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『ザ・ロック』 (1996・米)
監督:マイケル・ベイ
製作:ドン・シンプソン/ジェリー・ブラッカイマー
出演:ニコラス・ゲイジ/ショーン・コネリー/エド・ハリス
ジャンル:アクション
おすすめ度:☆☆☆☆☆




 テレビで放映していたこの映画をなに気なく見ていたのが、そのままずっぽりという感じです。 どこらへんにずっぽりなのかというと…

 まずは俳優がツボでした。渋い俳優、こいつに弱いのです。いわずとしれた、貫禄たっぷりの ショーン・コネリー。そして、気弱そうな俳優にも弱い。というわけで、ニコラス・ゲイジ。 このコンビがよろしい。つけくわえて言えば、渋いのがもう一名。敵役でエド・ハリス。

 エド・ハリスがショーン・コネリーに負けじと魅力を放っています。エド・ハリス演じる ハメル准将、男も惚れる男という感じで、ハメルに感情移入してしまう人は少なくないはず。

 ストーリーはハメルからはじまる。ベトナム戦争や湾岸戦争の英雄、ハメル准将。しかし、彼は 戦争時の機密の作戦により戦死した兵士たちの名誉や、遺族への補償が充分になされていない ことに憤りを感じていた。政府に要求をのませるために、彼は部下を率いてVXガス爆弾を 武器庫から略奪すると、今は観光地となっている、かつての悪名高きアルカトラズ刑務所 へと立てこもった。観光に来ていた一般市民の人質と、ハメルはVXガス爆弾の照準をサンフランシスコ へとあわせた。政府への要求は遺族への補償として、40時間以内の1億ドルの支払いだった。

 そんな、彼らに対するのが、VX爆弾の解体のためアルカトラズに向かうことになるFBIの グットスピード(ニコラス・ゲイジ)と、33年前にアルカトラズ刑務所から、脱獄した唯一の人物 であるメイスン(ショーン・コネリー)である。グットスピードは科学兵器のプロだが、戦闘経験には 乏しく頼りない。またメイスンは実は元英国諜報部隊員(=元SAS)であり、ある事情により、 戸籍すらも抹消され幽閉されていた人物である。

 グットスピードとメイスン、そして彼らの護衛としてSEALの精鋭がアルカトラズ刑務所へと 侵入することとなる…。

 山場の一つが、ハメル准将とアルカトラズへと侵入するも発見されてしまったSEALとその隊長、 アンダーソン中佐(マイケル・ビーン)との会話。ハメルも、そしてアルカトラズ攻略を命じられた アンダーソンもお互いがお互いの信念を貫き通す。

 かつて戦争時に援軍を得られずに部下を犬死させてしまい、その無念を晴らそう としているハメル、ハメルの部下たちに囲まれ絶対の不利の中、「部下を死なせたくなければ、武器を 置けと命令しろ」というハメルの言に真っ向から立ち向かうアンダーソン。国に挑むものと、 国に忠誠を尽くすものという、この二者の対決シーンは必見! 泣けます。ただのアクションものでは 終わらせない。

 しかし、そんな軍人さんたちに対して「父親のいない子どもを増やしたくたくなかったからな」 というメイスンの、妊娠中の恋人が図らずもサンフランシスコに来てしまったグッドスピードへのセリフが 実は一番大切なのかも。日常の幸せ。平凡な幸福。

 「本当は農夫か詩人になりたかった」という脱獄の天才は、今度こそ願いをかなえていることでしょうか?

 ザ・ロック特別編、DVDが2002.08.31発売なんである。買っちゃうかも。ちなみに、 ここから予告編にリンクをはっておくのでよかったらぞうぞ。→ ブエナビスタDVDラインナップ「ザ・ロック」のページへ


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