、ウキがすぐに入ります。
ウキが入ったら一呼吸(2〜3秒)おいて軽く合わせると、メバルは容易に針掛かりします。しかし、ここ近年
の松山沿岸のメバルは「誘って釣る」のが常識です。特に,夜間の釣りでは誘いが重要です。
誘うスピードは、昼間は「1秒間に10センチ程度エサを動かす程度」、夜間は「1秒間に30センチ程度エサ
を動かす程度」を基本に、その日の状況に応じたスピードに微調整が必要です。
メバルのアタリは、昼間の釣りでは「ゆっくりとウキが入る」というアタリが大半です。ウキが入るスピードは、
メバルの型が良い程ゆっくりで、逆に「一気に消し込むグレのようなアタリ」は、15センチ以下の小型メバルが
大半です。
夜間の釣りでは、「常に誘いをかけている」という釣り方がメインになるので、基本的にはメバルのアタリは、
竿先でとります。竿先に感じるアタリは昼間同様に型が良い程小さく、小型ほど大きなアタリを竿先に感じま
す。アタリを感じたら、少し糸を送り込み、一呼吸(2〜3秒)待って軽くあわせると針掛かりします。
メバル釣りでは、合わせは「軽く竿を立てる程度」で十分です。鋭利な針先の「メバル専用針」は、ほとんど
「向こう合わせ」でメバルの口に針掛かりさせる事ができます。強い合わせは、メバルの群れを散らしてしまう
ので厳禁です。
メバルを針掛かりさせた後は、「メバルの首振りを感じる程度」に、ゆっくりとリールを巻き取る事が、メバル
釣りの基本でもありますし、醍醐味でもあります。強引にリールを巻くと、口切れでバラしてしまい、メバルの
群れを散らしてしまう結果となります。
取り込んだメバルは、素早く針を外して、エサを交換し、素早く仕掛けを投入します。この一連の動作が素早
く出来るかどうかが、メバル釣りでは特に重要です。メバルの時合いは短く(通常30分程度で、数分で終わる
事もめずらしくない)とにかく、釣れる時に数釣っておくことが肝心です。一度時合いを逃すと、1〜2時間程度
アタリが途絶えるケースが、メバル釣りでは多いようです。
それから、あまり知られていない話ですが、メバルのトゲには微毒があります。個体差はありますが、刺され
ると数時間痛むケースがありますので、取り込み時には注意が必要です。
☆ポイント
メバルのポイントは、「適度な潮流とガラモが生えている」という条件を満たしている所が最高です。
ガラモとは、正式名「ホンダワラ」と呼ばれる全長5〜10メートルの茶色の藻で、この藻の周囲にメバルが
多く生息しています。ガラモは、11月後半ぐらいから生え始めて、4月前半ぐらいには溶けて無くなってしまう
藻です。ただし、一部のガラモは、春になっても溶けないで周年生えています。めったにありませんが、周年
ガラモが生えているポイントは、年間を通じてメバルを釣る事ができる1級ポイントです。
☆マイポイント紹介
高浜3丁目防波堤
高浜3丁目防波堤は、私がメバル狙いで最も多く釣行するポイントです。
場所は、伊予鉄高浜駅と松山観光港の中間ぐらいの所(道路が急カーブになっている所)から伸びている防
波堤です。この防波堤の1級ポイントは、防波堤の最初の角(1個目の水銀灯の所)付近です。
狙いの潮は、中潮〜大潮にかけて(満潮時刻が午後8時〜11時ぐらい)がベストで、夕まずめからの半夜
釣りで狙います。ポイント付近の潮流は実に複雑で、流速も速い所なので、初めての方は戸惑うと思います
が、「このポイントを釣りこなせば、他のどこでもOK」と断言できる程の教科書的なポイントですので是非チャ
レンジしてみてください。釣れるメバルのサイズは、15〜25センチ級と、まずまずです。
このポイントの攻略方法は、まず、防波堤の最初の角の外側に釣り座を構えます。外側一帯はテトラが積ま
れていて足場が悪いので十分注意してください。
満ち潮時は、左から足元をかすめて沖(興居島方向)に向かって本流が流れているはずです。この本流に向
かって、ゆっくりと右方向からの引かれ潮にメバルの群れが居るはずです。
引き潮時は、右(観光港方向)から左(四十島方向)に本流が走りますので、仕掛けを左方向に投入して右
方向への引かれ潮を狙ってください。
本流と引かれ潮の境目付近でアタリが集中します。
このポイントでのメバルは、「回遊志向」が強いので、かなり沖(30メートル程度)までチェックを入れる必要
があります。
尚、防波堤の外側一帯には、ガラモがびっしりと生えていて、メバル釣りが釣りが可能です。この藻の中
にもメバルは数多くいますので、足元に注意しながら探り歩いてみてください。
このポイントでは、30センチ級の大メバルや大カサゴ、70センチオーバーのスズキ等がヒットする可能性が
ありますので、夜釣りのハリスは1.5号程度がお薦めです。
それから、対岸の防波堤(観光港方向)でもメバル釣りが可能です。防波堤の外側一帯から「ガラモの際」
をウキ釣りで狙うか、底オモリでの胴付き仕掛けで広範囲を探ります。
黒岩海岸
黒岩海岸は、「磯場からのルアー釣り」でメバルを狙うのが有名ですが、エサ釣りで狙うと、ルアー釣りの数
倍の釣果が得られます。
磯場でも、もちろん釣れますが、エサ釣りだと電線工場の裏付近でも数釣れますので、こちらをご紹介しま
す。このポイントは、昼,夜ともにメバル釣りが可能ですが、全般的に水深が浅いので潮位が高い時を狙って
釣行してください。
電線工場の裏の護岸には、階段が2ヶ所ありますが、北側の階段付近がポイントになります。
北側の階段付近から北側一帯は、ガラモがびっしり生えていますので、藻の際をウキ釣りで狙います。沖
の方にも所々に藻が生えていますので、特に夜釣りでは、こちらの方も狙ってみてください。沖のガラモの周
囲では、夜釣りで20センチ級の良型が連続ヒットする可能性があります。
白石ノ鼻
通称「白石の鼻」付近もメバルの魚影が濃い所です。
ただし、磯場付近は足場が悪いので、十分注意してください。
私のお薦めポイントは、祠(ほこら)の前です。神様の前で釣りをすることは不謹慎かもしれませんので釣り
を始める前に、祠に向かって一礼しておきましょう。
祠の前付近は非常に水深が浅くて、干潮時は干上がるポイントです。したがって、中潮から大潮の満潮前
後を狙って釣行しないと釣りになりません。
釣り方は、祠の前に立ち、興居島の神埼方面に向かって、遠投ウキ仕掛けを大遠投します。30メートル以
上遠投出来れば理想的ですが、とにかく水深が浅いので飛距離が足らないと、ウキ下1ヒロでも即根掛か
りします。釣れるメバルのサイズは、20〜25センチと松山沿岸ではトップクラスの良型が揃いますが、ここ
のポイントは、数釣りは望めません。良く釣れても10匹程度でしょう。
尚、祠の前は夜釣り限定のポイントですが、夜間は非常に不気味ですので2人以上で釣行した方が良い
でしょう。
白石ノ鼻東海岸
通称「白石の鼻」と、勝岡の運転免許センターの中間くらいに、昔、大規模な「がけ崩れ」をした場所があ
ります。がけ崩れの修復跡の前付近がメバルのポイントです。
ここのポイントの攻略法は、「とにかく遠投」です。50メートルぐらい沖にガラモが生えていますので、この
ガラモに向かって遠投ウキ仕掛けを投入します。ガラモの周囲5メートル以内に仕掛けを投入出来たら、ほ
ぼ100%アタリがあります。ただしガラモから10メートル以上離れると全くアタリがありません。
遠投に自信がある方は、是非一度チャレンジしてみてください。メバルの型は良く、20センチ級の良型が
揃います。尚、ここのポイントは夜釣りが基本ですが(昼釣り用のエサでは遠投出来ない為)昼間にゴムボ
ート等で、ガラモの真上にアンカリングして、のべ竿で釣るという選択肢もあります。
興居島(ハンニャノ鼻)
このポイントは、フェリーで興居島に渡り相子の浜を歩いて行くか、渡船で渡るかのどちらかの手段で、ポ
イントに入ります。潮流が非常に速いので上級者向きのポイントです。
足場も悪く、非常に釣りにくいポイントですが、「ガラモや隠れ根の際を攻める、本流の引かれ潮を攻める」
といった基本さえ守れば、3桁釣りも夢ではありません。
釣れるメバルのサイズは、15〜25センチ級と良型が揃いますし、1釣行で25センチオーバーも数匹混じ
って釣れます。昼夜共に釣れますが夜釣りの方が良型が揃います。
尚、フェリー便で、歩いてポイントに入る方は、中潮〜大潮の干潮時以外、ポイントが孤立して歩いて行き
来不可能になりますので注意が必要です。ちなみに歩いてポイントに行く際の所要時間は、約20分程度
必要です。
興居島(戸ノ浦鼻)
このポイントも、フェリーを使用して鷲ヶ巣海岸を20分程度歩くか、渡船で渡るかのどちらかの手段でポイ
ントに入ります。このポイントも満潮時は孤立します。
このポイントの攻略法は、中〜大潮時に釣行して、潮位が高い時は、ガラモの際を遠投ウキ仕掛けで攻め
ます。潮が引いてきたら、一番南側の「離れ岩」に飛び渡り南向きを釣ります。
この一番南側の「離れ岩」の最高の時合いは、干潮からの満ち込みの潮です。中〜大潮だと干潮の時刻
は午後2時〜4時頃となりますが、この干潮からの満ち込みの潮で良型が連発します。なお、この離れ岩
は、干潮時以外は孤立しますし、満潮時は水没しますので注意が必要です。
メバルのサイズは、15〜25センチ程度です。昼、夜共に釣れます。
中島町(大泊の防波堤)
メバル天国、中島町には、メバルのポイントがたくさんあります、その中でも安定してメバルが釣れるのが
大泊の防波堤です。大泊の防波堤は、中島の北東端に位置していて、北西風が吹いても風裏になるポイン
トです。防波堤の外側一帯のどこでも釣れます。
メバルの型は15〜25センチ級が大半ですが、1釣行で数匹程度は25センチオーバーが混じります。
昼、夜ともに釣れます。潮は中〜大潮が良いと思います。
釣行パターンは、昼すぎのフェリーで中島に渡り、翌日の午前中のフェリーで帰るというパターンが良いで
しょう。この釣行パターンなら3桁は楽にクリアーできます。
☆メバルの体色の謎
魚好きの方ならお気づきの事と思いますが、メバルは様々な体色のやつが釣れます。赤いのや黒いの、
緑っぽいのや金色のやつ等細かく観察すると10種類以上の体色を確認しています。
「別にメバルの体色なんてどうでもいいじゃないか」と思われるかも知れませんが、メバル釣りを極めるには
最低でも3種類程度には分類したいものです。
私は、大雑把に下記の3種類(赤,白、黒)に分類してメバル釣りを楽しんでいます。
赤メバル(赤色〜金色系統の体色のメバル)
赤メバルは、主にガラモの中やその周囲をテリトリーとして活動しているメバルです。しかし、時合になると藻
場から離れたポイントでも釣れることがあります。基本的に赤メバルは、15センチ以下の小型がほとんどで2
0センチ以上の良型は、あまり釣れません。相対的に赤メバルは、あまり大規模な群れを作らないのであまり
数釣りはできませんが、藻場に仕掛けを入れるとほぼ確実にヒットします。不漁の際の「お土産をキープした
い」時に非常に心強い存在なのが赤メバルです。
ちなみに赤メバルの釣れ方で、その日の釣りの好不調を予測する事ができます。
「藻場から離れた場所で赤メバルだけが散発的に釣れる」というケースを想定して考えると、赤メバルが藻
場を離れて活動しているので、そのポイントは時合ですが、最も数釣りができる白メバルが釣れない限り、数
釣りは期待できません。また、藻場の中でも赤メバルも釣れない」となると事態はさらに深刻で、そのまま釣
りを続けるとボーズの可能性が高いので、ポイントを変える等の対処が必要です。
白メバル(銀色〜緑色〜茶色系統の体色のメバル)
白メバルは3種のメバルのなかでは一番行動範囲が広く、また大きな群れで行動するメバルです。
しかし、行動範囲が広く回遊志向が強いがゆえに時合は短く、「一晩で数十分程度の時合」というのが普通
です。日によっては、「一晩で数分の時合」というケースもザラで、とにかく釣れる時に数釣っておくという事が
白メバル釣りの鉄則です。
黒メバル(黒色の体色のメバル)
黒メバルは、赤や白メバルと比較すると生息数が著しく少なくて、松山沿岸では「幻のメバル」と言っても過言
ではありません。大体、数百匹に1匹の希少なメバルで味も良く、地元でも「本メバル」という名称で珍重され
ています。基本的には黒メバルは、群れを作らず単独で活動するメバルなので、狙って釣れるものではあり
ません。相対的に黒メバルは大型が多く、ほとんど20センチオーバーです。主に海底近くに生息しているメバ
ルですので、浅いタナで黒メバルが釣れたら時合到来です。ただし赤メバル同様に「黒メバルが釣れた」から
といって必ずしも大釣り出来るとは限りません。爆釣のキーポイントは白メバルが握っているからです。
ただし、黒メバルが釣れたポイントは「場荒れの少ないポイント」であるといえますので、一発爆釣の可能性
を秘めた有望な釣り場だと推測できます。
黒メバルは、ヒットすると非常にパワフルなファイトで楽しませてくれます。25センチ級ともなると、針掛かり
した瞬間、グレのように根に向かって走りますので、足元のテトラや磯に潜られないように注意して下さい。
メバルという魚については、まだまだ不可解な部分が多くて、研究の余地が相当にあるといえます。釣り人
同士での情報交換を密にして、謎を一つ一つ解明していこうではありませんか。皆様からの情報をお待ちして
います。
松山周辺の5種のメバル
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