『ケルトの白馬』 御気楽日記2002.01.26分



「見たか? われわれの兄弟が、ここにいるぞ」


書名: 『ケルトの白馬』
著者:ローズマリー・サトクリフ
訳者:灰島かり
発行所:ぽるぷ出版
ジャンル:歴史小説
おすすめ度:☆☆☆☆☆


 緑の大地に描かれたのびやかな白馬の地上絵、「アフィントンの白馬」。この地上絵がどのようにして 描かれたのかを、作者サトクリフが物語りを紡ぎ出しています。(どんな地上絵か見たい人は上記の 書名をクリックしてみて下さい。アマゾントッドコムの「ケルトの白馬」のページへリンクして ますので、書籍表紙の「アフィントンの白馬」の写真が見れます)

 はじめて読んだ、サトクリフの本でした。そして惚れました。

 族長の息子として生まれたルブリン。しかし、彼はものを創り出すことを宿命のように 魂に刻み付け生まれてきた少年だった。そんな主人公と魂を分け合うような親友、ダラ。 二人は夢を見る。一緒に北にあるという広い草原の国へ行こうと。

 竪琴引きが語る古の大移動の歌。青銅の盾に刻まれた三重、四重の流れる曲線。 族長の館の大広間の、頭上の梁から見下ろしてくる生首のミイラ。文章のひとことひとことから 世界が彩りをもって立ち上がってきます。

 ルブリンとダラの夢はかなったのか−? 
 地上絵を描くこととなったルブリンが、絵に魂を込めるために行ったこととは−?
 ぜひぜひ物語をお楽しみくださいませ。


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