キス、ベラのページ
☆松山近郊のキス、ベラ事情
松山近郊での、キスやベラの釣期は、だいたい5〜11月です。
キスは、5〜6月頃が、最も良型が期待できるシーズンです。
ベラは、シーズン終盤の10〜11月の「冬眠前の荒食い」の時期が、最も数&型共に期待できます。
尚、松山近郊では、ベラと言えば一般に「キュウセン」を指しますが、実際に釣りをしていると、南方系の
「ササノハベラ」の方が数釣れます。ちなみに、「ササノハベラ」は、私が子供の頃は、全然釣れませんでした
が、水温の上昇の関係か?年を追うごとに魚影が濃くなっています。食味は、ササノハベラよりもキュウセン
の方が、私は美味しく感じます。他地域では「猫またぎ」などと呼ばれるなど、評価の低いベラですが、松山
近郊では「100グラム当たり300円前後」の値段がつく高級魚扱いをされています。シーズンになると「ベラ
狙い専門の遊漁船」も出船します。
☆タックル
投げ釣りでキスやベラを狙う場合のタックルは、4メートルクラスの投げ竿に大型スピニングリール(投専リー
ルが望ましい)をセットして、道糸は3号程度のナイロン糸を200メートル以上巻きます。道糸の太さに合わせ
たテーパーライン(力糸)を接続し、25〜30号程度のオモリの付いた(投げ釣り用天秤)を使用します。天秤
の種類は沢山ありますが、私は「飛距離が出て着水音が小さい海草天秤」をメインに使用しています。
仕掛けは、市販のキス釣り仕掛けで十分釣れますが、自分で作る場合は、ハリスを2号程度を使用して、針
は「キス専用10号程度」を使用します。針の数は、3本程度が無難です。餌は、「日本ゴカイ」がベストだと思
います。
ボートから釣る場合は、「オモリ負荷30号程度」の船竿に水深に見合ったオモリを使用します。船竿の代わ
りに「ルアーロッド」を使ってもかまいません。
☆釣り方
投げ釣りの場合は、出来るだけ遠投して、ゆっくりと竿で誘いをかけます。竿での誘いをかけるスピードは、
一般に「時計の秒針の速さ」といわれています。すなわち「15秒間で90度の角度」で竿で誘いをかけると
いうことです。しかし、外道でフグやヘゴチ等が多く掛かる場合は、やや誘いのスピードを早くしてください。
アタリは、キスの場合は「シャープな大きなアタリ」を感じます。25センチ級以上の大型のキスになると、
竿先を1メートル程度引き込む場合もあります。キスのアタリを感じたら、すこし竿先を送り込んで、確実に
針に乗ったらリールを巻いて取り込みます。アワセは、キス釣りに関しては不用です。また、慣れてくると、
2匹目3匹目の「追い食い」をさせることも可能ですが、慣れないうちは、1匹ずつ取り込む方が無難です。
ベラの場合は、アタリが非常に小さく「竿先がかすかに震える程度」のアタリしか感じません。ベラのアタ
リを感じたら、とにかく「即アワセ」が鉄則です。アワセをしなかったら、餌を取られてしまいます。
根掛かりの多いポイントでは、「置き竿」でアタリを待ちます。
ボート釣りの場合は、ボートの真下を釣るよりも、すこし投げて「投げ釣り感覚」で攻める方が数釣れます。
水深が20メートル以下の浅いポイントでは、エンジン付きのボートよりも、手漕ぎボートの方が良く釣れま
す。
☆ポイント
キスに関しては、松山近郊では意外とポイントが少なく、「ポイント選定」が極めて重要になります。基本的
には、「遠浅の砂浜」がキスのポイントになりますが、松山近郊では、それほど多くはありません。
ベラに関しては、ポイント選定にそれほど神経質になる必要はありません。それこそ「どこでも釣れる」魚だと
私は思います。ただし、「100%砂地」の地質のポイントには、ベラは少ないですね。
尚、キスのポイントは、「海水浴場」になっているケースが少なくありません。海水浴シーズンには、出来るだ
け早朝に釣行して、海水浴客が繰り出す時間(朝の10時頃)には納竿しましょう。また、外道で釣れたハオコ
ゼ等の毒魚の処理についても配慮が必要です。
☆マイポイント紹介
@興居島(鷲ヶ巣海岸)
☆釣り方・・・投げ釣り(良型キス狙いは70メートル以上の遠投を要する)
☆潮・・・中〜大潮の満ち込み狙い
☆型・・・キスは15〜30センチ級、ベラは15〜25センチ級
☆数・・・キスをメインに30匹以上可能
☆アドバイス・・・船越港から山超えで鷲ヶ巣へ向かって、海に下った所がポイント
松山近郊では「25センチ以上のキスが投げ釣りで狙って数釣れる」1級ポイント
高潮時は、護岸の道路の上から釣り、低潮時は、砂浜に下りて飛距離を稼ぐ
とにかく「遠投」が絶対有利で、飛距離が足らないと、小型のベラしか釣れない
鷲ヶ巣海水浴場一帯の砂浜からもキスは釣れるが、15センチ級の小型が多い
A興居島(相子の浜)
☆釣り方・・・投げ釣り又はボート釣り
☆潮・・・中〜大潮が良い
☆型・・・キスは、15〜30センチ級、ベラも15〜30センチ級
☆数・・・キス、ベラの比率は半々ぐらいで30匹以上可能
☆アドバイス・・・相子の浜全域と、浜から御手洗方向200メートルまでの護岸全域がポイント
浜からは、遠投する程、大型が釣れるが、20メートル程度の「ちょい投げ」でも釣り可能
夏季は、相子の浜で「貸しボート」も有り
護岸からは、「ちょい投げ」では、根掛かりが多いので、50メートル以上の遠投必要
B興居島(琴引鼻〜頭崎の海岸一帯)
☆釣り方・・・投げ釣り又はボート釣り
☆潮・・・中〜大潮が良い
☆型・・・キスは15〜25センチ級、ベラも15〜25センチ級
☆数・・・ベラをメインに30匹以上可能、キスは稀に釣れる程度
☆アドバイス・・・琴引鼻から頭崎までの約1キロメートルの海岸一帯ならば、どこでも釣れる
昔は、馬磯から山越えで釣行していたが、今は道路が出来て楽になっているかも?
キスは比較的少ないが、とにかくベラの魚影の濃さは天下一品
C松前町(塩屋海岸)
☆釣り方・・・投げ釣り
☆潮・・・中〜大潮の潮位が高い時
☆型・・・キスは15〜20センチ級、ベラは、あまり釣れない
☆数・・・キスをメインに10匹以上可能
☆アドバイス・・・時合は、ズバリ早朝の一時勝負
ジェットスキーが走りだすと、まず釣れなくなる
D伊予市(森海岸)
☆釣り方・・・投げ釣り又はボート釣り
☆潮・・・中〜大潮の満ち込み狙い
☆型・・・15〜25センチ級のキスがメインで、ベラも混じる
☆数・・・キスをメインに20匹以上可能
☆アドバイス・・・松山近郊では、最もポピュラーなキス釣り場
E双海町(上灘周辺)
☆釣り方・・・投げ釣り又はボート釣り
☆潮・・・小〜中潮が良い
☆型・・・キス、ベラ共に15〜30センチ級
☆数・・・キスをメインに30匹以上可能
☆アドバイス・・・投げ釣りの場合は、「赤灯台の防波堤」の外側一帯がポイント
大型キスは、遠投が有利
沖の「テトラの防波堤」の沖50メートル付近でボート釣りをすれば、最高に釣れる
☆キス釣りの魅力
キス釣りの魅力は、何と言っても、「小さな魚体に似合わない大きなアタリ」にあります。とにかくアタリは強烈
で、25センチ以上の大型になると、竿先を1メートル以上引き込む奴もいます。キスは、別名「小さな大物」と
も呼ばれています。キスの痛快なアタリを竿先に感じた時、私は「夏が来たんだな〜」と、何時も嬉しくなりま
す。 また、キスは非常に美味な魚です。塩焼きや天ぷらは絶品ですよ。
☆ベラの性別の話
ベラ(正式名キュウセン)は、性転換をする魚ということで知られています。
生まれた時は全部雌で、赤みが強い体色をしています。ところが、体長15〜20センチぐらいになると性転
換をして雄になります。雄は、青〜緑系統の体色となり非常にカラフルです。
私が生まれ育った松山市高浜町では、赤い体色のものを「スジギゾ」、青い体色のものを「アオギゾ」と呼ん
でいます。
戻る