グレ、チヌのページ

☆松山近郊のグレ、チヌ事情
 松山近郊で、グレやチヌを狙って釣っている方は、比較的少ないと思います。
 特に、グレは「四国南西部で磯から狙う魚」というイメージが強く、松山近郊では馴染みが薄い魚といえ
ます。松山近郊では、四国南西部のような大型グレは釣れませんが、30センチ級前後までのサイズなら
ば、狙って釣る事ができます。ライトタックルで挑めば、四国南西部の磯釣りと同様のスリリングな釣りが
楽しめます。
 チヌに関しては、グレよりは、松山近郊で狙っている方が多い魚だと思います。
 チヌ釣りは、松山近郊では、重信川河口付近での「バクダン釣り」が有名です。でも、私は「バクダン釣り」
は、性に合わず、殆どやったことがありません。私は、チヌを「フカセ釣り、又は投げ釣り」で狙っています。
 ここでは、グレは「フカセ釣り」、チヌは「フカセ釣りと投げ釣り」の釣法で解説していきたいと思います。

 松山近郊でのグレの釣期は、6〜11月ぐらいです。ただし、グレは、「真冬のメバル釣り」の外道で、バン
バン釣れる事もありますので、1年中狙えば釣れる可能性があります。
 チヌの釣期は、5〜12月ぐらいです。ただしチヌに関しても「真冬にひょっこりと!」釣れる時がありますの
で、グレ同様1年を通して釣るチャンスが有るといえます。


☆タックル
グレ、チヌのフカセ釣り
 松山近郊のグレ、チヌのフカセ釣りのタックルですが、松山近郊では「40センチオーバーのグレ」の可能性
がゼロに等しいので、ライトタックルで十分です。
 竿は、磯竿の1号前後を使用して、3号の糸を150メートル程度巻き込んだ小型スピニングリールをセット
します。ハリスは、昼間は0.8号〜1.5号程度、夜間は1.5号〜3号程度を使用します。針は、チヌ針の
1〜5号ぐらいのものを、ポイントや時間帯により使い分けます。
 エサは、サシ餌に「オキアミ生やジャンボアミ」、マキ餌に「オキアミ生プラスジャミエビ」を使用しています。
 ちなみに、四国南西部で多用されている「オキアミボイル」ですが、松山近郊では、今一つ釣れません。
チヌの投げ釣り
 チヌの投げ釣りのタックルは、同時に大型マダイも狙えますので、頑丈なタックルが必要です。
 4メートルクラスの硬調投げ竿に、大型スピニングリールをセットします。道糸は5号ぐらいのものを使用して
先端にテーパーラインを接続します。チヌの投げ釣りは、殆どが「50メートル以内のちょい投げ」なので、7号
程度の道糸を直結にされてもOKです。
オモリは、30号前後の「海草天秤」を、私は好んで使用しています。
 ハリスは7号前後、針は「丸セイゴ18号前後」大型の針を使用します。
 餌は、「コウジ」が入手出来れば最高ですが、1匹150〜200円もする高価な餌なので、おいそれとは手
がでません。「ユムシ」や「本虫」でも代用できます。


☆必釣法
グレのフカセ釣り
 松山近郊のグレは、非常に警戒心が強く、なかなか釣れません。見方によっては、「四国南西部のグレ」よ
りも、強敵です。撒き餌には群がってくるものの、サシエは、なかなか食ってくれません。
 松山近郊のグレを釣りこなす為の重要なキーワードは......
 @ハリスを極力細く長くする
 A撒き餌とサシエの同調
 Bハリスに角度をつける
 という3項目が重要になります。上記の3項目については、四国南西部の釣りでも重要ですが、松山近郊の
グレを釣るときは、よりシビアに追求していく必要があります。特にハリスの太さには敏感です。ポイントによっ
ては、0.8号のハリスを1号に上げただけで、全く食わなくなります。詳しくは、マイポイント紹介の項を参照に
して下さい。

チヌのフカセ釣り 
 チヌは、主に夜釣りで狙います。夜釣りでは、ハリスの太さにはそれほど神経質になる必要はありません。
とにかく太仕掛けで、確実に取り込んだ方が得策です。私は、夜釣りでのハリスは最低2号、大型のマダイ
が外道でヒットする可能性があるポイントでは3号を使用しています。
 夜釣りでのチヌのフカセ釣りでの最重点項目は、ズバリ「底スレスレのウキ下」です。「時々カサゴが釣れる
ウキ下」というのが理想的で、ハリスが完全に底を這っていても全然OKです。サシエが底から1メートル以上
上にあるときは、殆どチヌは釣れませんので、潮位に合わせてこまめなウキ下調整が肝心です。
 それから「チヌは光を嫌う」という事も常に頭の中に入れておかなければなりません。懐中電灯の灯りは勿
論の事、タバコの火をつける際にも「海に背を向けて......」という配慮が必要です。欲を言えば、「電気ウキの
灯り」にも気を使って頂ければ完璧です。「新品の電池が装着された電気ウキ」は、光が強すぎてチヌが警戒
しますので、出来れば「ある程度電池が消耗した電気ウキ」を使って下さい。

チヌの投げ釣り
 この釣りも、基本的には夜釣りが主体となります。松山近郊では、「マダイが本命で、チヌはオマケ」という感
じというのが本音だと思います。この釣りは、正直言ってあまり確率の良い釣りではありません。1釣行で1枚
釣れれば上出来で、2〜3釣行で1枚というのがこの釣りの常識です。
 チヌの投げ釣りでは、とにかく「我慢」の釣りとなります。外道で、アナゴが相当数釣れてきますが、ひたすら
我慢!チヌの投げ釣りでのポイントは、潮が速く、根掛かりが多発しますが、ひたすら我慢!です。
 とにかく我慢や忍耐が要求される釣りですが、テクニック的には、それ程高度な技は要求されない釣りだと
思います。注意事項としては、外道?の大型マダイに竿を引っ張り込まれないような対策が必要です。ドラグ
の無い「投げ専リール」は、この釣りには不向きです。


☆アタリ
 グレ
 グレのアタリは、ウキが一気に消し込むような豪快なアタリが大半です。ウキが入ったら、即合わせて下さ
い。待つ必要は全くありません。

 チヌ
 チヌのアタリは、グレとは対照的な「静かで繊細な」アタリです。
 チヌの場合は、ウキ釣りだと、小さな前アタリがあり、その後ゆっくりとウキが沈んでいって、水面下30セン
チぐらいの所で一旦ウキが止まります。その後、ゆっくりと海底深くウキが沈んでいきますので、ここで合わ
せて下さい。
 投げ釣りの場合は、竿先に小さな前アタリがあって、竿尻が浮くような本アタリがあります。餌にコウジや
ユムシを使用していると、食い込みにやや時間が掛かりますので、じっくり待って食い込ませます。合わせ所
は、大きな本アタリを確認してから一呼吸おいて、やや強めに入れてやります。


☆取り込み
 グレのフカセ釣り
 松山近郊のグレ釣りでは、非常に細いハリスを使用します。基本的には0.8号を最も多く多用します。この
0.8号という細いハリスでのやり取りを考えると、相手が25センチ以下のグレならば比較的楽な展開で事が
運びます。しかし、25センチを超えると、難易度が大幅にアップします。30センチ級ともなると、少しのミスも
許されません。でも、この「細ハリスでのグレとの攻防」が、松山近郊でのグレ釣りの醍醐味でもあります。
「50センチ級のグレを2号のハリスで取る」のと同じぐらい「30センチ級のグレを0.8号のハリスで取る」のは
難しいと思います。
 松山近郊のグレも、四国南西部のグレと同様に、針掛かりしたら根に向かって走ります。ですから、ハリス
の強度内で最大限に強引に取り込む必要があります。万が一根に入られたら、糸を緩めて根からグレが出て
来るのを待ちます。でも最大で5分程度待っても出てこない場合は、アウトです。潔く糸を切って次の獲物を
狙った方か得策です。

 チヌのフカセ釣り
 チヌのフカセ釣りの場合は、私は夜釣りで2号以上のハリスを使用していますので、取り込みは楽勝です。
 たとえ相手が50センチ級の大型のチヌでも、2号のハリスならば問題ありません。ただし、稀に外道で大型
マダイがヒットする場合があります。大型マダイは、ヒットした瞬間、大抵は数十メートル走りますので、糸を
出して対応します。

 チヌの投げ釣り
 チヌの投げ釣りの場合は、太いハリスを使用していますので、取り込みに関しては何の問題もありません。
 でも、大型のマダイがヒットした場合は、魚の動きに合わせて糸を出し入れしなければなりません。

 尚、フカセ釣り、投げ釣りを問わず、良型は玉網を使って慎重に取り込んだ方が良いと思います。


☆マイポイント紹介
 興居島(琴引鼻) 
 このポイントは、基本的には渡船を使わないと入れませんが、その分魚影が濃く、内容が濃い釣りが楽しめ
ます。ここでは、チヌ&グレのフカセ釣りと、チヌの投げ釣りが楽しめます。このポイントは、中〜大潮を狙って
昼過ぎに渡船で渡り、翌朝まで釣りをするパターンが良いと思います。
 ここのポイントの定員は、2人です。3人になると非常に釣り辛くなります。
 グレのフカセ釣りは、主に昼間の満ち潮を狙います。満ち潮だと、左から右方向の沖に向かって本流が流
れます。この本流に向かっての右方向からの「引かれ潮」がぶつかる所が、最高のポイントです。グレの型
は、最高35センチ程度のものを確認していますが、もっと大型のグレも居るはずです。昼間のグレ狙いの時
のハリスは、1.5号がベストです。このポイントでは、外道も豊富で、メバル、カサゴ、海タナゴ、アジ、ハギ
等の季節の魚達が、竿を曲げてくれます。
 チヌのフカセ釣りは、夕方から夜にかけて狙います。ハリスは、2〜3号を使用します。
 チヌの投げ釣りも夜間に狙います。このポイントでのチヌのサイズは、35〜50センチ程度といったところで
す。

 興居島(戸ノ浦鼻)
 このポイントは、渡船で渡るか、フェリー便プラス徒歩でポイントに入ります。ここでは、チヌ&グレのフカセ
釣りが楽しめます。このポイントも、中〜大潮を狙って昼過ぎにポイントに入り、翌朝まで釣りをするというの
が理想的です。ここのポイントの定員は、3人程度です。
 グレのフカセ釣りは、主に昼間の満ち潮を狙います。潮位が低いときは、南端の離れ磯に飛び渡り、ここ
から釣ります。ただし、潮位が上がってくると孤立しますので注意が必要です。潮位が高いときは、南端の
離れ磯から50メートル程度「這磯鼻」方向に移動して、白い三角印(海底ケーブル)の標識の前の磯から
竿を出します。
 ここでの昼間のグレ狙いのハリスは、0.8号が基準となります。1号以上になると、極端に食い渋ります。
 ここでのグレのサイズは、20〜30センチ級です。20センチ以下の「コッパグレ」も多数釣れますが、小
型のグレは、リリースしてあげて下さい。このポイントも、外道が豊富で、メバル、カサゴ、海タナゴ、アジ、
ハギ等の季節の魚が釣れます。
 チヌのフカセ釣りは、夕方から夜にかけて狙います。ポイントは、グレと同様「南端の離れ磯&海底ケー
ブル標識前」が狙い目となります。夜間のチヌのフカセ釣りの時は、大型のマダイがヒットする可能性が有
りますので、3号のハリスがお薦めです。チヌは、30〜50センチ級がヒットします。

 黒岩海岸
 このポイントでは、チヌ&グレのフカセ釣りと、チヌの投げ釣りが楽しめます。
チヌとグレのフカセ釣りは、潮位が低いときに、磯場から狙います。主にグレは昼釣り、チヌは夜釣りで狙い
ます。グレのフカセ釣りのハリスの太さは、0.8号が基準となります。外道で、メバル、カサゴ、海タナゴ、
ハギ等も釣れます。
 チヌのフカセ釣りは、夜釣りで磯場から狙います。黒岩海岸は、全体的に水深が浅いので、「こんな浅い
所でチヌが釣れるの?」という疑問を抱く方が多いと思います。でも夜間は、水深1メートルもあれば十分
チヌが釣れますので、自信を持ってチャレンジしてみて下さい。
 チヌの投げ釣りは、電線工場裏付近の磯場からの釣りとなります。潮流が非常に速いので、潮止まりの
時間帯を狙っての釣りとなります。夜間に「30〜50メートル程度の近投」で狙います。外道で大型マダイ
がヒットする可能性がありますので、太仕掛けで挑みましょう。
 黒岩海岸沖の「四十島」も、グレ、チヌが釣れます。

 高浜周辺の各漁港
 高浜周辺の各漁港にも、グレは生息しています。でも、この地域では、殆ど「グレを本気で狙っている」釣
り人は居ません。この地域でのグレのサイズは、20センチ級の小型が中心です。しかし、この小型グレが
なかなかの強敵で、なかなか釣れません。この地域でのグレを釣ろうと思えば、ハリスを極限まで細くして
マキエとサシエを同調を心掛ける等のテクニックが必要となってきます。「たかが20センチ級のグレを相手
に、そんなに熱くならなくても......」と思われるかもしれませんが、グレ釣りに一家言をお持ちの方は、是非
一度チャレンジしてみて下さい。高浜周辺のグレを釣りこなせるようになれば、四国南西部のグレなんて
楽勝です。

 白石ノ鼻
 このポイントでは、昼間はグレのフカセ釣り、夜はチヌのフカセ釣りが楽しめます。
 昼間は、0.8号のハリスが基準となります。外道で、メバルやカサゴ、ハギ等が釣れます。
 昼間は、磯場からグレを狙います。しかし、白石ノ鼻の磯場は、足場が非常に悪いので、十分注意して
下さい。グレの型は25センチ以下が主体です。
 チヌのフカセ釣りも、磯場からの釣りがメインになりますが、大潮の満潮前後の時間帯のみ「祠前」から
釣りが可能です。祠前(ほこら)から向かって右方向に、やや深み(といっても水深2メートル弱)を狙いま
す。ここでのチヌのサイズは、30〜40センチ級が主体となります。
 白石ノ鼻は、数年前から、非常にルアー釣りが盛んで、シーズンになると常時10人以上の方が入って
います。ですから、ここ近年は、「日中のんびりとフカセ釣りを楽しむ」という感じではありませんが、その
分、グレの魚影が濃くなっている可能性もあります。ルアー釣りをされている先客が居ないときに、是非
ともチャレンジして欲しいポイントです。ちなみに、このポイントのグレも、なかなかのお利口さんです。マ
キエには群がってくるものの、なかなかサシエを食ってくれません。

 長浜町〜保内町にかけての地磯
 長浜町〜保内町にかけての地磯も、グレやチヌの好ポイントが目白押しです。素人目で見て、「あの地磯
は釣れそうだ」というポイントは、全て釣れます。グレは、20〜30センチ級、チヌは30〜50センチ級が狙
えます。グレは、昼間にフカセ釣りで、チヌは、夜間にフカセ釣りで狙います。

 佐田岬半島先端部
 松山からは、ちょっと距離がありますが、佐田岬先端部まで足をのばすと、随分グレも釣り易くなります。
 串漁港から1キロメートル程度西の「長崎鼻」や、同じく串漁港から1キロメートル程度東の地磯などへは
相当通いました。佐田岬周辺の地磯は、30〜40センチ級の「四国南西部サイズのグレ」が十分に狙え
ます。ただし、渡船を使わずに釣行する場合は、非常に疲れます。各ポイントとも「30分程度の山道歩き」
を強いられますので、健脚向きといえます。

 「疲れる釣りは嫌だ」という方や、ご家族連れの方には、「伊野浦の波止場」がお薦めです。ここは、波止場
の上まで車を乗り入れ出来ますので、楽チン度は最高です。ここでは、波止場でありながら、30センチ級の
グレや、50センチ級のチヌが狙えます。メバルやカサゴ、ハギ類の「美味しい外道」も豊富です。

 佐田岬では、グレやチヌは、フカセ釣りで狙います。グレは昼間、チヌは夜間が主ですが、チヌは時々昼間
も釣れます。

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