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1 風の記憶
3 さまよう猫 4 ポチ
7正義の使者
11 妄 想
16 英霊の塔
25 祖母の遺志 |
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スクロール↓
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G 熱 中 |
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まことは小学三年の時、長女の信子から新聞配達のアルバイトを引き継いだ。その日から、雨の日も風の日も毎日黙々と配り続けることになった。頭を使わないことを何度も繰り返す事は得意だった |
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が、無意味な暗記ものの勉強は嫌いだった。新聞配達のお金で買った模型(プラモデル)を作り始めると、もう熱中して止まらなかった。「まことー、ご飯よー!」次女のかつえがいくら呼んでももはや無駄だった。
まことは授業中もいつもうわの空であった。理科の時間になると、理科室の海亀の剥製が不気味に見えるのが気になりだすと、(何故だろう・・?)といつまでも見上げて考えていた。まことは自分にとって興味のある物以外、一つも熱中することが出来なかった。
二階の兄(のりお)の部屋には、美智子妃殿下の絵が貼ってあった。また姉(信子)の部屋の襖には、浩宮さま(赤ちゃん)のポスターが破れ隠しに貼ってあった。まことは学校から帰ってくるといつも、ぼんやりとそれらを眺めて過ごした。 まだヨチヨチ歩きの浩宮さまのカレンダー写真には、後ろで優しく見守る美智子様が写っていた。何となくまことは浩宮さまと自分が似ている感じがして、(何故だろう・・)と不思議に思いながらいつまでも見つめていた。。…略 |
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暖かい午後、まことは日だまりのゼンの部屋で、習いたての漢字を帳面に書いて練習していた。その時、兄ののりおが階段を上がって来た。 |
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「お、勉強してるな」のりおは近寄ってまことの書いた字を何気なく見た。「ん!」いきなり弟から帳面を奪い取った。「これ本当にお前が書いたのか?」「うーん、そうだよ・・」 師範が書いたようなあまりにも達筆な文字だった。「嘘つけ!」のりおは、まだ幼い弟がその文字を書いたことが信じられなかった。
まことは友達が「野球しよう」と誘いに来ても、ルールが覚えられなくて、馬鹿にされるのを恐れて、「ごめん、ちょっと用事があるけん・・」と言っていつも断わってばかりいた。自分の気に入った事だけを、ただただ何回も何回も繰り返していた。まことにとっての幼き日の思い出は、ある特殊な偏った部分だけが鮮明に刻印されていった。…略 |
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1 風の記憶
3 さまよう猫 4 ポチ
7正義の使者
11 妄 想
16 英霊の塔
25 祖母の遺志 |
ごあんない
まことのいた二階の部屋は、未来に起こる事柄を暗示するものに囲まれていた。
掛軸・絵・写真・文字は真理をめぐる兄と弟のすれ違う未来の関わりを暗示していた
まことは高砂の掛軸や遺影、浩宮さまの写真などを見ながら幼少期を過ごしていく。
学校では理科室の海亀の剥製を見ながら何か暗闇を予感する妄想も生まれていた。
記憶はやがて未来に起こる孤立で貫く閃きの使命の暗示だったことを悟る日がくる。
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英霊の嘆きを背負った少年はポチの悲哀を再現していく 幼い記憶はやがて辿る宿命の暗示であった…英霊ポチはウスに変身して、宝を生み出す訓練場にまことを導く「闇の声」を演じていく… |
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この小説は、なぞとき講座で引用解説する、ひらめきを生む記憶の回想物語です。
引用場面には、なぞときの手がかりが…。小説全体を通してお読み頂けば幸いです
ゼンの部屋でおこる兄と弟の未来の姿、暗示する内容は…本編で全巻を読みたい方は、フォームより |
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