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1 風の記憶
3 さまよう猫 4 ポチ
7正義の使者
11 妄 想
16 英霊の塔
25 祖母の遺志 |
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スクロール↓
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L 暗黒時代 |
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まことは中学生になった。学校の授業に全くついていけなくなり、どんなに努力しても、機敏な動作が出来なくなった。精神も肉体も何一つ思い通りにならないもどかしさを感じていた。 新聞配達だけは、自分の優先すべき大切な義務と感じて黙々と毎日続けていった。まことは全く勉強をしなくなり、成績は最下位になった。それでもゼンだけは、親戚の人が来る度に、昔とった「百点満点の答案用紙」を出してきてはしきりに自慢した。まことは祖母に過去の自慢しかさせてあげられない事を申し訳なく思った。 |
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幼いころから仲の良かった友達も、幼稚な心を引きずったまま成長が止まってしまったったまこととは話が合わず、だんだん離れていき、仲間はずれにするようになった。 すっかり自信を無くしてしまったまことは、次第に言葉少なくなり自分の殻に閉じこもっていった。やがて無口になったまことは、同級生から愚鈍で精神薄弱のおとなしい弱い人間と見られるようになり、まるで奴隷のように色々な無理難題を命令され、いじめられるようになった。 この裏切りのショックで極度の対人恐怖症と強い人間不信に陥っていった。
…略 |
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(何故、僕だけがこんなにもの覚えが悪く、意志薄弱の落伍者になってしまったんやろうか…?)まことは一人で悩み続け、性格がどんどん暗く沈んでいった。(学校に適合しない自分は、果たして生きている価値があるの…?。僕はこれでも生きていると言えるの…?)白痴のようになってしまったまことは自虐的になり自己卑下ばかりするようになった。 …略 |
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この頃、兄ののりおは東京に行ったまま、何年も帰って来なかった。
思春期の悩みを一番相談したい時に、頼り甲斐のあるのりおの姿はもう無かった。兄はこのころ、結核にかかった恋人との死に別れで、傷心して福岡の地を去ってから何年も帰ってこない状態であった。 …略 |
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1 風の記憶
3 さまよう猫 4 ポチ
7正義の使者
11 妄 想
16 英霊の塔
25 祖母の遺志 |
ごあんない
まことの心と体はまるで鉛のように重くなった。青春の光を追いかけず、憧れもしない。
闇の中に落ちて唯一人、白痴か死人のように、人生の悩みの深い底に沈んでいった。
これは英霊の通過した暗闇を背負い、共に課題を果たす条件の「死人」を演じていた。
気がつくとまことは、出征兵士の残した課題を果たす為に「墓に眠る死人」を演じていた。
生きる希望の光が見えないまるで墓の中にいるような状態になった。まっ暗闇を手探りしながら生きる意味を求めていた。真理という文字に関わる課題を求めていた。出征した若き兵士達を祀った忠霊塔の石碑を見上げて、不気味な霊気とブツブツと会話をしていた。
この頃から、自分の心を包んでしまった「闇」の謎を、全てを犠牲にしても解明したい課題を持つようになっていく。まことの第一に優先すべき課題として与えられたものは、生きる意味を教えてくれる真理に出会うことであった。その未来の課題を求めて必死にあがいた
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英霊の嘆きを背負った少年はポチの悲哀を再現していく 幼い記憶はやがて辿る宿命の暗示であった…英霊ポチはウスに変身して、宝を生み出す訓練場にまことを導く「闇の声」を演じていく… |
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この小説は、なぞとき講座で引用解説する、ひらめきを生む記憶の回想物語です。
引用場面には、なぞときの手がかりが…。小説全体を通してお読み頂けば幸いです
石碑を見上げて、不気味な霊気とブツブツと会話をしていた…本編で全巻を読みたい方は、フォームより |
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